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メンタル疾患は天からの贈り物なのかもしれない

最近ちゃんと腑に落ちたことがある、
それは、“ 病気になったのは、「休んで!!」という天からのサインだったのだ ”ということ。

「天から」ってどこからか具体的には分からないけど、亡くなったおじいちゃんが私を見兼ねて助けてくれたのかもしれないし、魂的なもう一人の自分が、動き続ける物理的に存在する自分に鞭打って、そういうサインを送ったのかもしれない。

思い返せば、2年半程前の年末、まだ適応障害と診断を受けるかなり前のことだったけれど、仕事が忙しすぎて、週末も仕事仕事..ずっと頭が仕事モードで、本当にいっぱいいっぱいで。そんな時に、私は突如盲腸になったことがある。その時に、「盲腸になってよかった、ならなかったら疲労で潰れていたかもしれない」と心底思って盲腸に感謝をしたことがある。

ギリギリの状態で走り続けていて、体と恐らく心も疲弊していたけれど、休むという選択肢は私の頭の中にはなく、もう何かがはち切れそうになった時に運よく(なのかは分からないが)盲腸になって1週間程休養を取れたのだ。痛みよりも、休養を取れたことの喜びと安堵の方が断然強かったことも覚えている。そして、それでも、日々仕事のことが気になって、自分が当時メンバーであったプロジェクトのフォローは日々していたから驚きだ。

こういった体の不調は、時に頑張りすぎる人たちを助けるためのものでもあると思う。

メンタル疾患になったこと、それは天からの贈り物。
ガタがきているのに、全然休もうとせず走り続けるものだから、適応障害という名の不調が適切なタイミングで私を助けてくれたのだと考えるようになった。

一般的には良くないと捉えられることをポジティブに変換をすることは昔から得意な気がする。

先週末の朝、私は布団を干していた。
午後は雨模様だけど、午前中だけ晴れるという天気予報だったので、久々に布団を日光に浴びせたくて、すぐに取り込むことを前提に、私は布団を干酢ことにした。だが、天気予報は外れ、ものの20分くらいで急な雨がドッと降ってきたのだ。突如降ってきた雨、そして、布団はびしょ濡れ、私と夫ですぐに布団を取り込んだのだが、明らかに夫が不機嫌ではあるまいか。

私が雨予報が出ているにもかかわらず布団を干したことに対して怒っているのかと思いきや、私が布団を干すことを止めないという判断をした自分と、そして、布団が濡れてしまったことに対して不機嫌になったらしい。

私は言った、「でも、これを機に布団を洗濯機で洗おうとできたからよかったんじゃない?最近洗ってなかったしね」と。

そう言うと、夫は、「俺は残念ながらそうやって考えられないんだよ。後悔しかない」とぼそっと呟いた。「Etoileはなぜネガティブをポジティブ変換できるのか?」と問われた。ちょっとちっさい男だなと思わなくもなかったが(笑)、改めて自分ってわりとポジティブ人間なんだろうなと思った。

メンタル疾患になって、忙しすぎた仕事からも日常からも離れることができたし、自分を見つめ直すきっかけになったし、メンタル疾患って誰でもなり得るのだと知れたし、世の中にはいろんな人がいるのだと知ったし、人生そこまで頑張らなくても良いのかも知れないということも感じられたし、家族の愛も再認識できたし、健康が第一だということも実感できたし、本当にいろんなことを経験できた。

30歳手前のこのタイミングで辛さを味わい、いろんなことを気づかせてくれて、今後の人生の生き方をも変えてくれたきっかけなんだと思う。

天からの贈り物だと考えて、私はこれからの進むべき道を、慎重に、でも怖がらず自分の手で切り開いていきたいと思っている。


P.S.  転職活動をしていて、まだまだ自分の人生って何なんだろうとか壮大なテーマを抱えてしまい迷走している感もありますが、それも私なので、こんなかっこいい締めはしておりますが、絶賛迷走中な私を陰ながら応援いただけるととても嬉しいです😂

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