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2024年5月振り返り

え、もう月末!?
早s(以下略)

というわけで、毎月恒例の振り返りです。前を向くためにこそ時々後ろを振り返るのだ。

今月はそうですね、いつもよりは大人しめな更新が多かったような気はします。ちょっと読書に重点を置いてた月になった感じです。

やっぱり読書は面白いですからね。はまると夢中になっちゃいますね。


さて早速、記事を振り返っていきますか。


アクセス数が多かった記事

まずはアクセス数が多かった記事トップスリー!


一位はこちら。

書籍『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』の読書感想文ですね。

せっかくなので最近課金したChatGPT君に要約していただきましょう。

この記事では、谷川嘉浩の『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』を紹介しています。著者は「衝動」というテーマを掘り下げ、合理的な説明がつかないけれどどうしても引かれる行動や関心について論じています。特に「RTA(リアルタイムアタック)」の例を用いて、報酬や名声を求めずに情熱を注ぐ行為の背景を探っています。哲学的視点から、内発的動機と衝動の違いを考察する内容です。読者は自身の「衝動」を見つける手助けになると評しています。

ChatGPTによる要約

んー。RTAの例を出したのはあくまで江草であって著者じゃないので、誤解を生みそうな要約。これは江草の書評がわかりにくすぎたせいかもしれない。ともかくも、ざっくりこんな感じのことを書いた書評でした。

合理的にコスパよくタイパよく「賢明に」生きることにそろそろみんなが疲れてきてることを象徴してる一冊であったかと思います。

すごく面白かった本なので興味を持ってくれる人がいるのはうれしいですね。


第二位はこちら。

書籍『テクノ・リバタリアン』の読書感想文ですね。またまた感想文。感想文系は強い。

これも要約してもらいましょう。

この記事は、橘玲の著書『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』の読書感想です。著者はテクノ・リバタリアン思想を説明し、リベラルや新反動主義との違いを明確にしています。特にイーロン・マスクやサム・アルトマンなど、テック系富豪の思想を分析し、その矛盾や限界を指摘しています。また、橘氏はリバタリアニズムに共感しつつも、テクノ・リバタリアンに対しては冷静な視点を保っています。興味深い内容として、ベーシックインカムの課題も取り上げられています。

ChatGPTによる要約

まあ、なんだか所々違和感はありますが、こんな感じの内容でしたね。

こちらも、ますますグローバルに権勢を振るっているテクノリバタリアンたちの考え方を知るとっかかりとしてとても面白い本だったと思います。

まさに今試しに要約役に使っているChatGPT君がサム・アルトマン率いる会社のプロダクトなのでなかなかシュールな光景ですけれど。


第三位はこちら。

書籍『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の読書感想文がランクイン。

結局、読書感想文がトップスリーを埋めてしまいました。江草が読書に力を入れていた月であったことがありありとわかりますね。この本もまさに読書好きにはたまらないテーマを扱ってますし。

で、要約。

この記事「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」は、三宅香帆の同名の本の読書レビューです。著者は、仕事を始めると読書ができなくなった経験から、読書と労働の関係を明治期から現代までの歴史を通じて考察しています。特に、現代社会の「フルコミット主義」を批判し、半身社会の提言をしています。また、読書を「ノイズと出会う営み」として重要視し、仕事中に読書する余裕のある働き方の重要性も論じています。

ChatGPTによる要約

うーんうーん。最後の結論は著者の主張とは違う気がしますが……。仕事中にこそ読書できる人もいるよねと江草がいやらしい例を出しただけで。それぐらい余裕がある社会がいいよねという広い意味では必ずしもだめではないかもですけれど。

ともかくも、こんな感じで、読書と仕事との歴史的関係を探った意欲作で、面白かったですね。SNSでもそこそこ話題っぽいです。


スキが多かった記事

では、アクセス数はトップ層には及ばなかったものの、そこそこスキ数がついた記事をピックアップします。


まずはこれ。

『難信易行としてのベーシックインカム』が最大スキ数を獲得。

割と気軽な気持ちで書いた小ネタだったのですが、皆さんに好評だったようでうれしいです。

ドキドキの要約。

この記事では、ベーシックインカムを仏教の「難信易行」と比較して論じています。「難信易行」とは信じがたいが実行は容易なものを指し、ベーシックインカムも同様にシンプルで実行は簡単だが信じがたい制度とされています。一方、年金制度などの社会保険は「易信難行」、すなわち信じやすいが実行が難しいとされています。この記事は、こうしたシンプルさへの懐疑心がベーシックインカムの採用を妨げていると指摘しています。

ChatGPTの要約

お、これはわりといい感じの要約な気がしますね。

このように「シンプルすぎてどうも納得できない」のはベーシックインカムの抱える難題の一つと思うので、今後どのように攻略するかが気になるところ。


次はこちら。

『子どもたちの定時出勤』です。

この記事では、子どもを保育園に送る際の「定時出勤」の困難さについて述べられています。著者は、時間や予定の概念がまだ理解できない子どもたちに定時を守らせる難しさと、それに伴う親の苦労を描写しています。また、子どもに「定時」を強いることの教育的意義についても疑問を投げかけています。親の必死さが子どもにどのように影響を与えるかを考察し、社会のルールと子どもの自然な成長のバランスを探る内容です。

ChatGPTの要約

だいたいこんな感じの内容でした。

江草もぶっちゃけ愚痴っぽい気分で書いただけの記事ではあったのですが、だからこその生々しさに多くの方に共感をいただけたのかなと思います。

子どもたちのためにこそ大人たちの定時文化を緩められないかなあというのは日々考えてる課題です。


3つ目はこちら。

『みなもすなるChatGPTというものを』をピック。スキ数こそ実は上位ではないのですが、アクセス数が少ない割にはスキ数が際立って多かったのと、月末投稿でハンデもあるだろうということで選びました。

早速、こうして要約に使ってるというのもあって面白いですし。

この記事は、著者がChatGPT-4.0を試すために月額20ドルのサブスクリプションに登録した体験を述べています。著者はAIを使って記事の要約や英訳を試み、結果に驚きつつも満足している様子を紹介しています。特に、AIが迅速かつ正確に要約を提供する点に感銘を受けています。今後は図表作成や音声会話機能の活用も試みたいと考えています。

ChatGPTの要約

しかし、君、なぞにサブスクリプションの金額強調してくるやん。

あと、(全文英訳がうまくいかなくって)明らかに満足まではしてないのに「満足している」と表現されるのは、おぬしさてはポジショントークしておるな?

とはいえ、ChatGPTであれこれやるの自体は単純に面白いので、楽しんでやってますよ。20ドルの元取りたいですし。

それはそれとして、記事のスキ数ね。

アクセス数の割にスキが集まるのは、やはりみながChatGPTに関心が高いからなのかなという気がしますね。最近ではググっても検索結果がノイズだらけでAIに聞いた方が早いし正確という声まで高まってるらしいですし。盛者必衰の理。


筆者個人的にとりあげたい記事

で、最後、上記の条件に当てはまらないけど、筆者的にあえてとりあげたい記事をピックアップ。


まずはこれ。

期間限定noteポイントが100ポイント余っちゃってると書きつつ、自分の記事も試しに100円に設定してみたという戯れ的記事だったのですが、まさかの本当に数人の方に課金していただけてしまって、恐縮しております。

誰も読まないだろうと思って有料部分ではだいぶムニャムニャしてたのでお恥ずかしい。

でも、それだけ江草を応援してくださってるということと思いますので、ほんとありがとうございます!

なお、江草の100ポイントはまだ残ってるので、最終日のうちになんとか使うつもりです。(これにしようかなあという記事は一応選定)


後、この辺は江草の思想がよく表れてる記事群だと思うので列挙しておきます。

この記事では、「WIN-WIN」の関係から「三方よし」、さらに「四次元よし」へと進化させるべきだと主張しています。「三方よし」は売り手、買い手、社会全体に利益をもたらす考え方ですが、著者は時間軸を考慮し、未来や過去の人々の利益も考える「四次元よし」を提案しています。現在の利益だけでなく、将来世代や先祖の視点も含めた総合的な利益を目指すことが重要だと述べています。

ChatGPTによる要約

現在主義に対する批判的視点を提供した記事。


この記事は、オープンワールドゲームと人生の共通点について述べています。オープンワールドゲームは自由に探索できる一方で、プレイヤーが次に何をすべきか迷うことがあります。これは人生でも同様で、教育や社会が提供する「レール」に従うことで迷子にならずに済むが、時にはそのレールを外れて自分の道を見つけることも大切だと説いています。この「衝動」との出会いが、人生の隠しクエストであると締めくくっています。

ChatGPTによる要約

社会に一般的な「人生のレール」というメインクエストが用意されてることのメリットと、だからといってそれに縛られる必要はないというお話。


この記事では、「無駄をなくそう」とする圧力が、実は新たな無駄を生み出すというパラドックスについて論じています。著者の江草令は、「無駄」をなくすために各自が「これは必要だ」とアピールする必要が生じ、結果として不要な活動が増えることを指摘します。結論として、無駄を完全になくすことは不可能であり、無駄を容認する態度が逆に無駄を減らす可能性があると述べています。

ChatGPTによる要約

巷で強く見られる「無駄をなくそう、効率化しよう」というトレンドに対する批判的視点を提供してる記事。記事では書いてないですが、実はいわゆる「ブルシット・ジョブ」も積極的になくそうとしたら逆に増える気がするので、直接的には触らずにその根っこ(背景)から効かせて枯らす方がいいんでないかというイメージを持っています。


今月もありがとうございました

というわけで、以上、2024年5月の振り返りでした。

言うて、今月もいろいろ書いてましたね。記事を振り返ると自分自身でも新たな発見があるものです。

今回はChatGPTを導入して要約をつけてみたりもしましたが、どうですかね。ちょいちょい怪しい記述はありますが、今回のように記事を多数ピックアップする企画の時に内容を簡単に紹介するには便利ではある気はしました。

書評記事の要約が弱い気はしますね。多分、書籍そのものの内容まではAIに入力されないので、記事中の個々の言説が著者の意見なのか評者の意見なのか分離しがたい場面が多々あるせいでしょう。

おっと、今日は別にChatGPTの話の回ではないのでこの辺にしておきまして。


さて、来月ぐらいから、そろそろ江草が掲げるプロジェクト「LIFEWORK WORKS」としての活動を本格化したいなあという野望を抱き始めています。

まとも書房さんの頑張りに感化されてきたのもありますし、『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』とか『クリティカル・ビジネス・パラダイム』とか読んでたら、もうちっと自分も具体的に行動してもいいんでないかという想いが高まってきたのです。

江草は「石橋を叩き続けて渡らない」と言われても仕方ないほどの基本へたれで小心者なので、実際どうなるかは分かりませんが、背中をいろんなところから(妻からさえも)押されてるので、さすがの江草の重い腰も浮き上がりつつあります。

まあ、具体的にはまだちゃんとした計画はないのですが、心境としてはそうなってるよとご報告しておきます。


メンバーシップのご案内

ちょうど話にも出たのでメンバーシップの宣伝を。

設立経緯の詳細はこちらの通りです。

現時点では、あえて、入っても特段見返りがない、パトロン型のメンバーシップとなっています。

このポリシーは株式会社COTENさんの資金調達の思想を参考にしています。

ただ、さすがにピュアにパトロン募集のためだけのメンバーシップというのも寂しすぎるなと思い始めたので今後、メンバーシップ専用のコンテンツや特典も(ささやかなものにはなると思いますが)いくらか提供していって、それなりに華やかにしていきたいなとは考えています。

ともかくも、ただフォローするだけでは気が収まらず、課金の圧で江草に今後とも発破をかけ続けたいぜという方、もしよろしければよろしくお願いします。

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