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今を生きることの素晴らしさ

マインドフルネスとは、今この瞬間に起きていることに注意を向けてネガティブ感情から心を離し、さまよっていた心を意識的に今に集中をすることです。

私はいつからか、マルチタスク的行動が習慣化してしまいました。料理をしながらラジオを聴く、ご飯を食べながら映画を観る、お風呂に入りながら本を読む…

仕事を休んでいて時間がある今でもなお、この習慣は以前よりもだいぶ緩くはなったもののなかなか変えられず、これでは常に脳がフル稼働している状態だと自覚をしてからは、脳を休めることを意識的に自分でするようになりました。

抑うつ傾向のある人はとくに、是非このマインドフルネスに挑戦をする価値はあると思っています。

※ただし、重度のうつ病の人は、マインドフルネスを行うことによって逆に症状が悪化するケースもあるというデータもあるようなので、主治医の先生とも相談のうえの実施が安心です。

うつ病になると、「扁桃体」という脳の部分の活動が健康時と比べて過剰になると言われています。この「扁桃体」とは、感情を左右し、悲しみや不安に関わる部分のため、扁桃体が過剰に活動してしまうと、鬱々としてしまいます。

マインドフルネスを行うと、扁桃体が縮小し、たとえストレスのかかった状況に陥ったとしても、扁桃体の活動が抑えられるという研究データがあるようです。

今回は、私が、これをやっている時は、「あ、今に集中できているな」という意味でマインドフルネス状態を実感できている具体的な行動を紹介させていただきます。

マインドフルネス的おすすめな行動

瞑想

モーニングルーティーンとして、先月あたりから瞑想を始めました。

最低でも5分間は頭を空っぽにして無の時間を過ごせるようになってきました。テレビも消して、音楽も流さず、ただただ無音の中で行います。頭に何かが浮かんだら、それをまずは手放します。川の流れに、頭に浮かんだものを流すように、何度か繰り返していると無の状況ができてきて、なんとなく体が心地良くなるのです。

瞑想中は、意識と無意識のちょうど中間に焦点を置いて、なんだかふわふわとしている感じになります。

瞑想と聞くと、怪しそうだったり、難しそうだったりと思われる方もいるかもしれませんが、なんとなくでやってみることで私は十分効果があると思っています。

パン作り

数ヶ月前から密かにはまっているのが、パン作りです。
この日作ったのは、キャラメルとナッツのねじねじパン。

美味しくてペロリと3つも食べてしまいました

パン教室に友人と通い出し、そこで習ったレシピなのですが、
家でもとっても美味しく作ることができました。
パン作りは慣れれば思っているよりも簡単にできます。

薄力粉に入れたイースト菌を目掛けて水を入れ、伸ばしごねという作業とV字ごねという作業なるものを行なっていくのですが、生地をこねることがとっても気持ちいのです。

そして、発酵をするとすくすくと育っていく生地。パン作りが好きな人は声を揃えて、「生地がかわいい」だのよくわからないことを言うなーと正直思っていたのですが、パン作りをいざ始めてみると、その方たちの言っていることがよくわかりました。

筋トレ

こちらも密かにはまっているのが、筋トレです。

筋肉量がかなり少ない私は、最初は体力強化のために始めたのですが、やっている最中は必死で辛さと戦っています。その時はもう今のトレーニングの辛さに耐え凌ぐことしか考えられないので、他のことを頭で考える暇などありません。

今まではヨガを好きでやっていたのですが、動きがゆったりなことが多いからか、頭の中は「今日の夕食何にしよう」「家に帰ったら、あれをやってこれをして」などなど、その場のことに集中がなかなかできていなかったのですよね。

たとえば、最近やっているプログラムは、キックボクシング的な要素があり、全くの不慣れなため、インストラクターの方の動きを集中して見ている必要があるので、頭は違うことを考えるという余裕は皆無です。

早く筋肉量も増えれば良いのだけれど、目に見えて実感できるにはもう少し期間も質も量も頑張る必要があるのだろうなと感じています。

お喋り

誰かと話している時、私は心ここにあらずという瞬間はあまりありません。

家族や友人と話していると、気がついたら数時間も経っていたということが日常的に良くあります。自分が心安らげる誰かと話していると、その時を心から楽しめ、今に集中していたんだなと実感することが最近は増えました。

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体を休めていたとしても、脳って案外フル回転で動いているものですよね。脳の休め方を知らないと、常に脳は休息をとることができずに、一杯一杯になってしまうのだと思います。

疲れを取ろうと、家でぼーっと動かずにソファーに座っていたり、寝そべったりすることもあると思いますが、そういうときは身体は使っていないけれど、考え事をしていたとすると脳は休まっていないことになります。

疲れを取るには脳を休めることがとても重要になってくるので、マインドフルネスを使って脳をしっかりと休められれば理想だなと。

過去でもなく、未来でもなく、今に意識を向けて、今を生きていることの素晴らしさに毎日の生活で少しずつでも気がつくことができれば、それはとってもとっても健康的で素敵なことなのだと思っています。


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