【読書】金とのつきあい方/「Rich Dad, Poor Dad」から
稼ぎ方、使い方、増やし方等を含め、金とどう付き合うべきかを説いたキヨサキの一冊で、恐らく誰もが知っている大ベストセラー。若いときに読んでおけば良かった。。
記事要約
金の力というものをしっかりと学ばないと、金の奴隷と化してしまう
子供に金のことを教えるのは親の仕事だという。子供が家を出て、結婚をし、家やクルマを買い、仕事をやめられなくなるという負のスパイラルに陥る前に、資産を作るよう導いてやる必要がある
私のようなお金の素人にとって、目から鱗のような学びが多く集約された一冊
1.本の紹介
本のタイトルは「Rich Dad, Poor Dad」(1997年刊行)で、邦訳は、「金持ち父さん貧乏父さん 」。
日系四世のハワイ州出身アメリカ人で、知る人ぞ知る著名投資家、実業家、作家のロバート・トオル・キヨサキ/Robert Toru Kiyosaki(1947-)。
若い頃は海兵隊に入りヘリコプター操縦士としてベトナム戦争に従軍。その後、会社を立ち上げ実業家として成功するというツワモノ。それらも1994年に売却し引退、1997年に本書を執筆発表し大ベストセラーに。
下記動画にキーメッセージがうまくまとめられている。
2.本の概要
各章のタイトルから学びがたくさんなので下記に羅列。タイトルからして、読みたくなってしまう。
The rich don't work for money
Why teach financial literacy
Mind your own business
The history of taxes and the power of corporations
the rich invent money
work to learn. Don't work for money
overcoming obstacles
getting started
still want more? Here are some to dos
第一の学びはassets over incomeという考え方。恐らく基礎中の基礎。貴方が金のために働くのではなく、金が貴方のために働くのだ、ということ。
金の力というものをしっかりと学ばないと、金の奴隷と化してしまう、と、著者は警告。
FInancial literacyの第一歩は、assets/資産とliabilities/負債の差を知ること: 資産は金をもたらすもの、負債は金を吸い取られるもの。金持ちは資産(例: 株やら不動産やら)を買い、中産階級は負債(例: マイホーム、クルマ)を買う。
子供に金のことを教えるのは親の仕事だという。子供が家を出て、結婚をし、家やクルマを買い、仕事をやめられなくなるという負のスパイラルに陥る前に、資産を作るよう導いてやる必要があるという。資産候補としては以下:
Businesses that do not require my presence
Stocks
Bonds
income generating real estate
royalities from intellectual properties
Etc (p. 133)
Financial IQというものがあるとして、それは下記4つの要因で決まるとのこと:
Accounting
Investing
Understanding markets
the law
マックに関する分析も興味深い。普通はハンバーガーファーストフードがマックのコア・ビジネスと思うが実は不動産業だという。
他、興味深いテクニックが満載だが、そこは割愛。
3.感想
なぜベストセラーになったのか、読んでてすぐ分かる。私のようなお金の素人にとって、目から鱗のような学びが多く集約された一冊。今日、全世界で51カ国語/109カ国で紹介、日本で累計300万部、全世界では累計2800万部を突破とのこと。まあ、この本の内容と読みやすさを踏まえれば、驚きはない。
こういう本を読むと、私が受けてきた学校教育や塾等の限界を感じてしまう。結局学校で教えるのは偏差値稼ぎのテクニック、無論それはそれで必要なのだろうが、人生を歩むためには不十分なのは否めない。金稼ぎに興味ないんだよね、的な人も一度は読んでおいて損はしない本。金稼ぎ、というよりは、むしろ金とのつきあい方というか、かねに振り回されない生き方を学べる、そんな本。
というか、若い時に読んでおくべきだった❗。発売されたのが1997年、私が高校生の時。あの時、この本を読まずになに読んでたんだろう、と思ってしまう。だからこそ私は乱読はやめ、読む本はしっかり選定、死ぬまでに読むべき本シリーズとしてまとめてます。。。。
ちなみに著者に関しては賛否両論。思想的には共和党的出し、トランプ元大統領とも馬が合うなかっぽい。でも、上述動画をみれば、彼の言うことから学ぶことは多いのは一目瞭然。
最後に一言
結局、あーだこーだ言っても、人生には金が必要。ということで、カネとどう向き合うか学ぶためにはうってつけの本。
なお本記事は、あくまで私がポイントだなと思った部分のみ書き出しまとめているだけです。この概要記事がきっかけとなり、この本に興味を持っていただけたら幸いに思います。
あわせて他の記事もご覧いただけたら幸いに思います。
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