運動と脳機能の研究~大学院生奮闘記 博士課程編⑧~
研究室での大事件研究計画を練る生活が続く中、実験をどのように行うかヒントを得るために、研究室にあるとある研究装置を扱っていた。その研究装置は、刺激といって文字や記号などの視覚情報を提示したり、音声などの聴覚情報を提示する装置である。これらの刺激を提示しながら、脳波で脳の活動を計測する。前にも述べたように脳波はミリ秒単位で計測する。この刺激提示装置が提示のタイミングのブレが無く、常に一定のタイミングで提示されなければ、脳波を取得してもどのように脳が活動したか把握することができな