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◇EwaYuri食堂◇ アメリカ版お節料理!? "サンクギビングディナー"

Happy Thanksgiving!

アメリカはサンクギビングデーでした。
日本語だと感謝祭。

GinvingにThanksする日っていうと、ルー大柴みたいな感じですけど、今自分に与えられた物とか時間に感謝をする日だと、私は理解してます。

この日はターキーの丸焼きを作るのが伝統的。
私もアメリカに嫁いで18年、新婚当初はマトさん主導で作ったターキーも、今ではちょちょいのちょーいっと焼けるようになりました。
6時間くらいかかるけど。。。。(笑)

ちなみに、今年のターキーは夫(マトさん)が買ってきてくれたので、ドデカイサイズで、オーブンにいれる時に重くて大変でしたが。今年はコロナの影響でハワイでは"パーティー自粛"が呼び掛けられてるので、誰も家に来ないのに、うち4人家族なのに20パウンド(9kg)のターキーです..."どんだけぇー"ってIkkoさん風にツッコミ入れたいとこだけど、うちの家族はIkkoさんワカラナイからね。。残念。

過去3年間、我が家はマトさん(夫)はどんぶらこ、どんぶらこと船に揺られて長期出張だったり、当直だったりで、Thanksgiving Dayは留守でした。
今年は久しぶりに4人揃ってのディナーと言うことで、わたくし張り切らせていただきました。


ターキー、マッシュポテト、キャンディヤム、グリーンビーンキャセロール、スタッフィングとアップルパイ。
これ、アメリカで言うところの"お節料理"みたいな物。
いっぱい作って、残り物を食べるのもまた楽しみの1つ。

結構伝統的な物、味を作ってますけど、うちの子供たちはやっぱり日本人血を受け継いでるので、このターキーを白米で食べます。いや、間違いない美味しさだと思います。なんなら私も全然白米で食べられますけど、夫には全然理解出来ないようで、

"コメ、シマッテコーイ!"(←英語でね)

って、娘にツッコミいれてました。
そのやり取りを息子が静か見守りながら、ターキーを頬張ってました....白飯で(笑)
ちなみに娘はそっとキムチも出して並べてました。
写真よく見ると写ってます。
夫には全く理解出来ないそうです。

"キャンディヤム"はYam Potato(ヤム芋)を使った料理です。さつまいも似た甘いお芋なんですけど、こうやってシロップ煮で缶詰めで売ってます。


水気は切って、耐熱性に入れてブラウンシュガーとバターを加えて、オーブンで温めて、仕上げにマシュマロどどーんとのせて、

さらにオーブンにれてマシュマロがこんがり溶ければ完成です。

マシュマロのこんがりしたところが美味しいんです。
こうやって砂糖がこんがりと焦げてカリッと焼くことを

"Candied(キャンディド)"

って言います。
Candyの過去形で、"キャンディされた"みたいな感じ。
なので、このヤム芋はCandied Yamといいます。

ベーコンにブラウンシュガーかけて表面をカリッと焼いて"Candied Bacon"なんていう食べ方もあったりするんですけど、その発想がさすがアメリカ。。。っという感じ(笑)

もう1つ日本で聞きなれないのがStuffing(スタッフィング)。
手作りする人も多いですけど、私は市販のパッケージにお世話になります。

"Stuffing"って詰め物の事を意味してます。
Stuff(スタッフ)って詰めるってことですけどそれのingで、Stuffing。

文字通り、これを詰め物として使う場合もおおい。ターキーに詰め込んだり、マッシュルーム、キチンとか色々お好みで詰め込んじゃって大丈夫。

これ、主な材料は乾燥したパンだから、ターキーにこれを詰め込むとターキーの水分を全部吸い込んでくれちゃって、胸肉がパサパサになる気がするので、私は詰め込まず、サイドで使います。

お湯にバターを溶かしてこのパッケージを入れて、サッと混ぜたら蓋をして数分待つ。
それだけ、たったそれだけ、アメリカのインスタント食品。

私はこれだけだとかなりもったりして食感が寂しいから、いつも玉ねぎとセロリを炒めて追加します。日本で言うところのちょい足しってやつ。そしてちょっとだけ手の込んだ感も出せる(笑)

簡単に言えば"スープを吸い込んだパン"。
Dressing(ドレッシング)と呼ぶ場合もある。
これ、日本人にはなかなかウケない、少なくともうちの親類には。
大勢いるうちの親戚で、悪くないって思ったのは私を含めて2名だけでした。(笑)
私は野菜ちょい足しがやっぱりポイントだと思います。
セロリのシャキシャキ感がある方が美味しい。
興味ある方、次のハワイ、アメリカの旅のお土産に買ってみてはいかがでしょう?(笑)
.....でもいつになったら心配せずに旅する世の中が戻るんでしょうかね。(泣)

そしてマッシュポテト。インスタントもあるけど、これはやっぱり手作りが旨い。
茹でたじゃがいもをMush(潰す)して、牛乳、塩、コショウ、ガーリックパウダーで味付け。
我が家のマッシュポテトに欠かせないのはサワークリーム。

日本だとあまり使わないし意外と割高ですけど、サワークリームとポテト組み合わせはある意味"神"です。
マッシュポテトにこれ入れるとまろやかさ、そして分かるか分からないか?程のやさしい酸味がアクセントになって美味しんです。

今回は使いかけのこのチーズもあったので投入。
。。。余分なカロリーも投入ですが、今日は気にしないっ。。。ってか、いつもさほど気にするタイプではないんですけど(笑)

よく混ぜれば完成。パセリ、グリーンオニオン、カリカリベーコンなど飾ってみました。

これぞアメリカなThanksgiving Day Feastでございます。
見てのとおり、あまり健康的ではありませんけど(笑)
家族揃って美味しいごはんを一緒に食べられる、美味しい喜びを分かち合えるというのは本当に感謝すべきだなと思います。そして、家族で囲む食卓は、子育てにもとっても大切だと、私は思います。

↑手前赤いのはクランベリーソース。
うちはマトさんが缶詰めのが好きで買いますが、本当はフレッシュクランベリーで甘いソースを作って添えて食べます。ターキーの塩気+クランベリーソースの甘味が美味しんですけど、私は無くてもいいし、あれば食べる。。。っていう感じ。

"ターキー食べると眠くなる"

アメリカではそう言うそです。(マトさん談)
食べながら分かりやすく眠そうな表情をしてたマトさんは、食べ終わった瞬間にカウチでゴロンからの本気寝してます。

ターキー食べても他に誰も眠くなってませんし、本当にそうは言うんでしょうけど、マトのは絶対に100%眠い芝居だったと見受けますが、誰も信じないから、眠る芝居もしてたら本気で寝ちゃったやつです。

マトさん寝ちゃったから、私は1人でゆっくり静かにデザート楽しんでます。
30年作り続けてる"アップルパイ"です。

温かいアップルパイ+冷たいバニラアイスクリーム

30年って、もうちょっとした職人並でびっくりするけど、中学生の時にお菓子作りに目覚めた頃からずっとこれ作ってる。

最近お菓子作りに目覚めた娘にも教えて、彼女が作りたいと宣言したのに、急に気が変わる。
女心と秋の空、気持ちが変わりやすい16歳(笑)

と言うわけで母が作りました。
作ったの久しぶりだったけど、めちゃくちゃ美味しくできたので、自慢させてください(笑)

という感じの2020年4人揃ってのThanksgiving Dayでした。

みんなで美味しいごはんをいただきました。
ごちそうさまでした。
感謝。

エッセイに登場する”出演者”である家族に”出演料”として温泉旅行をプレゼントするのが目標です。イッテQ!の温泉同好会の様な宴会をすべく、各自芸を磨いて待機中との事ですので、サポートしていただければ幸いです。スキ、シェアだけでもすごくうれしいです。よろしくお願いしますm(‐‐)m