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適応障害体験談

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私が適応障害を発症し、克服していった日記になります。
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#健康

社交不安障害と私

社交不安障害とは?精神疾患を専門とする世界最大の研究機関であるNIMH(National Institute of Mental Health)は、 “社交不安障害とは、見知らぬ人と関わったり他の人から精査され得る状況において持続的な恐怖を感じる病気のことで、その時に出る何かしらの身体症状が自身が恥ずかしい思いをすることに繋がると恐れている状態” と定義しています。 一生のうちのどこかの時点で社交不安障害になる人は一般人口の13%に及ぶ病気で(水島P27)、決して珍しい

旦那さんよ、メンタル疾患なめておらん?

旦那さん方、 奥様のメンタル疾患についてしっかりと理解していますか? もしくは、理解をしようと試みているでしょうか? 私は自分がメンタル疾患を患ってから、実際にメンタル疾患を抱える人たちと関わる機会が増えました。その中でも最近よく考えることは、 パートナーシップ×女性の働き方 についてです。 私の身の回りだけでも、旦那さんとの関係性に悩んでいる人が多すぎます。そして、それが原因で自分の働き方に無理をする女性が多すぎます。 たとえば、具体的な実例として、40代半ばの女

もっと休みやすい社会になってほしい、切実に

先日、夫が、「会社の上司が急に体調が悪くなったらしく仕事を数日休んでいる」という話をしてくれました。よくよく聞いてみると、メンタル的な問題が見られていて、医療機関でドクターストップが出たらしく、「一旦働くことをやめてください」と言われたようです。 心配そうに話す夫を横目に、私まで心配になってきてしまっていました。 その上司は、仕事がいわゆる“できる人”らしく、かなり忙しく長い間働いていて、夫からみてもいつも忙しそうで、「最近は特に大変そうだと思っていた」とのこと。 ただ

「体力がない」って公言していこ!

昔から体が弱かった私。喘息持ちだったから、少し走るだけでゼーゼーとして苦しかったし、旅行などで標高の高い場所に行くと、呼吸がしにくくなっていた。 風邪もよくひいたし、胃腸も弱かったし、肺炎にも何度もなっていた。母は、私が小さい頃、何度救急病院に連れていったことかと言う。体も小さくて体重も極端になかったため、ちょっと押したら倒れてしまいそうな体の作りをしていたと思っている。 そんな私も、中学生から運動部に入り、運動をするようになったからか、食べる量も徐々に増えていって、風邪

自分を大切にするってどうすればいいの?

皆さんは日々自分を大切にできていますか? メンタルを崩してしまう人の中には、わりと自分を大切にすることが苦手な方が多いように思います。 家族や友人、周囲の人は大切にできているのに、なかなか自分を大切にできている人って少ないように思っています。 そして、私も今までの人生においてなかなか自分を大切にできていなかったなと振り返って思います。 周りを優先にしすぎてしまったり、自分の思ってることを外に出さなかったりということがありました。 これらは、多かれ少なかで皆さんもある

適応障害と診断を受け1年半が経った私の現在の身体の症状

適応障害と診断を受けてから1年半ほどが経ったのですが、私の場合ですが、今でもなお身体の症状が現れることがあります。 この症状に関しては、個々人で異なるので一概には言えませんが、そしてそもそも1年半が経てば何の症状も現れずに病気と診断をされたことを忘れてしまったというくらいの方も沢山いらっしゃるようですが、一適応障害経験者として参考までにしていただければと思います。 ※この記事を読んで、「適応障害」と診断をされたばかりだけど、今の症状が1年半後もずっとずっと続くんだと思わな

適応障害初期(急性期)のはなし

前回の投稿に引き続き、今回は適応障害初期のお話しです。 症状初期のことを、「急性期」と言いますが、私がこの急性期にどういった症状が出ていたかについて共有させていただこうかな、と思っています。 ✴︎ ✴︎ 適応障害と診断を受けたのが昨年の夏頃だったのですが、1番最初に現れた症状としては“寝ることができなくなる”でした。続いて、倦怠感や発熱(高くとも37.5度の微熱)があったのですが、その後、どういうような状態だったかを振り返ります。 診断を受けて最初の3ヶ月くらいは本当

【ご報告】 stand.fmはじめました

丸の内OLが適応障害になってフリーランスになってみた という配信名でstand.fmを始めてみるはこびとなりました。 ちょっとキャッチ―な名前ですが、今までの私と、(最近やっとフリーランスに挑戦しようと決断したこともあるのですが)今後の私について配信していく予定です! https://stand.fm/channels/6107f6cf04bb1691c156e605 配信でも少し触れたのですが、私が適応障害になって辛い時期に、stand.fmにはとてもお世話になりま

適応障害と診断を受けた前後の症状について

今回の記事は、改めてにはなりますが、私が適応障害と診断を受けたとき、どのような状態だったかについてです。 私が適応障害と診断を受けたのは昨年の2021年の夏頃でした。 振り返ってみて、一番最初に顕著に自分の体に異変が起きたのは、全く寝ることができないという症状でした。1ヶ月程、全くしっかりと寝ることができなかったんですよね。寝ることができても1日計3時間ほどの睡眠時間だったと思います。当時、新居に引っ越したばかりだったのですが、幹線道路が家の前にあったため、車の騒音がどう

メンタル疾患は天からの贈り物なのかもしれない

最近ちゃんと腑に落ちたことがある、 それは、“ 病気になったのは、「休んで!!」という天からのサインだったのだ ”ということ。 「天から」ってどこからか具体的には分からないけど、亡くなったおじいちゃんが私を見兼ねて助けてくれたのかもしれないし、魂的なもう一人の自分が、動き続ける物理的に存在する自分に鞭打って、そういうサインを送ったのかもしれない。 思い返せば、2年半程前の年末、まだ適応障害と診断を受けるかなり前のことだったけれど、仕事が忙しすぎて、週末も仕事仕事..ずっと

自立支援医療制度の手続きへ行ってきました

今日、自立支援医療制度の手続きをしに役所へ行ってきました。 手続きは予想以上に簡単で、ものの10分程で終了。 「きっと面倒な手続きなのだろうな」と、重い腰をあげて、やっとの思いで役所へ行ったのですが、面倒なことは何一つなく、一瞬で終わりました。 「そもそも自立支援医療制度とは?」 「面倒で私もまだ手続きができていないのよ…」 という方がいらっしゃったとしたら、少しでもそのような方の参考になれば嬉しいなと思っています。 ※私の場合は、精神通院医療の自立支援医療制度です。

今を生きることの素晴らしさ

マインドフルネスとは、今この瞬間に起きていることに注意を向けてネガティブ感情から心を離し、さまよっていた心を意識的に今に集中をすることです。 私はいつからか、マルチタスク的行動が習慣化してしまいました。料理をしながらラジオを聴く、ご飯を食べながら映画を観る、お風呂に入りながら本を読む… 仕事を休んでいて時間がある今でもなお、この習慣は以前よりもだいぶ緩くはなったもののなかなか変えられず、これでは常に脳がフル稼働している状態だと自覚をしてからは、脳を休めることを意識的に自分

おしゃれができるって心が元気な証拠よね

みなさんはお洒落をすることが好きですか? メイクをしたり、アクセサリーを身につけたり、着飾ったり、髪を巻いたり、 お洒落をするってとっても素敵なことだと思うのです。 お洒落をすれば、自分に少し自信を持つことができます。 お洒落をしていれば、素敵なカフェにもこじゃれたブティックにも、ちょっとの勇気を出せば入ることができるけれど、そうでない日なんかは、お洒落カフェにもブティックにも決して入りたいと思えません。 お洒落をすれば、自分の理想に近づけ得ます。 女性的な雰囲気

適応障害を克服しつつある私のセブンルール

私は関テレ・フジテレビ系の『セブンルール』という番組の大ファンです。 『セブンルール』とは、社会で活躍する一女性にフォーカスを当て、その方の日々に密着をし、彼女らが自分らしく生きていくうえで大切にしている7つのルールを紹介していく番組です。 https://www.ktv.jp/7rules/ 今回は、この大好きなテレビ番組に則り、「“適応障害を克服しつつある私、Etoile”が、もしテレビ番組に密着されたら」という、非現実的なことをもはや妄想をしながら、勝手ながら書かせ