Cinderellaでカオスを描く:グモウスキー・ミラ写像
1958年、イーゴリ・グモウスキーとクリスチャン・ミラはトゥルーズ電子科学技術・流体科学大学の研究所で非線形力学系の研究を始めました。京都大学の林研究室(上田睆亮・川上博がいた研究室)の電気電子回路の研究に注目したのはグモウスキー。1968年ごろからカオス・ストレンジアトラクタについての論文を発表しはじめます。1966年から1976年にかけて、グモウスキーはジュネーブのCERNで主任物理学者を務め、加速器あるいは蓄積リング内での粒子の横方向の運動を写像で表現し、次の式を示しま