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穏やかにいられたらいい

明けましたって、おめでたくない。

もちろん、年末年始ゆっくり楽しんだ人に水を差すつもりはない。大いに盛り上がったなら喜ばしいし、そこを非難しようという話ではない。

つい先日に地獄のような予定(病院での検査)を終えて、ようやっと私の中で年が明けたから、一応年始っぽい事を執筆してみようと思った――ただそれだけ。今回は見出しをつけないでぐだぐだ書くから、残ったお餅を食べているならぐにーっと伸ばしながら、だらだら読んでくれたら嬉しい。

お餅食べられないマンだけど。

それにしても、昨年は生活が一変した。

まさか、皆が一年中マスクして外を歩く事になるなんて。警戒が行き過ぎたのかなんなのか、買い物へ出かけただけで「罪人発見」みたいな目を向けられたりもしたし、それ以外でもあらゆる事がキャンセルになって散々だった。

だったじゃない、今もだ。

数に麻痺して、少々では驚かなくなっている人も多い気がする。連日「何人」というテロップが画面に出ているものの、以前ほどの危機感があるのか分からなくなっている自分もいる。当然ながら、警戒や予防を怠る事は決してない。が、情報疲れがあるのは確かだろう。

そんな時に、新たな緊急事態宣言。

「外へ出ない」も限界があるし、それでは持たない業界もあるし、かといって代案を出せる頭も私にはない。だから、いろいろな現場の苦労を知らないで偉そうな事は何も言えない。アイデアが浮かばない。それが正直、歯がゆくて歯がゆくて燻ぶっている。スモークされて、いよいよ燻製になりそう。(燻製の悪口ではないです。燻製は最高です)

ただ、前にもこうして書いたように、

呼びかけ方が一辺倒ではもうあまり意味を成さないだろう事は、なんとなく分かる。分かりながら、やはり「では具体的にどうすれば?」は難しくて、ずっと考え続けて今に至る。頭の悪い自分が悔しいし恨めしい。答えが見つかった時には、また何かしらで書かせてほしい。

とかなんとか、燻製寸前なりに考えを巡らせながら、気づけばあっという間に1月も8日になってしまった。

早いような、そうでもないような。

2021年になったところで、今年の抱負なんてものは特に掲げる気はない。大層な望みなんて、そもそもないから。

ただ、相変わらずで居られたら嬉しいなとは、ぼんやり思っている。私が「ただここに居る」それだけで安心できる人たちがいるのが分かったから、

今年もここに居るだけ。

あなたが、今どこにいようが。誰と何をしていようが。どんな生き方をしていようが。どれほどのものを抱えていようが。何リットルの涙を流していようが。何色のため息をついていようが。いい加減に楽になりたいと考えていようが。いつ消えようかと迷っていようが。

相変わらずでこうして物を書きながら、いつ触っても適温でいられるよう保温したままで、ここに居続けるだけ。そして

「居るよ」

と伝え続けるだけ。

無事之名馬(ぶじこれめいば)ではないが、そうやって大きく体調などを乱す事なく穏やかに過ごせたらいい。

ああ、ついでに言えば。

美味しい珈琲をたくさん飲めたらいい。更には、DARSのビターを大人食いできたらいい。それから、見たい映画を鑑賞しまくれたらいい。叶うなら、作業用の新しいパソコンを迎えられたらいい。よかったら、やり込み要素のあるゲームをしこたまできたらいい。あわよくば、お年玉をもらえたr――いや煩悩の塊やないか。

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