#12 -うさぎとカメの新しい発見。
うさぎとカメ
誰もが知っているイソップ寓話のひとつ。
我が家にある貴重な日本語の絵本で、子どもたちにこれまで何度読んだか覚えてないくらい読んだ。
足の遅さをうさぎに馬鹿にされたカメ、
腹を立ててうさぎに駆け比べを挑む。
うさぎはあまりに遅いカメに退屈して昼寝をしてしまう。
うっかり寝すぎてしまったうさぎはカメに追い越され、負けてしまう。
ウサギ側からみた教訓
相手が自分より格下だからといって、油断すると足元をすくわれてしまう。ということ。
カメ側からみた教訓
例え歩みが遅くとも、頑張って着実に進んでいくことで自分より優れた相手にだって勝つことができる。
てな感じでしょうか?
努力は才能に勝る!
的な感じでポジティブな話だとは思うのですが、これからの世界を担っていく子どもたちはそれ以外にも知っておくべきことがある。
それは、
世の中には昼寝をしないウサギがたくさんいる。
ということ。
自分の能力を過信せず、常に努力を重ね、格下の相手にだって全力で挑んでくるウサギたちは限りなくアンビータブルに近い。
各業界の第一線で活躍する人たちはこの昼寝をしないウサギの集まりなんです。
努力は大事。でも努力をすればどんな相手にだって負けない。というのはキレイごとじゃあないでしょうか?
だったらカメはどうしたらいいのか?
絶望に打ちひしがれ甲羅に閉じこもっているべきなのでしょうか?
ちがう
そうじゃない。
勝負の仕方を変えればいいんです。
うさぎとカメ(改)・バージョン1
うさぎに、
「あの山までは近すぎて面白くない。あっちの遠く遠く、丘の向うに木がある。あそこをゴールにしよう。ボクは体力には自信があるからきっと君に勝てるさ!」
と持ち掛けるカメ。
うさぎは、
「ボクは足が速いだけじゃなく、体力もあるからきっと負けないと思うよ。」
と、2つ返事で新しいゴールが決まる。
レースが始まった。
案の定、カメはあっという間に取り残され、うさぎはすごいスピードで丘を登っていく。そして昼寝をしないうさぎは休む気配すらみせず進み続ける。
丘の上にたどり着こうとしていた時、後ろを振り返り、カメがどこにいるかをみてみた。
まだまだずっと下の方で、ゆっくりと歩いている。
しかしどうだろう。これだけ遅れているのに、慌てている様子は一切ない。その着実な一歩一歩にはどこか自信さえ感じる。
ちょっと匂うな。
用心深いうさぎはこのカメの自信が気になりはするがすぐにレースに集中し直した。
しかし
丘を越えたその瞬間、目の前の光景に啞然とし固まってしまった。
動かなきゃ!
気持とは裏腹に体は凍り付いてしまっている。ショックを受けた時の本能的反応はどうにもできない。
ショックを受けても仕方がない。なぜなら、うさぎの目の前には大きな大きな湖が広がっていたのだった。
ショックの呪縛から身をほどいたうさぎが慌てて振り返ると、カメはもう、すぐそこまで迫ってきている。
カメはうさぎの様子を見て、にたりと笑う。
カメは知っていた。
丘の向うには大きな湖が広がっていることを。そしてそのことをうさぎが知らないということも。
うさぎがこの状況をどう打開したらいいか頭をひねらせている間にカメはうさぎを追い越し、湖に入ろうとしている。
うさぎは泳げない。
いや正確には泳ぐのが恐いのだ。
遠い先祖の話らしいのだが、大型爬虫類に皮を剝がれてしまった経験がDNAに含まれているらしい。
うさぎは慌ててカメを追いかけるが、水の中をスイスイ泳いでゆくカメに追いつけるわけがない。
カメはあっという間に向う岸に渡ってしまった。
そしてまたゴールの木に向かってゆっくりと一歩一歩、進んでいったのだった。。。
おしまい
ボク、なにやってんだろ。w
この話から何を伝えたいかというと、
不得意なことを無理してやらなくてもいい。
自分の得意な土俵で勝負をすればいい。
ということ。
世の中にはたくさん、
なんで自分は他の人に比べて遅れているんだろう?
と悩む人が多いと思うのですが、そんな時は自分の能力のなさを嘆くのではなく、角度を変えて、それは自分の土俵じゃないんだ。と割り切り、得意なことを見つけ、それを使って勝負した方がいいですよ。と伝えたかったのです。
でもこの話、もっと他のバージョンもあるんだろーなー。。
そういうわけで、note更新ネタに困っている人がいたら、是非、
を使って、みんなでいろんな角度からみたうさぎとカメをシェアしてみませんか?
注!#うさぎとかめ は既にそんざいするタグなので、かめはカタカナで書いてください!
自分はいいや、でもこのnoterさんはこういうのスキかも。っていう場合はオススメしてみてください。
(多分誰もやらないだろーなー。はは)
ボクは物語も書いたことないし、想像力も大したことはない。でも書くのがすごい上手な他のnoterさんたちが書いたうさぎとカメ。読んでみたい。単純にそう思ったのです。
1人でもやってくれたらうれしいです!
書くことを仕事にするための励みになります。