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僕のマッチング用プロフィールを女友達がスクショして勝手に拡散していた

 高校の同窓会で一人の女友達と久々に話したところ、彼女は衝撃の懺悔を語った。
「マッチングアプリでたまたまプロフィールを見つけちゃって、それをスクショして○○(共通の知り合い)とかに送っちゃったんだよね。ごめん」。

 
マッチングアプリ利用者にとって、プロフィール画面は恥のかたまり。なにせ自分で一番写りが良いと思った写真に、自分の良さを必死の思いでアピールする自己紹介文が添えられているのだから。何人に送ったのかは不明だが、今なお数名の知り合いはその画像を保有しているようだ。同窓会以降、同級生数人が集まる飲み会に一度参加したのだが、参加者のうちの誰かが所有していた僕のプロフィールを鑑賞する時間があった。その会に例の女友達は参加していない。恥ずかしいプロフィールはデジタルタトゥーと化して誰かのスマホに残り続けてしまっているのだ。

 アプリに課金して連戦連敗。好きじゃない人とマッチングして無理やり付き合い2ヶ月で破局。利用停止後も友人にプロフィールが流出。「マッチングアプリを使う」という決断はマイナスしか生んでいない。いや、飲みの場が盛り上がるネタを提供できた点はプラスだね。

 その女友達からは逃げて、今度は男友達と話した。

男A「お前、アレは経験した?」
自分「まだやってないよ。このまま30歳まで突っ走って魔法使いになるわ」

男B「普段どんなジャンルのビデオを観てる?」
自分「観ないよ。あからさまなエロは好きじゃないからね」

2人とも5年ぶりの再会での第一声は下ネタ。どうやら僕は、男女ともにクレイジーな仲間を増やしていたようだ。数年後また男どもと再会することがあるのだろうか。そのときにも低俗な会話で盛り上がりたい。僕が魔法使いになっていたら、魔法も教えてあげたい。

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