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*エトナシなんでも相談所番外編2

これまで、数え切れないほど相談に回答するQ&Aをやってきました。それをまとめた「エトナシなんでも相談所」をnoteでシリーズ化し、現在ありがたい事に好評いただいています。

それとは別で、相談ではないですがQ&A形式として"お題"を募集し、私が思っている事を綴る「お題で語る」なる企画を先日Twitter上で行いまして。ここnoteにて、まとめたものを番外編と称して公開しました。

未読の方は、ぜひ。

そして今回、満を持して後編を公開する運びとなりました。あらゆる種類のお題について、丁寧に言葉を選びに選び語っているので、どうぞ思想に浸って、味わって、反芻してみてください。

「いや私ならこう思うな」「分かる分かる」など、自分だったらどう答えるだろうと考えながら読むのもいいですし。「これについて聞きたかった」「このお題が気になってた」など、気持ちを重ねて語りを読むのもいいですし。

私自身、口八丁ならぬ"言葉八丁"になったつもりで、綺麗事もそうでない事もひっくるめながらさくさく書いているので、もしもえらそうに聞こえる箇所があったならごめんなさい。そのようなつもりは毛ほどもないと、事前に伝えておきます。全て「私個人」の思想であり、何かの代表として代弁するつもりも、正解を謳うつもりも、押しつけるつもりも、対立するつもりもありません。

前提の説明が相変わらずしつこくて、そこもごめんなさい。

ただ、読み応えだけは保証しますので。はっきり言いますが、今までで一番のボリュームです。普段から私の言葉を求めてくれている人にとっては、それはもう存分に溺れられると思います。前回の比じゃないです。

そんなスーパーな後編、準備ができたら参りましょう。

※◎のお題は書き下ろしです。

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01.永遠、許せない事、自傷行為、頑張れない

●永遠
よく使われる言葉ですね。一般的には、長さを表す言葉のように捉えられていると思います。しかも、中には「そんなものないよ」「これを簡単に言う人は信じられない」と、否定的な人もいるでしょう。ただ、私は「永遠」や「ずっと」といった言葉は、あるかないかと

長さで考えるから不安になるんだ

と思っていて。私しか唱えていない考え方かもしれませんが「あるかないかじゃなく『それを言いたくなるほど好き』って事」と捉えるようにしているんですよ。永遠の意味は長さじゃなくて大きさなんだろうな、と。

◎許せない事
大前提として、"そうじゃない人"もたくさんいるとして。その上で思いますが、なんだろう、なんか「許すのが大人だ」のような風潮ってありませんか?謝っている相手を許さなかったら、酷い人のように思われたり。どこか解せません。

「許せない相手を許せるようになる方法」や「気にならないように自分を変える方法」などを発信している人も多く、もちろんそれはそれであっていいんですが。私自身は「決して許さずこの世から消えて地獄に落ちるニュースを心待ちにしながら生きる」というのも、全然ありだと思っているんですよね。

被害を受けた側が
努力して変わらないといけない

というのが、どうしても納得いかないので。大体、こちら側が無理やり許すために何かをしなきゃいけない社会がおかしいんですよ。変えていくべきなのは、そういうのが当たり前だという意識と、そこを妥協点としている社会だと思っているんですよね。

何はともあれ、私をいじめた奴は一生許さん。

●自傷行為
どういう理由でしているのかは、人それぞれですが。個人的に、多くは好きでしているわけじゃないと思います。切ったり、噛んだり、飲んだり、食べたり、飛んだり、逆に何もしないで衰弱したりなど、自分にダメージを与える行為を誰が好んでやるものかと。(一部いるかもしれませんので"人それぞれ"です)

本当に欲しいのは、ダメージを与えるための物じゃなくて「嫌われたらどうしよう」や「迷惑だろうし」や「自分なんかに」や「やっぱさらけ出すの怖い」や「重くなってどうせ捨てられる」と思わずに、腹いっぱい泣いたり、吐き出したりできて、それでも離れないとほぼ100で安心できる居場所なのかもしれないと私は思います。自分がそうだったので。

◎頑張れない
「頑張りたい」とどんなに思っても、気持ちに体がついてこない時があるんですよね。それも、時々みたいなスパンじゃなくて毎日のように。頑張れないからじっとしているのに、

目に見えないから周りはサボりだと責めてくる→肩身が狭くて心が休まらない→余計に頑張れなくなる→さらに貶される→生きる気力すらなくなる→楽に死ぬ方法を検索してそれを"希望"や"救い"として見出すようになる

こういう流れにもなりやすかったりするんですよね。頑張っていないにも種類があって「頑張れなくて頑張っていない」のと「頑張れるけど頑張っていない」のとでは、状態が違います。そもそも、後者であっても頑張る必然性がなければ別に悪い事でもないですし。頑張らない=ダメのようなひっくるめ、いい加減にしてほしいものですね。

02.フェミニスト、偏見、励ます、正義、歩み寄る

●フェミニスト
言葉が独り歩きしている――印象的にはこれに尽きます。歯がゆい事ですが、いまだ定義が定着していませんし、私の知る限りでは揶揄で使われる単語のようになっていて悲しいです。

私自身は「性別をフラットに捉えていこう」「声を一蹴せず拾うシステムを作ろう」を、喧嘩や対立をしない方法で、エトナシなりに広げていきたいと思っているひとりです。自分の主張を広めたいあまり、主語大きく括った物言いをするのは苦手なので、あくまでも"私なりに"ですよ。

次の「偏見」というお題でも語りますが、さらに付け加えておくと。「性別をフラットに」とは言いましたが「胸の大きい女性を描くのは撲滅だ」や「どれも容姿も性別が分からないようにすべき」といった主張は、私には一切ありません。現在浸透している女性らしい女性像が好きな人もいれば、男性らしい男性像が好きな人もいれば、逆にそうじゃない人もいる。それぞれ、いていいはずですから。

押しつけたり理不尽な扱いさえしなければ、全てを極端になくす必要のない"尊重すべき感覚"のはずです。そうでなければ、逆の感覚への虐げと差別になりますから――と、後で語るんでしたね。続きは↓で。

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