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バーチャルの世界へ旅立った人類の映像技術

みなさんは映画が好きですか?

私は映画やドラマが大好きで尋常じゃないぐらい多くの作品を見てきました。

ここ10年ぐらいの映像はまさに科学技術の発展といっても過言ではないぐらいテクノロジーに支えられています。

今回は、そんな映像技術の発展について簡単に紹介してみたいと思います。

現実とCGが溶け合う瞬間

昔の映画を見ているとCGのクオリティが低いため違和感がありました。それがある種の味となっていたのは間違いありませんが、明らかにCGだよなと認識することが可能でした。

ところが近年CGと現実の見分けがつかなくなりました。動きの不自然さはモーションキャプチャーによって克服されています。

2009年に公開されたアバターという映画で使用されたがきっかけで、そこから映画やゲーム、そしてVtuberの活動を支える技術として今では一般に普及しています。

映像技術の進歩はCGアニメにも言えます。人工的に作られた顔は不気味に感じるという現象があります(不気味の谷)。しかし、最近はCGアニメの技術も上がってきて、よく見ないと実写ではないことがわからない映像も出てきました。

Love, Death & Robots Vol. 2 Episode 8

Unreal Engine5というゲームエンジンは現実の物とも見分けがつかない映像を提供してくれます。マトリックスのゲームは、実写と見間違うほどの映像技術です。

現実と仮想現実の融合

ついに人類はバーチャルの世界に旅立ちます。これまではグリーンバックの前で役者が演技をして後でCGの背景と組み合わせて映像にするのが一般的な手法でした。

しかし、近年のディスプレイ技術はついに現実にバーチャル世界を召喚することに成功します。それがバーチャルプロダクションです。

壁一面に用意された巨大なLEDディスプレイに3D CGで作成された映像を投影し、役者はその背景の中で演技を行います。まさにその空間自体が映画の世界になっているといってもいいのかもしれませんね。

例えばスターウォーズのドラマシリーズ マンダロリアンもこのバーチャルプロダクションにより異世界の空間を現実に紹介しています。

またこの技術に強みを持つのがSONYです。日本の会社が最高の映像を生み出す最先端技術を開発していると思うとワクワクしますね。

リアルにこだわる姿勢

ここまで紹介したように、すでに私たちの見ている映像はさまざまな科学技術の利用によって想像できないレベルまで高度になっています。

しかし、世の中にはリアルを追求する監督もいます。私も大好きなクリストファー・ノーランはリアルにこだわり、さまざまなギミックを駆使して、現実世界にSFを再現しています。

例えば時間が逆行する映画TENETでは、そのほとんどが科学技術を利用したものだと思っていましたが、実際はリアルに撮影しているそうです。

公開時に感想記事を書いたので良ければご覧ください。当時は科学の力だと思っていましたが、調べてみると実はリアルで撮影している映像が多いと知り驚愕しています。

最後に

今回は映像技術の進化について紹介しました。このような技術は遅かれ早かれ私たちの一般的な生活に取り入れられていきます。部屋一面のディスプレイはいらないですが、そこに使われた技術の一部は一般的なビジネスに転化され、私たちの生活をより豊かなものにするでしょう。

人類の知的好奇心というのは本当に想像ができません。このような普段あまり触れない映像技術なんかも定期的にウォッチしていきたいものですね。


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