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営業時代の話part②

おはようございます!

今日も営業時代の話を書いていきます!
安定した職を捨て、営業職に転職した佐藤の運命やいかに?

ぜひご覧ください!

●スタートダッシュ

私が転職した「ヒューマン株式会社」は東京の丸の内に本社を置く人材教育会社だ。

法人向けに、社員教育の教材やツール、または研修を販売する会社である。従業員は10人ほどの小さな会社ではあるが、小さからこそ個人の頑張りをしっかりと評価するという姿勢であったため、私の求めていた内容とマッチした。会社側としても、高齢化しつつあった社員の若返りという意味で営業未経験ながらも20代だった私を採用するに至ったらしい。

また、面接を担当してくれた藤橋さんという方の対応がとても良かった。私が面接で、

「個人の頑張りをしっかりと評価してくれる環境にいきたい。そして、その分しっかりと努力をする」

と熱く語ると、そのことにとても共感していただけた。

「佐藤君、その考え方すごく良いよ。営業は大変だけど、その分頑張りが自分に返ってくる仕事だからね。未経験でも絶対活躍できるよ! ぜひうちの会社で頑張ってほしい」

そんなありがたい言葉をかけていただいた。やっぱり自分の選択は間違いじゃなかったんだと改めて転職を決意したことに自信を持てた。

そうして4月1日を迎え、私はいよいよ営業としての第一歩を踏み出す。東京駅を降り、会社へ向かう途中に小さな公園を見つける。少し早めの電車に乗っていたため、少しだけ寄り道をしていくことにした。

公園には数本の桜の木が植えてあり、綺麗に花を咲かせていた。私は桜の木の下のベンチに腰をかけ、空を仰いだ。

「おー、やっぱり桜ってキレイだな。今日は天気もいいし、何か幸先の良い感じがする。今日からめっちゃ頑張ろ」

私は桜を見上げながらそう決意する。この時はまだ、この公園で何度もうなだれることになるとは微塵も思っていなかった。

少し休憩した後、私は会社へと向かう。その足取りはとても軽やかだった。

To be continued…

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