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検便 2.0

時は2020年。
検便が不便である。

年度の始めにする、健康診断の検尿はあんなにスタイリッシュにスマートな時間でやり遂げられるのに!!!
なぜだろう。
令和2年というテクノロジーも効率さも溢れている今日に。

どんなふうに不便なのか、飲食店と介護施設にてアルバイトしているために、毎月2回は検便をする私から、僭越ながら意見を述べさせていただこう。
下品なテーマで申し訳ないので、気持ち悪いと思う人はここでさようならしていただきますようお願いしたい。けど、私はめちゃくちゃ真剣なのでぜひ読んでほしい。

検便キットは今まで一種類しか見たことがないのだけど、私が配布されるものは、プラスチック製の爪楊枝の先に5ミリくらいのスコップがついている。(調べてみてください。)便を採取したあとの棒は便が腐らないようにする魔法のジェル(青色なんです!)が入ったケースに入れて、名前のラベルを貼り、検査センターに送る。

そこで、その棒で便をとる大変さといったら、そこはかとない。しかも、尿に比べ、便を採取できるチャンスは通常1日に1度

そして、便がトイレの便器の高台で止まっていてくれたら奇跡、ほとんどは便器の水が溜まっているところまで行ってしまう。水についた便は、検査をする上であまり良くないらしく、使えない。1日のテンションもガタ落ちだ。提出期限まであと2日しかないのに〜なんで水のところまで行ってしまうんだー!!!なんて追い詰められたこともしばしば。検便キットの説明書には、便器の高台のところにトイレットペーパーをひいて、いつもとは逆向きに座ってください。って書いてあるんだけど、ペーパーで止まらずペーパーと共に水のところへ流れて行ってしまうんだー!!!!!!なんでやねん!!!ペーパーをせっかく備えたのに、流れて行ってしまった時の落胆は本当にダンゴムシ級。トイレに座ったまま3分くらい、反省会。次の作戦を練る。

加えて、便の調子によっても、棒でまとわりつけるのが難しくなる。レベルを左右する因子は、もうたくさんありすぎる。

この不便で私は不幸だ!!とまではいかないのだけど、
なんとなく、
検便がスマートにできる時代は、
めちゃいい時代になると予感してるんだよね。

バイト先の上品なおばさまとは話せないような話題なんやけど、すごく需要はあると思う。介護者、食品関係、医療関係、飲食店などなど、人には欠かせない食に関わるうえで大切な検便キット。超クールに便を採取できる日がくれば、きっとみんな笑顔になれる。

では。検便の明るい未来に、乾杯。

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