反省会では良かった点も!
こんにちは。エデュサポです。
テストや模試を受けた後は、振り返って反省会を行うと思います。「ここが解けてなかったな。こことここはもう一度勉強し直さないとな。」と考えますよね。
このテスト後の反省会はとても大事です。一方で、自分ができなかった部分を直視しなければならないので、やる気とテンションが下がってしまうことがあるのが難点です。
そこで、テストの後の反省会では、「よくできたこと」も必ず挙げると良いです。
今回は、そんなテストや模試の反省や分析についてお話します。
私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
これまでの経験を基にお話します。最後まで読んでいただき、テストや模試の振り返りと分析の際に役立てていただければとても嬉しいです。
反省会は必ずやるべき
テストや模試の振り返りは必ず行ってください。
テストや模試の振り返りは必ず行ってください。
大事なことなので2回言いました。
丸付けの後が勉強です。丸付けまでで終わってしまったら、勉強をしたことにはなりません。
定期テスト等が終わると、「終わった\(^o^)/」と思ってしまいますが、振り返りと分析が終わるまでは「終わった\(^o^)/」と思ってはいけません。
PDCAのC(チェック)が終わっただけなので、続けてA(アクション)を起こして、次のテストに向けてのP(プラン)を立てて、そのプランを実際にD(実行)しなければいけません。
学生時代のテストって、単純に学力向上を目指すだけでなく、このPDCAサイクルの基礎を学ぶということにも活用できるんですよね。
良かったところも反省する
一方で、すごく大変だったテスト勉強が終わって、それから自分ができなかった部分を振り返るのは、なかなかに億劫ですしつらたんですよね。
ですので、テストの振り返りをする際は、よくできた部分についても必ず振り返るようにすると良いです。
そもそも「反省」という言葉には、「良くなかった点を認めて改めようとする」という意味だけでなく、「自分の行動を振り返って、良かったか悪かったかを考える」という意味もあります。
ですので、良くなかった点を見つめるだけが反省ではないのです。
よくできた部分も振り返るようにすると、テストの振り返りも前向きに取り組めるようになると思います。
テスト後の反省会を自分一人で行う場合は、よくできたこと、今回特に頑張れたことも振り返ってみてください。
保護者の方が子どものテスト後の反省会を行う場合は、子どもが今回よくできたこと、特に頑張れたことも見つけて、たくさんたくさん褒めてあげてください。
再現性はあるか。他にも転用できないか。
テストの振り返りは、次のテストに向けての改善点を考えることも大切なのですが、上手くいったことを次にも使えないかを考えることも大切です。
反省会の時に挙げた「よくできたこと」や「頑張ったことが点数に反映されたこと」を、次のテストでもまたできないかを考えると良いです。
再現性がありそうであれば、次のテスト勉強のときにも取り入れると良いでしょう。また、他の教科でも似たような対策ができないかを考えて転用すると良いでしょう。
「今回これが上手くいったから、次回はこんなやり方も試してみよう。」と、応用までできるようになったら最高ですね!
そして、次のテストが終わった後に、新しいやり方が上手く機能したかどうかをまた振り返ると更にレベルアップできます。
反省会を行うのがワクワクしてきましたね!
できなかった所→できた所の順番で反省する
テストの振り返りを行う時は、はじめに「できなかった所、改善しなければならないこと」を考え、次に「できた所、上手くいった勉強」を考えると良いです。
性格は人それぞれなので、必ずこの順番が良いとは限りません。ただ、多くの場合はこの順番が良いです。
たとえば、次の2つの例文を比べてみましょう。
先にネガティブなこと、後にポジティブなことを言った方が前向きな印象を受けませんか?
言葉(日本語)の場合は主語述語の関係で、最も言いたいことは文末に書かれるという性質があるので、これだけではポジティブなことを後で言う方が良いという証明にはなりません。
ただ、子どもたちと接する中で、物事を伝える順序に関して私はかなり気を使っていました。言葉や態度が子どもに与える印象が、子どもたちの勉強のモチベーションに大きく関わるからです。
その経験からも、ポジティブなことを後で言う方が吉と出ています。
ポジティブな言葉で反省会を終わらせ、「よーし、次のテストも頑張るぞぉ!」と、前向きに次のスタートを切れたらいいですよね。
まとめ
今回はテストや模試の後の振り返りについてお話しました。勉強についての反省会のお話をしましたが、他の分野での振り返りや分析にも応用できると思います。
今回お話した内容をまとめます。
テストや模試はついつい結果に目が行ってしまいがちですが、実施後に振り返りと分析を行って、次に活かすことが大切です。
振り返りと分析を行うことは、大人になってから大いに役立つ習慣です。子どものうちからこの習慣を身につけ、さらにポジティブで前向きに反省ができるようになると素敵だと思います!
なお、模試の具体的な活用法については、『模試の最強活用法7つのポイント!復習のやり方・ノートの作り方』というブログ記事で解説しています。ぜひ、そちらも読んでみてください。
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