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中国の写真に目が釘づけになった。

インスタに近所の咲く前の桜の写真をアップしていたら「いいね」してくれた中国人(?)がいて、その人のタイムラインを見に行ったらインパクトのある写真の数々。

孤獨異鄉人
https://www.instagram.com/lonely_stranger1979/

よくある系の都市風景なのかな?と思ってずっと見ていくうちに目が釘づけになりました。
ということで、まずは注目した写真を古い方から順にいくつかシェアしますね。

この方は割合、タテの構図が多い気がしますが、奥行き感が出せるので近景と遠景の対比ができますね。それとインスタグラムでヨコの写真は面積が小さくなってしまうので、そういう事情も考えているのかもしれません。

中国が発展して近代的になってきた勢いみたいなものが表現されているところが素敵です。

風景の中に「どう人を入れるか」というのはセンスなんだと思うけど、単にセンスだけじゃなくて目的があるわけですね。
手前側から下を見る人を入れて自分の視点を代弁させているような構図ですね。

近代的な都市の美しさと川の美しさ、そこに並んで流れる船の感じなど、とても綺麗に配置されていると思います。空が大きく入っているから圧迫感もありません。(自分だともっと街を入れちゃう)

都市ばかりじゃなく伝統的な町並みも押さえていますね。水に映る町の姿に色が入っていますよね。お洒落だなあ。

古くかつ庶民的な風景と近代的なビルとの対比だとハッキリ理解できます。
この方の写真は、主題が明確で、何を表したいのかが写真から見て取れるところが素晴らしいと思います。

お馴染みの兵馬俑ですね。
全体を整然とした繰り返しで表現するような単調さを避けて、明暗を被せている辺りが素敵だと思いました。こういう表現もありですよね、当然。

なんかよく分からないけど(笑)若々しく発散するエネルギーを感じますね。

新旧の対比だけじゃなく「都市は都市として描こう」という意思を感じます。

日本にもイタリアにもこういう場所がありますが、中国にもやっぱりあるんですね。絵葉書っぽくてオーソドックスだけどいい写真です。

こういうのって、ポルトガルだったかイタリアだったか、西洋の風景でも見たことがあります。「どんな傘か」という辺りで民族的なものが表現されていますね。

個人的に被写体の前に別の被写体を被せるのってあまり好きではないのですが、この方の場合「趣向としてこういうのどうですか?」と言っている感じがします。それに、どちらにもフォーカスが合っているのがいいです。明確です。

よく手間に大きく写っているものがボケちゃってて邪魔にしか見えない風景写真を見ますが、そういうものとは違いますね。

これも新旧の対比ですが、遠くに散らばって見えるのは鳥なのか旗なのか・・?
上海のビル群はよく写真でも見るのですが、こういう古い洋風建築の街並みもあるんですね。初めて知りました。

というわけで、自分の写真とは異質ではあるけど、きちんと基本を押さえた上で表現したいものがはっきり分かるように表現されている点に、とても興味を覚えたし、感心もしました。

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