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綿花の栽培ノート

綿花を育てて、綿を収穫して、糸を紡いで、染めて。
その糸で編んだり、織ったり、紐を組んだりして、何かを作ってみたい!

という思いつきから、綿花を育てています。

5月はじめの種まきから、綿花が咲いて実がつきはじめた現在(7月中旬)までの、綿の栽培記録です。



種まき

窓辺に数年放置されていた綿の種があって。

綿毛が水をはじくそうなので、一晩ぬるま湯に浸けて、

綿の繊維をできるだけ取った。

古い種
36粒あったよ

「それは古いし、発芽せんのちゃう?」と危惧した母が、買ってきてくれた綿の種がこちら。

市販の種
12粒入ってた


5月上旬、市販の種を青い鉢に、1~2粒ずつ7か所に植え、

古い種をポットに、ダメ元で4粒ずつ植えた。


発芽

6日後、市販の種が発芽!

それからさらに5日後にはほとんどが発芽。

双葉はこんなの

最終的に、市販の種は全部芽が出たけど、古い種はひとつも発芽せず・・・

買ってきてくれてありがとう母~


ヨトウムシ

5月下旬、すくすく育っていた芽が、虫に食いちぎられる・・・

ネットを掛けてみても、虫食いは進む一方。
土のなかにひそむ夜盗虫ヨトウムシかもしれない。

このままでは全滅する~!と、土にまく殺虫剤「オルトラン」を散布。

薬剤が葉に染み渡り、食べた虫は死ぬというもの。

早くもオーガニックコットンの道は潰えた・・・

残った芽は半分。


植え替え

6月上旬、本葉が出てきた頃。

1か所から2つ出た苗は、間引いて1つにするそうだけど、もったいないから植え替えることに。
最初から種を1か所1粒にしておけばよかった。

Before
After

間隔を見て苗は3本ずつに。

植え替えた苗は、だいぶ根を切ってしまったからダメかもと心配したけど、無事ついた。
よかった~


アブラムシ

6月中旬、植え替えた苗にアブラムシがついた。
植え替えたことでオルトランの効果が切れたよう。また散布したけど、すぐには効かない。

小さなテントウムシ(アブラムシを食べる)がいたから、「がんばれ~」と応援しておいた。

6月下旬、白い小さなモップのような毛虫がついている。
どことなくテントウムシの幼虫に似ていたから調べたら、やはり「コクロヒメテントウ」の幼虫のよう。
綿花の上で生態系が繰り広がりつつある。


摘芯

6月下旬、背丈を抑えて花をたくさんつけさせるため、成長点を摘み取る「摘芯」をする。

摘芯前

やり方がよくわからなかったけど、母に教えてもらいつつ、先端の芽を摘んでみた。

摘んだ芽

気づけばもう花芽を持っていた~!

ぐんぐん成長する綿に、私が追いつけてない・・・


支柱立て

同じく6月下旬、背が高くなり倒れてきたから支柱を立てた。

これでいいのかさっぱりわからないけど、とにかく立ててみた。
専用のクリップ(ダイソー商品)で茎と支柱を挟んだよ。

この頃、肥料もやった。


初開花

健やかに伸びてきた、7月上旬。

ついに、つぼみが膨らんでいるのを発見!

翌日、初開花。

綿の花は一日でしぼみ、黄色からピンクへとその色を変えるそう。

夕方

あれ?あんまりピンクじゃない・・・


ハマキムシ

同じ頃、ハマキムシ(別名:ワタノメイガ)を発見。

ハマキムシはハマキガ類の幼虫のことで、葉を巻いたり、つづり合わせたりして、その中に潜んでいます。巻いた葉の上から押しつぶすか、葉を開いて幼虫を捕殺します。

サイト「みんなの趣味の園芸」
「ワタ(綿)の育て方」ページより

書いてある通りにした。

植物の栽培において、私は利己的です・・・


続々開花・結実

その後も毎日のように開花。

最初は綿棒で受粉を助けていたけど、途中からやめてしまった。

思っていたよりずっと控えめな花。
下向きに咲く。

ピンクに変色するには、紫外線を受ける必要があるそう。

こちらはピンクに色づいた

植え替えた方も開花。

めずらしく上向き
儚げできれい

7月中旬、実が膨らんでいるのを発見!

わ~感動

実が割れ、コットンボールが弾け出すまでには、開花から1ヵ月ほどかかるそう。

楽しみ。


あとがき

5月の種まきから今現在まで、一気に記事にするのは一苦労でした~

これからはその都度書こっと。


ところで、綿は駐車場で育てている。

いつでもステイホームの私は、これまで家から出ても庭までのことが多かった。

それが綿を育てはじめて、駐車場まで行くようになった。

距離的にはほとんど差はないけれど、庭までだと部屋着で出れたのが、道路に面した駐車場だと散歩する時くらいの格好をしなければ、出にくい・・・

道行くマダムに声をかけられることもあるし。

行動範囲がほんのちょびっとだけ広がった今夏なのだった。

じわじわ日焼けしつつもあり、健康的なことだ。


長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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