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「やっと見つけた!you、影薄すぎて困るんですけどー」 夏の気配が近づいてくる午後。爽や…
所変わって、ここはカプリシューズのアジト。建物のどこにいても常に薄暗いこの施設で、周り…
「はぁ、まあいいわ。何も知らない方が幸せよ。デザストル様、分かりました。今回はあたしがソ…
夕闇邸での戦いから一夜明け、生徒会室には麗らかな午後の日差しが降りそそいでいた。円形テ…
ぽつりと漏れた声に、皆が一斉にまつりの方を振り返る。だが、彼女は皆が危惧していたような…
「いつもお世話になっているし、お互い様よ。私たちは何をしたらいいかしら?」 ぐるりと家…
広々とした階段を一段ずつ踏みしめ、登った先には大きな扉があった。ポムに言われていた通り、ここがレザンの部屋で間違いなさそうだ。 「レザン、私よ。入るわね」 ゆららは控え目なノックをすると、小声で呼びかけて扉を開いた。部屋の中は、薄暗くはあるものの全体的に煌びやかで、まさに王室を思わせるような調度品がずらりと並んでいる。扉を隔てた先で、急に異世界に迷い込んだかのような感覚を覚え、ゆららは思わず目を見開いた。 「わぁ……凄く豪華な部屋」 物珍しさで一通り部屋を見渡し
レザンが昔撮った写真に、ソンブルの姿が写っていた。それが何を意味しているのか、ゆららは…
「今までは、君たちの決意と、僕の覚悟、双方が一致していたから、君たち4人は変身することが…
「そうだよ、レザン!」 突如として聞こえた空気を揺るがす声に、レザンとゆららは驚いて振…
テーブルの上には、すっかり空になった深皿とスプーンが綺麗に並べられ置かれている。食事を…
暫くは穏やかな談笑の時間が続いた。そうして空が暗く始めた頃、ポムは窓の外をちらりと見て…
何とか全ての洗濯物を入れ終えたそのタイミングで、ぽつぽつと雨が降り出した。一度零れ落ち…
一人一人の顔を虐げるような目つきで眺めていたソンブルは、ある事に気がつくとそこではたと笑みを消した。 「……ん?そういや今日、あいついねぇな。おいポム。レザンは何処だ」 プリキュア達に庇われるようにして、一歩後ろに下がったところからこちらを睨みつけている少女に、穏やかに問う。その目は、かつてはこちらに笑顔を向けていたこともあった。だが、今ではすっかり疑いを隠さないものになっていた。 「お、教えないポム! ソンブルには教えたくないポム!」 「ふぅん……生意気な口を聞く