【スパイスの科学】温かさと甘みをもたらすシナモンの秘密
シナモンというスパイスを知らない人はいないでしょう。
ほんのり甘みを感じるお菓子や紅茶で使われるスパイスです。
有名なお菓子ではシナモンロールなどがありますよね。私も大好きです!
今回はそんなシナモンの科学について簡単に紹介したいと思います。1分ぐらいでサクッと読めるミニ記事なんで是非ご覧ください!
シナモンとは
みなさんも知っているとは思いますが、シナモンはパウダー状態だけでなくスティックの状態でも使用されますよね。
このシナモンスティックはシナモンの樹皮を丸めて乾燥させたものです。樹皮を使うスパイスとしてシナモンは最も有名なものの1つではないでしょうか。意外と珍しいですよね。
これはスパイス全般に言えることですが、やはりパウダーになっているよりもスティックの方が長持ちします。パウダーだと半年程度で香りが落ちてしまい、スティックだと約1年香りが持ちます。
そして、樹皮から風味を引き出すには時間がかかるようで、料理の最初に加えた方が良いようです。料理に使うときは入れるタイミングとパウダーやスティックを上手に使いこなす必要があります。
シナモンの化学物質
シナモンの主要な成分はシンナムアルデヒドと呼ばれる物質です。
この物質は舌の温度受容体に作用し温かく感じます。そのため、同様に温かみを感じるスパイスと相性がいいようです。
シンナムアルデヒド自体はガムやアイスクリーム、清涼飲料などに荒涼としてごくわずか利用されているようです。このようなフレーバーは強く感じてしまうようなので、本当にごく微量使われるんですね。
このシンナムアルデヒドは水には溶けず油に溶けやすい性質を持ちます。
確かに、紅茶にシナモンスティックを入れてもなかなか味や香りに影響がなかった記憶があります。シナモンの香りを移したいときには油やアルコールと一緒に使うのが良いようです。
シナモンは他にもフローラルの香りのリナロールやウッディな香りのカリオフィレンという化合物も含まれており、フルーツやお菓子、肉料理と幅広いレシピに使うことができます。
素材の甘さを引き立たせるのに最適なスパイスといえますね。
最後に
今回はシナモンの科学について簡単に紹介しました。
重要なポイントとしては、
スティックの方が長持ち
温かみを感じる料理にあう
水よりも油と相性がいい
といったところでしょうか
ポイントを押さえて使ていきたいですね!
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