見出し画像

ヴァーチャルNASA留学体験記 文系でも参加できるよ!!

2021年11月〜12月、宇宙好きの私にとって最高の経験をしたことをここに記そうと思う。その名は「ヴァーチャルNASA留学」だ。

NASAとは、もちろんアメリカ航空宇宙局の略称である。日本にいながら、NASAの協力による留学プログラムを受けられる。こんな恵まれたことってあるのだろうか?

そして、今、留学の2回目の説明会と応募が始まっている。今日はこのヴァーチャルNASA留学が一体どんな組織によって運営されているのか、そして実際に受けたものとしてどうだったのか、特に参加者唯一の文系人間としての視点と感想を紹介したい。ちなみに、プログラムの詳しい内容については触れないでおこうと思う。実際に参加してから、直接あなたの目で確認してほしい。

もし、ここまで読んですでにワクワクを感じたあなた、NASAや宇宙開発にめちゃくちゃ興味があるあなた、すぐに以下のフォームから説明会の登録を!

1. どんな組織が運営してる?〜ホントにNASAの人に会えるのお?〜

ヴァーチャルNASA留学は、iVicon Japanが実施するヴァーチャル留学である。iViconは、ヒューストンやブリンストン、台北、上海などにオフィスがあり、日本にも窓口を持つ。この団体は、テキサス州ヒューストンにある「HASSE(Huston Association for Space and Science Education:ヒューストン宇宙科学教育協)」のパートナーとして教育活動を実施している。

HASSEは、NASAやテキサス、ヒューストンなどの大学、民間宇宙企業と協力して、STEM教育プログラムを推進する団体だ。ちなみにSTEMとは、科学、技術、工学、数学の分野を指す。

このプログラムは、日本に住んでいる学生が、NASAと協力して作成された教育プログラムに参加できる非常に貴重なプログラムである。NASA留学というと、「本当に?」と思われる方が多いようだが、大丈夫。必ずNASAの研究者に(オンライン上ではありますが)話したり、質問をしたりすることができる。

詳しくは以下のリンクよりお読みください。

2.  実際にヴァーチャル留学に参加して〜創造性のナサを痛感〜

私は2021年11月から12月のヴァーチャルNASA留学に参加しました。コロナが流行する前は、実際にNASAへ行って研修を受けていたため、ヴァーチャルによる開催は運営側の皆さんにとっても初めてだったよう。しかし、無事に終えることができた。留学をコーディネートしてくださった皆様に感謝です。

実際に参加して、本当に充実した1ヶ月間だったと思う。でもこれって、参加している時には気がつかない。終わってから気がつくんです。だから、参加したいなあって考えている皆さん、本気で、後悔なく、プログラムに参加してほしい。

参加することで得られるのは、宇宙やNASAに関する情報、英語力だけではない。私は、自分がいかに「創造力(Creativity)」がないかを痛感した。日々の勉強や暮らしでは、いかに固定観念をもって物事を捉えているのか、生活しているのかがよく分かった。でも創造力は、1人で考えていても、生み出そうと思ってもできない。チームでアイデアを出し合うからこそ生まれてくるものだと強く実感した。

画像2

Credit: NASA/JPL/Cornell University

3. 文系でも参加できる?ついていける?

以前、OBとして説明会に参加したところ、「文系なんですが、大丈夫ですか?」という質問を何回か聞かれた。

僕は、文学部の英文科で学んでいる。下の記事に詳しいことは書いたので、ぜひ読んでほしい。

実は、参加者の中で文系は私だけだった。私は工学や物理学の専門教育を受けているわけではない。ただ、宇宙開発に興味があり、いろいろあって宇宙開発に関する発信をしている人間だ。だから、文系で参加をしたい人は、「宇宙のことに興味がある気持ち」や「ワクワクを追求する気持ち」を大切にしてほしいと思う。宇宙=理系という固定観念で、参加を諦めるのはもったいない

また参加者は、いくつかのグループに分けられてプロジェクトを進めていく。その時は、わからないことがあれば、同じグループのメンバーに正直に聞いてみることが大事だ。私も、専門的なことで知らないことは、聞きまくった。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」である。

画像1

Credit: NASA/JPL-Caltech

ところであなたの生活圏内って半径どのくらいだろうか?都市部に住んでいれば、20kmくらいあるかもしれない。郊外に住んでいればもっと狭いかもしれないし、広いかもしれない。

でもヴァーチャルNASA留学に参加すると、その生活圏内が横に日本全国、そして世界へと広がる。縦には、無限大だ。だって、テーマは宇宙だから。さあ、あなたの一歩を踏み出して、最高の体験をしよう。間違いなく、最高の1ヶ月になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?