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鹿児島スナップ-leica Mtyp240

 鹿児島に所用あり、出かけてきた。

 せっかくだから桜島からフェリーに乗ってみた。子どもたちは大喜びだ。

こういう港の光景はのどかで美しい。設定がライカのビビットのため、海の色が深く、夏の原色みたいになったのがまたいい。

船のなかの光景。光が湿度を持っている感じがする。

桜島の大きさ。
あと、鹿児島県民の噴火に対する耐性は面白いくらいだ。苦労はされているのだろうけれど、それが日常になっているからか、噴火の音への反応でその場にいる人が鹿児島県民かどうか分かるくらい。

ライカM typ240のビビット設定が、フィルムの感じに通じているように思ってよく使う。あるいはわざとすぎるくらいの色になることも。でもなんだかいい。色は抑えめの方が好きだったはずなんだけど。
フジフイルムやCanonに慣れていたので、フィルムシミュレーションとかピクチャースタイルのように色をあれこれ設定できないことに不安があったが、その色がいいってんだから、変更する余地すらない。もうスムースとビビットどちらかでいいって思わされる。

以前、瀬戸内国際芸術祭に行った記憶が蘇るためか、フェリーに乗るとたまらなくなる。なんだろ、この感情は。
日本の海を美しいと感じるのは砂浜よりこんなところかもしれない。

鹿児島中央駅のアミュにある観覧車、5連発。
我が街にも街のランドマークになるものが欲しい。いろんなところから撮るうちに、太宰治の富嶽百景を思い出す。

息子氏、初の路面電車とのご対面。赤ん坊のころに来てはいるんだけど、今回は、見つけるなり乗りたいっ!と言って聞かない。なんなら鉄っちゃんな長男のため(次男も鉄になりそうな気配)に新幹線一駅往復でもしたるか、と考えていたのに、ずいぶん安くついた。

西日の光が美しい季節になってきた。この時期は朝と夕方を撮りたくなる。
旅の妄想として、早朝から街に出かけて

明治維新の群像。
自分も姓からすると薩摩藩が由来のようだけど、祖先はあの時代どんなことをしていたのか。
たまたま読んだ本で、幕末、どうも偽金作りに加担していたのではないかという疑惑が…。

宵の口。川沿いでは祭が行われていた。長月桜祭だって。
葉桜にライトアップしていたけれど、それはそれできれいだし、花見って花より団子で人は集まるもんなんだよな。

そんなわけで予定より長く滞在した鹿児島だった。この際どこか泊まって、翌日水族館なんか見せて帰るかとなったけれど、それはまた次回のお楽しみに。

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