【映画】鉄の意志を持つ少女「トゥルーグリッド」
コーエン兄弟が、巨匠スティーブン・スピルバーグと初コンビを組み、1969年の西部劇「勇気ある追跡」をリメイクした作品として2010年に公開した。ぜひ、みなさんに紹介したい映画です✨
同じくコーエン兄弟の作品で、↓ の「ビッグ・リボウスキ」という映画のレビューもしたが、主演男優のジェフ・ブリッジスがこの映画にも出演(コグバーン保安官)しており、圧倒的な存在感を放っている。
この映画は当時、女性が発言権を持たなかったアメリカで、しかも少女であるマティー・ロスが「この世で代償を払わなくていいもの、それは神の慈悲だけである」と冒頭語るシーンからも分かるように、自分の想いは必ずやり遂げるという鉄の意志 → 「トゥルーグリッド(真の勇気)」を示している。
「時は駆け足で過ぎてゆく
勇気を示すべきは常に今である」
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👇 3回以上見たと思うので、その記憶を辿りレビュー書いてます
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この映画はアカデミー賞に10部門ノミネートされながらも、無冠に終わっています。西部劇というカテゴリを現代風にアレンジしたり、テーマが父親の復讐だったのも原因だったのかもしれません。
しかし、この映画の素晴らしいところは、西部劇という こうあって欲しいという印象が強いリメイク作品であっても、コーエン兄弟とスピルバーグ監督のユーモアや エンターテイメントとしての要素を盛り込んで、誰でも楽しめる作品に仕上げたところだと思っています。
エンディングは年を取ったマティーとコグバーンの再開場面になるのですが、まさかの結末で涙する場面も。。主題歌の「Iris DeMent / Leaning On the Everlasting Arms」は聴き入ってしまう美しい曲でした。
「ソードフィッシュ」という映画で、「リアリズム、今のハリウッドに欠けているものはそれだ」というセリフがありましたが、こういった映画も評価されて欲しいという気持ちはあります。
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【映画の紹介】
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