駐在員が思う海外ビジネスパーソンのメンタルが強い理由

こんにちはー！米国駐在員のぴよ吉です！

海外駐在員として現地人と働いていると、海外のビジネスパーソンは、

✅　会議で周囲と違う意見をはっきり言える
✅　仕事が終わったらすぐに帰る
✅　人事評価に強気で意見が言える

といった日本人より主張する力や自分のスタイルを貫く力が強く、そのメンタルに驚かされます。

今日はこの強いメンタルの根源がどこから来るのか、海外のビジネスパーソンと働いて感じること書いていきます。

今の会社は人生の過程の一つでしかない

まず始めに、海外のビジネスパーソンは一つの会社に依存していません。より良い職場環境があるなら、環境を変えることは当たり前と考えています。

その考え方が念頭にあるので、会議や人事評価に対して強気で意見を言えたり、周りに流されず仕事が終わったらすぐに帰ります。

その行動を悪く評価されるなら、「この会社とは縁が無かったんだ」と割り切って転職していきます。

いつでも違う環境に身を置ける選択肢のある人は強いです。

自分が正しいと思うことを主張し、間違っていたら反省して正す。同意してもらえれば納得して仕事を進められます。

その点は会社での立場や評価を気にする傾向のある日本人とは大きく違うと思います。

お互いの人間性を理解している

次に感じるのは、お互いの人間性を理解しているなぁという点です。

相手が何が好きで、最近どんなことにハマっていて、今はどのプロジェクトに時間を使っているか、本当にびっくりするくらいみんなよく理解しています。

その一番の理由は普段の "How are you?" から始まるあいさつでしょう。

海外で働いていると本当にあいさつする機会が多いです。

朝はもちろん、廊下で2,3日ぶりに会った人でも "おっ最近元気？"みたいに話しかけられることが多いです。

しかも、そのあいさつが日本人からすると長い(笑)

3分くらいはだいたい話します。

「娘は大きくなってもう立ってるんじゃない？」
「週末はキャンプに行ってさ、(写真を見せる)」
「○○がぴよ吉のこと褒めてたよ！」
「あのプロジェクトはうまくいってる？」

などなど、話したいことや聞きたいことを各地でたくさん話しています。

駐在当初は英語の壁もあり、「面倒だなぁ」とか「そんなに話すこと無いよ」と思っていたのですが、そのような会話を積み重ねたことで、僕も誰が何に興味を持っていて、何の業務に携わっているか、今はよく理解できています。

このようなあいさつで上司も含め相手をよく理解しているので、自分が会議の場や人事評価面談などで強く意見を言えるラインが分かっているんだと思います。

日々のあいさつの積み重ねは気持ちを明るくするだけでなく、信頼関係を構築し、自分が意見を言える環境を作っていきます。

しっかり休む

海外ビジネスパーソンの”休む力”にも驚かされます。

週末はたいてい計画した予定を家族と楽しんでいますし、長期休暇の時は人生最高の思い出を作るようなイベントを計画しています。

休み中は完全に仕事のことを頭から離し、遊びを楽しみリフレッシュしてまた仕事に戻ってきます。

このように、仕事から離れている時の時間の使い方が上手なため、ストレスをコントロールでき、良いコンディションで仕事が行えるためメンタルが強いのだと思います。

僕の場合、特に業務が立て込んだ時は週末なのに「月曜日には何しなきゃ。。」と考えたり、「あのプロジェクトうまく進むかな。。」と心配になったりと、しっかり休むことがヘタでした。

しかし、少しづつ現地人の休暇の過ごし方や考え方を知り、今では(完璧ではありませんが) ”休む” ことを意識して、休暇中は仕事のことを頭から切り離すようにできています。

まとめ

今日は海外ビジネスパーソンのメンタルが強い理由について3つ紹介しました。

彼らは①一つの会社に依存せず、②あいさつでお互いの人間性を理解しており、③しっかり休んでコンディションを整えている為、自分の軸を持って仕事に取り組めているんだと思います。

”仕事の同僚”という観点で見ると、休み中は連絡が取れなかったり、納得するまで意見を変えなかったりと、駐在員としては大変な所があるのですが、

”一人の人間”という観点で見ると、「幸せな生き方をしているなぁ」と尊敬する点が多く、たくさんの学びがあります。

彼らのように、仕事においても”自分の幸せ”や”自分の生き方”を軸に行動するビジネスパーソンを目指し、今後も成長していきたいです。

ということで本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

みなさんの明日が幸せになりますように！ばいばーい！