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台湾の客車急行を追って #9
台南で501次を見送ると、午後の554次まで時間がある。今日は土曜日ということで旧新営糖廠(砂糖工場)の「五分車」を見に行く。台南から30分ちょっとの新営駅を出て、台南方向に少し歩くとナローの線路が敷かれている。
もともとこの先のヤード・機関区のあるところから郊外へDL牽引の観光列車が走っていたが、その区間は運休中。逆に台鉄駅側に延伸(復旧)して1kmくらいの短い区間を週末に運行中とのこと。
台湾の客車急行を追って #6
深夜1時をまわり、花蓮駅を出て近くのホテルにチェックイン。駅前のコンビニでおにぎりを買って部屋で食べる。翌朝も早いので、早々に就寝。ようやく長い一日が終わる。
翌朝は花蓮635発で台東まで乗車。昨日の花蓮行きの編成がそのまま充当される。花蓮から先は広い谷に広がる田園地帯を進んでいく。白い石でできた川幅の広い河原を何度も渡る。
小さな駅でも荷物の積み下ろしがあり、係員がホームで待機している。量的
台湾の客車急行を追って #5
宜蘭を11分後に出る特急「普悠瑪(プユマ)」256次に乗ると、終点の花蓮に日付が変わって017着。蘇澳新で554次を追い抜いていて、048着の列車をホームで待つ。到着は1番線で、荷物扱いの事務所が隣接している。
誰もいない深夜のホームで待っていると、荷物扱いの係員が話かけてきた。本日の最終列車でこの後接続列車は無いからだと思うが、荷物車の写真を撮りたいと(なんとなく)伝えると理解してくれたようだ
台湾の客車急行を追って #4
彰化で554次を見送って、後発の1736発の区間快車に乗る。この先、海線と台中を通る山線に分岐して「莒光」は海線を進み、区間快車は山線へ。区間快車は通勤電車だが、この区間で「莒光」を追い抜いて、新竹に1904着。16分の先着となる。
新竹駅は日本統治時代の駅舎が健在で、その塔のような部分がライトアップされていた。明るい時間に駅舎もじっくり撮ってみたいものだ。ここで編成写真を押さえておく。電気機関
台湾の客車急行を追って #3
「莒光」は、本線系の全ての区間で運転されてはいるが、すでに上下12列車が残るだけとなっている。それとは別に、週末には潮州~台東に1往復の夜行列車が運行されている。
「莒光」の一部列車には荷物車が連結されていて、台湾でも最後の荷物の取り扱いが行われている。潮州554次花蓮ヨ602次台東653次彰化ヨ501次潮州で青い荷物車2両が554次~602次の機次にて運用されている。
今回の旅ではまずこの荷
台湾の客車急行を追って #2
桃園の空港からメトロに乗って高鐵桃園駅へ。この区間も以前はバスだったので、かなり便利になった。メトロは、さらに台鉄桃園駅に向けて工事中のようだ。ここから、いわゆる「新幹線」で台中までワープする。
新幹線=高鐵は在来線=台鉄と必ずしも接続しておらず、乗り継ぎがしにくい駅もあるが、高鐵台中駅は台鉄新烏日駅と接している。ここでTR Passという台鉄全線乗り放題のチケットを購入する。
TRパスは、特
写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」(大阪編)やります #4
夏に東京ピクトリコで開催した写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」を大阪でも開催することになりました。南森町アートギャラリーMAGにて10月19日(木)から24日(火)まで開催します。プリントをぜひ見にきていただければ幸いです。
無事本日よりスタートしました。
素敵な駅舎やホーム上の構造物が無数に存在する富山地鉄。分岐駅である寺田にも立派なホーム上屋がある。3番線側には木造でデル
写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」(大阪編)やります #3
夏に東京ピクトリコで開催した写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」を大阪でも開催することになりました。南森町アートギャラリーMAGにて10月19日(木)から24日(火)まで開催します。プリントをぜひ見にきていただければ幸いです。
もう1枚南海の写真を出展。住吉東駅はなんばから最初の待避線のある駅。構内すぐに踏切があり、停車中の電車と通行人を絡められる場所である。何度か行くうちに雨
写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」(大阪編)やります#2
夏に東京ピクトリコで開催した写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」を大阪でも開催することになりました。南森町アートギャラリーMAGにて10月19日(木)から24日(火)まで開催します。プリントをぜひ見にきていただければ幸いです。
いま、復刻カラーで話題の南海6000系。ステンレスの無骨なボディだが、顔や裾には曲線が用いられ、こだわったデザインであることがわかる。本当にロングライフ
写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」やります(大阪編)#1
夏に東京ピクトリコで開催した写真展「M monochrom × SL2-Sの視点」を大阪でも開催することになりました。南森町アートギャラリーMAGにて10月19日(木)から24日(火)まで開催します。プリントをぜひ見にきていただければ幸いです。
かつては自分の全てだった北海道。すっかり足が遠のいていたが、キハ40が3月のダイヤ改定で引退との話しを聞き、久しぶりに渡道(という言葉も懐かしい響きだ)
ヒマラヤのナローゲージ(KANGRA VALLEY RAILWAY #2)
KANGRA VALLEY RAILWAY(カングラ渓谷鉄道)はインド北部ヒマーチャルプラデシュ州を走る軌間762mmのナローゲージ鉄道。起点のPathankotはパンジャブ州にあり、ジャンムーからスリナガル(未開通)方面へ向かう路線上にある。
機関庫訪問の後、ローカルな食堂でカレーの朝食。カレーの日々が始まる。今回は運転手付きの車を手配しているので、オーダーに悩むことはないのだが、選択肢はカレ
ヒマラヤのナローゲージ(KANGRA VALLEY RAILWAY #1)
ヒマラヤの麓を走るナローがあることに気づいたのはいつのことだったか?蒸気機関車でないテーマを求めて、旅の目的地を時折ぼんやり考えていた。
だいたいいつも行先はひらめくもので、この時もそうだった。
2019年11月、コロナのことはまだ露知らず、インドへ旅立った。インドはダージリンに行って以来、20年以上ぶり。JALの直行便でデリーに着いて、迎えの車で市内へ入る。街の雰囲気は、カオスではないがやはり