香港に戻るまであと84日ー自己検疫第9日目　【映画　スノーピアサー】

＊香港に居た時に撮りためた写真を使用。今回は北角（ノースポイント）にある徳成號というお店の並んで買う鶏蛋巻（エッグロール）。香港一美味しいのではという噂。こちらはバター味の缶。繊細ですぐ壊れてしまうけれど、さくさくで卵とバターの風味がたまらない。

7月15日、今日は「snowpiercer」という映画を観た。アメリカでは7年前、日本では6年前に公開された映画だ。監督は、『パラサイト　半地下の家族』で2020年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を取ったポン・ジュノさんだ。個人的には、とても面白かった！

スノーピアサー(字幕版)

スノーピアサー(吹替版)

この『スノーピアサー』でハリウッド進出されたらしいが、2013年より前にこの話を選んだ着眼点と今ハリウッドで更なる素晴らしく活躍をされている役者さん達をその時キャスティングした事に先見の明があるなと感じた。

この映画は『パラサイト』と重なる所がある。それは社会の底辺で生きる人とその社会構造に焦点を当てて観ている人に疑問を唱える事だ。ポン・ジュノさんが韓国前政権でブラック・リストに載って政府に活動妨害されたというのもわかるような気がする。例えば、映画の中で先進国が温暖化の危機を叫んで気候をコントロールしようと試みて逆に氷河期が来てしまったと言う設定も皮肉が効いていて面白い、が温暖化の危機を叫ぶ側に取っては迷惑なんだろう。

後は、明日ふいに電話面接をする事になった。真剣に香港での仕事を探し始めたのは良いがいつも書類選考で落ちているので、驚いた。初めて最初の段階を突破したようだ。そこで働いている昔の上司達に一応メッセージを送って知らせておこう。