VLOOKUP関数03:検索方法TRUE
VLOOKUP関数の4番目の引数 検索方法 について理解が曖昧な方が多いようです。検索方法とは何なのか?しっかり確認しておきましょう。
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, ④検索方法)
検索値と完全一致するデータが存在しない場合にどうするのかを指定するための引数です。
■検索方法は、省略できる
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号)
この記述でも、エラーにはならず機能します。
省略すると検索方法「TRUE」としてVLOOKUP関数が実行されます。
検索方法「TRUE」を理解したうえで省略しましょう。
■検索方法の記述
TRUE または FALSE と記述します
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, TRUE)
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, FALSE)
「TRUE」の代わりに数字「1」
「FALSE」の代わりに数字「0」でも使えます。
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, 1)
=VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, 0)
■検索方法TRUEとは?
TRUEは、検索値と完全一致するデータが存在しなかった場合でも検索結果を得る事ができます。
近似値(検索値以下の最大値)を検索します。
例:血液型アンケート
[列B]に 検索方法TRUE で検索した結果を表示しました。
良い感じに検索出来ているようだけれど、よ~く見てください。
セル[A6] Z型 …ゾンビかな?
範囲の中には Z型 は存在しない。
Z型 以下の最大値 セル[E15]の O型 が検索結果になる。
(文字列なので Z型 よりも上に並ぶ文字 Z型 に一番近い文字 が検索結果になる)
同じ様に ハート型・C型 も近似値が検索結果になっています。この例では不正確すぎて実用的ではありません。
データ数が少なければ目視で「だめだこりゃ」とわかりますが、数百件以上の場合目視で追うのは大変すぎます。
検索方法 TRUE は、綺麗に整理されたデータにのみ役に立ちます。
【関連note】
VLOOKUP関数01:何をする関数?
VLOOKUP関数02:範囲は昇順
VLOOKUP関数03:検索方法TRUE
VLOOKUP関数04:検索方法FALSE
VLOOKUP関数05:まとめ
並べ替え01:昇順/降順どっちだっけ?
並べ替え02:数値・ランキング
並べ替え03:漢字
並べ替え04:ひらがな・カタカナ
並べ替え05:アルファベット
並べ替え06:まとめ
ふりがな01:PHONETIC関数
ふりがな02:ひらがなカタカナ
ふりがな03:まとめ
絶対参照を理解するために01:相対参照
絶対参照を理解するために02:相対参照
絶対参照01:何が絶対なのか?
絶対参照02:列と行
絶対参照03:参照元と参照先
複合参照01:列固定タイプ
複合参照02:行固定タイプ
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