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【育児】ヨーロッパの病院体験談

2024年2月28日(水)、欧州某国の大学病院にて長男(3歳)が扁桃腺などの手術を受けた。その概要を備忘録的に書き残した。




1 事の発端

日本でもあると思うが、私が住むヨーロッパ小国では、市町村の小児科医が、住所登録された児童を定期的に診察所に呼び出し、健康・成長具合をチェックする。その際に指摘されたのが、扁桃腺肥大。肥大度合いによってレベルがあるらしいが、長男はレベルMax(レベル4?)、手術が必要と言われたのが、彼が2歳の時。生まれつきとのこと。

家から車で一時間位の大都市にある大学病院に相談したのが2023年8月、やはり手術が必要とのことで、手術の予約を入れ、手術日(2024年2月28日)が決まる。

ちなみに、扁桃には、鼻の奥の咽頭扁桃(アデノイド)、舌の付け根の舌根扁桃、耳管扁桃、口蓋垂(のどちんこ)の両脇にある口蓋扁桃の4つの組織があるそう。私の理解によると、口蓋扁桃が肥大してる模様(フランス語専門用語で説明されるので100%理解できず)。

影響としてはいびきによる睡眠時無呼吸、口呼吸、普段から口を開けているなどの症状など。

しかも長男の場合問題はこれだけでなく、鼻や耳の方にも異常あり。

2 手術

朝5時半に起き、6時に家をで、7時過ぎに大学病院に到着、病室で手術準備、9時50分頃手術実施。

病室は一人部屋で、バスルーム付き。

眺めよし。

コーヒーマシーンは無料。wifiも完備。言うこと無し。

医療スタッフの方が、絵本で親切かつ丁寧に手術のプロセスを長男に説明。もうこの時点で好印象しかない。日本でもこんな感じなのだろうか?

その後、モダンな渡り廊下を通って、手術待合室へ移動開始。

待合室には子供用のおもちゃが設置。

手術へレッツゴー。帯同は一人、妻が麻酔まで付き添う。息子は麻酔まで、大好きな消防隊サムを視聴。

手術は無事終了。寝起き時は痛みで泣いたらしいが、痛み止めを追加投与してもらい落ち着きを取り戻し、アイスを食べながら再び動画視聴。

その日は病院に泊まり、翌日退院。

3 コメント

何度もお世話になっている大学病院。医療体制が充実しており、医者含め、皆患者としっかり向き合う文化が醸成されている。この国やお隣の国の病院でもお世話になったことがあるが、この大学病院はずば抜けてる感がある。日本の場合は患者に向き合おうとしない上から目線の連中が多く、外国人だと医療行為自体を拒否してくる医院も多かった。私が海外永住を選んだ主な理由のひとつが、医療の質。

医療費は、国負担に加え、会社が入っている医療保険により、私の財布からの出費はゼロ。ただこの国の税金や社会保障費は高い。給料の半分は持っていかれるのでプロコンあり。しかし大病を患っても破産しないし、仕事もやめなくてもいいという安心感はハンパない。

そして最後に、泣かずに手術に望み(術後は流石に泣いたが)、術後も痛みに耐えていいこにしていた長男に改めて尊敬の念を抱いた次第。(私が子供だったときは病院いくのにも泣くじゃくっていた記憶あり)

と思っていたが、家に帰ってきてからはグズグズしだし、次第に目に余るように。駄々こねたり、言うこと聞かなかったり。どうも自分がそういう立場(術後なので親が優しい)であることを利用して、自分の言い分を通そうとしているようだ。我々としても術後なのであくまで軽く叱ったりして何とか乗り切ったが、術後の一週間はまさに地獄だった。

てなところでこの雑記/備忘録を終える。


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