一人フォトウォーク別府
先日の投稿で、別府に行ったことをお話しました。今回は別府の街を一人フォトウォークしてきた話です。
宿は山の中腹、まちはずれにあるので、早朝タクシーをお願いして下山しました。自家用車でも良かったのですが、基本妻の車で乗り慣れているわけではなく、それで慣れない道を行くのもちょっと、ということでの選択です。
帰りのタクシー運転手さんが、生まれも育ちも別府の方で、仕事は西日本各地を渡り歩いていたらしく、別府の街の衰退と、しかしそれでもやはり暮らすなら別府がいいですね、とおっしゃられていたことがとても印象的です。温泉もあるし、ほどほどに街ですし、と。
暮らしの見える観光地、というのに憧れがあります。行ったことないけれど尾道とか。別府もその一つだと思います。たとえば阿蘇は暮らしがちょっと見えづらい。大好きだけど。京都も暮らしがありますよね。ただ観光地との境界はわりかしはっきりしているのかな、とも思うのですが、その辺はたかだか三日間の旅では気づけませんでした。
そんなわけで、朝の温泉街スナップ。並べてみます。
こんな細い通りを見るとつい撮りたくなります。工夫もへったくれもありませんが、朝なので開いているお店もなく。開店時間には、このあたりはどのくらい活気があるのでしょうか。
繁華街が、大通りに面していないで、どちらかと言えば駅中心になっているのが、自分の街との違いで、ちょっと迷子になりやすい。ところどころ、隙間があって、なんとなくこの街の栄枯盛衰ぶりを垣間見た気もします。
この日持ってきたカメラはleicaM typ240 X-pro2 そしてleicaM3 期限切れのフィルムを使おうと思ったのですが、気軽にシャッターが切れない。フイルムのシャッター頻度ってこんな感じだったな。
この日もとても暑く。
駅に着く頃には汗でびっしょりでした。
こうして撮り歩くと、別府である必然性がない写真ばかり撮っているなあと思います。どこでもいいじゃん、みたいな。
ただ、ライカMを手に入れて初めて県外スナップできたので、満足。やはりスナップにレンジファインダーは良いなと感じたしだいです。目立たない、とは思いませんが、それでもこの大きさは威圧感はそこまでないと思います。うん、少なくとも竹瓦温泉前のあの飲食店の説明書きに比べたら(ジョークにしても空恐ろしい)。
別府、実はこれで2度目。以前は鉄輪温泉に宿泊しましたが、あまりに温泉街然とした佇まいに宿も街もいいが、撮り歩くにはちょっと観光地すぎるな、と思っておりました。純粋にお宿や観光を楽しむなら最高ですけどね。
それから湯布院、湯平と泊まったこともありますが、湯治町然とした雰囲気があるのは湯平です。大きな災害が少し前にありましたが、できることならまた行きたいところです。湯布院はオシャレ感が強く、僕にはちょっと背伸び感があります。景色的なものも自分の街との差を感じなかったらりするので、断然湯平か別府の方がいいなあと思うところ。 なんにしても気兼ねなく旅ができるようになったらな、と今度は人の多いところにも平気で行けるようになってくれればと願うばかりです。
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