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香港に戻るまであと63日

*香港に居た時に撮りためた写真を使用。ハイキング中に見た風景。

こんばんは。8月5日、20冊程の洋書を売る為に色々なオンライン古本屋さんを調べて査定をお願いしたが、送料無料では390円が最高値だった。valuebooksのバーコードをスキャンして査定額を調べても、1冊30円が一番高く、多くは10円、又は0円であった。

なので、もったいないが捨てる事にした。インターネットでずっと調べ物をしている自分の時間の方が高いような気がしてきたからだ。

それら捨てる本の中に、「チーズはどこへ消えた?」があったので捨てる前にもう一度読んでみた。英語題は「Who Moved My Cheese?」だ。

2匹の鼠と2人の小人が、迷路の中で大きなチーズを見つけてその場所に長く心地よく居座っていた。ちなみに、このチーズというのは抽象的なコンセプトで、お金だったり、仕事、健康、キャリア、人からどうみられるか、自分のプライド、等その人が大事だと思っている事だそうだ。

しかし段々チーズは小さくなり、カビも生えて来ていた。ある日、チーズは消えてしまった。まあ、鼠と小人で多分食べ終わってしまっただけだが、小人達はそのチーズの状態の変化に気がついていなかった為、ショックを受けてしばらくその場所から立ち去ろうとしない。

鼠達は、チーズが無くなったので、さっさと迷路に戻って別のチーズを探しに走って行った。小人2人は別の場所に移る事に恐怖を感じる。しばらくチーズがあった場所に留まって同じ事をしていればいつかチーズが戻ってくると願っている。しかし、いくら待ってもチーズは戻らない。壁に穴を空けて探したりするがそれでもチーズは見つからない。2人ともお腹が空いて、弱っていく。そのうち、迷路に戻る事に恐怖を感じながらも、新しいチーズが見つからないかもしれなくても、小人の1人は別のチーズを探しに行く決心をする。

以前は会社に属している時に読んで、あまり心に響かなかった。アマゾンのレビューにもあるが、説教じみていると感じた。その頃は、会社でも、変化に積極的に対応して、リーダーとなって、小人達の変化も促そう、みたいなオンラインのトレーニングが沢山あって、うんざりしたものだ。

久々に読んでみて、恐怖を感じながらも未知の世界に飛び出すという点で共感出来た。もう少し行動してみようか。なので、本をたまに読み返してみるのも良いのかもしれない。

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