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旦那さんよ、メンタル疾患なめておらん?

旦那さん方、
奥様のメンタル疾患についてしっかりと理解していますか?
もしくは、理解をしようと試みているでしょうか?

私は自分がメンタル疾患を患ってから、実際にメンタル疾患を抱える人たちと関わる機会が増えました。その中でも最近よく考えることは、

パートナーシップ×女性の働き方

についてです。

私の身の回りだけでも、旦那さんとの関係性に悩んでいる人が多すぎます。そして、それが原因で自分の働き方に無理をする女性が多すぎます。

たとえば、具体的な実例として、40代半ばの女性。
彼女は、中学生のお子さんがいます。旦那さんはバリバリ働き仕事で忙しくしているせいもあってか、家事も育児もほとんどしないそう。「奥さんが家事をしてくれるのが当たり前」「夕飯を用意してくれているのが当たり前」な旦那さん。奥さんは、フルタイムで正社員として長年同じ会社で働いていたのですが、今回体調を悪くして現在休職中です。

彼女の旦那さんは、彼女に対して、「あなたが正社員として働く以外の選択肢はないよ」と言うようです。

もちろん、子育てってお金がかかりますし、今や男女平等に働く社会が当たり前。それでも、メンタル疾患の療養に励んでいる奥さんを目の前に、「正社員以外の働き方はNG」という旦那さんって少しメンタル疾患の怖さを軽視しているのではないか?と思ってしまうのです。

何を持って「正社員以外の働き方はない」と言っているのか。収入が減るからという理由は理解はできます。それでも、これからもまだまだ続いていく人生なのだから、一旦はアルバイトでも、パートでも、専業主婦でも良いのではないか。彼女がそういう選択をするかは別として、そうやって「あなたは今生きやすい生き方をする時期なのだよ」と優しく包み込んで、肩の荷を下ろしてほしいなと思うのです。

また、30代半ばの女性の実例について。彼女は、子なしで旦那さんは仕事に忙しくしています。彼女もまた旦那さんから、「正社員として働いてほしい」さらに、「数年後に購入予定の家のローンの半分は担ってほしい」と言うようです。

ちょっと理解し難いなと思ってしまった私。
療養中でまだまだ体調が悪そうな時だって多いのに、どうして今からローンの話しになるのでしょうか。話を聞くに、「自分が稼いでいる分と同じくらい稼いでほしい」「それができないのであれば家事は全てやってほしい」と言われているようです。

そんな言い方されたら、悲しくなってしまいませんか。

メンタル疾患ってなかなか寛解はありません。
寛解と医師から言われたとしても、また再発する可能性を持ち合わせながら過ごしていく必要があります。元気そうだから、「今まで過ごしてきたようにまた過ごせるだろう」、「今まで通り過ごすことが普通だろう」と思ってしまうのは仕方がないことなのですが、これまでと同じ過ごし方だと外的要因は何も変わっていないので結構危険な選択だということを十分認識する必要があるのです。

もちろん、私が他の家庭に口出しするべきではないし、旦那さんを悪者にしたいわけでもありません。それでも、もう少し寄り添ってほしいし、理解を示してほしいのです。彼女たちからしか話しを聞いておらず、彼女たちの視点から見たものなので、偏りがある可能性のあることは百も承知で、それでも、何だかそういったプレッシャーやストレスを与える関係性って辛いし寂しいな、どうにか改善してお互いが分かり合えれば良いのになと思います。

女性にとって、旦那さんは一生涯のパートナーであって、自分の一部であって、そういう存在が、少しでも「自分に寄り添ってくれているな」と実感をすることができれば、女性はもっともっと生きやすくなると思うのです。

一緒にいることで、女性がパートナーシップで悩みに悩んで、息苦しくて、それによりさらにメンタル疾患が悪化したり落ち着かない場合も多々あるようです。

メンタル疾患を決して軽視せず、大切な人が、どうすればその人らしく、健康に楽しく過ごすことができるのかを一番に考えてほしいですし、そう考えていることをパートナーにも伝えてあげてほしいな、と思っています。

男性にとっても同じことが言えますが、今回は「女性にとって」限定で話しをさせていただきました。

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