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絶対オススメ本のご紹介!③

一国は一人を以って興り、一人を以って滅ぶ。 
一人の偉大なる革命が世界を変える。


これらは歴史が教えてくれていることです。

話しを会社経営に移したい。

「経営理念とは何かを突き詰めていけば、
根源は社長個人の人生そのもの、究極、
会社とは社長個人の生き写しといえる」

「経営理念の大元は個の志からはじまる。
個の志とは、社長個人の「絶対に譲れない
生き方」にあたる」

「人として何を考え、何を感じ、
どう生きるのか。
いわゆる生死観が問われる」


これらの言葉は、幼少期に右目を失明し、
17歳で命を落としかける事故に遭い、
両腕を失った。

そして、

生きる望みを失い、自殺をも考えた。
カネも経営経験もない徒手空拳の中、
裸一貫クリーニング業を興し、
百億円企業を一代で築いた高江恒男氏の
生涯を描いた本におさめらている。


以前、僕がある方からはっきり言われたことがあります。

それは、

偉大な生き方とは何か?


について教えていただいたときでした。

「人の偉大さはすべて、何を信じ、
どう行動に移せるかにかかってくるのだよ。
確固たる哲学を持ちなさい。
背骨をつくりなさい」

「何かで一番を取りなさい。
一番をとらないと見えない、
分からない世界がある。
命懸けの闘争をせよ。金もいらない。
名誉もいらない。じつはそんな人間ほど、
怖いものはないんだよ」


今になってようやく少しずつ
分かりかけてきたような気がします。

自分自身のよって立つべき羅針盤。
試練にぶつかり、迷いの泥沼にハマったとき、
立ち帰るべき原点を持つ人は強い。

その羅針盤を必死につかみとってきた誇り。
それがあるから僕は迷わない。
悩むことはあっても、ブレたりはしない。

ある日、従業員への給与支払いにプログラム
のトラブルが発生したとき、
どうしても間に合わないと判断した担当者が、
高江社長に事情を説明。
2日間遅れて支払いを求めた。
高江社長は、給与支払いの遅配は
断じて許さない!どんなことがあっても、
様々手を尽くし、予定通りに支払うんだ!
と叱り飛ばしたそうです。

「私の人生観、信条で一番大切にしている
行動哲学の一つ、それは為せば成るという
格言である。

できない、駄目だ、と自ら決めつけた時は、
すでに負け勝負が決定しているのである。

ダメかもしれないという事態に立たされ、
ぎりぎりのところに追い詰められてなお、
歯を食いしばり、執念を燃やして事に当たる。

これが仕事のできる人間とできない人間の、
分かれ道である。
最後までやり抜く、そしてやり通す。
道は必ず開けるものだ」

この言葉は、高江社長の信念として、
生涯貫かれた姿勢であり、
彼はこれを、「無常忍道」と呼んだ。

この言葉についてこう書かれている。

この世に生を受け、何を考え、
どういう生き方をしたいのか。
いわゆる死生観を考え抜き、
「これを成すために自分は生きるんだ」
という哲学が絶対必要なのだ。

貧乏からの脱出、社会に対する正義の怒り、
近親者との死別、感動した瞬間、親の影響
など、様々な状況が今日の社長の人格、性格、
価値観を形づくっている。

そこには必ず、「力が込み上げてくる源」
がある。これこそが、一番下で会社すべてを
支える強固な土台となるのだ。

だからこそ、困難を多く乗り越えてきた
社長ほどゆるぎない信念が確立され、
大きく成功なさる。

高江さんの場合、両腕を失ってからの人生に
おいて心の中で燃え続けた言葉を
「無常忍道」だとおっしゃっていた。

血湧き踊る勇気の言葉として、
僕の座右の本の一つになっています。


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