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2024年はITリテラシーを上げよう

最近どこもかしこもDX(デジタルトランスフォーメーション)が流行っていますね。

どうしてXをトランスフォーメーションと呼ぶのか、いまだに疑問ですが、そんなことはさておき、日本はこれからデジタル化が進むのでしょうか?

私自身ひょんなことからDX推進部隊にアサインされて、本務傍らシステム関係の仕事をしています。

そんな中で感じるのが、世の中のITリテラシー低すぎ問題です。

何も自分は高いぞと自慢しているわけではありません。私も毎日3時間ぐらい勉強して、全然知らない分野を習得しようと頑張ってます。

それにしてもITリテラシーが低いこの現状をどうやったら解決できるのでしょうか。というか、そもそもITリテラシーって何なんでしょうか?

ITリテラシーとはなんなのか?

ITリテラシーとネットで検索すると、情報基礎リテラシー、コンピューターリテラシー、ネットワークリテラシーを合わせた表現だそうです(by Udemy)

情報を探し出し正しく使う能力や、Officeのソフトなどのコンピューターを操作する能力、そしてインターネットを正しく使う能力だそうです。

確かに、この辺りは必要最低限と思いますが、おそらく次世代のITリテラシーはもう少し高度なものになるのではないでしょうか?

というのも、現在義務教育の中でプログラミングが必修化されています。

今の20~30代はデジタルネイティブと呼ばれ上記のITリテラシーを獲得している状態ですが、今の十代はさらにプログラミングの素養を身に着け生成AIを操るAIネイティブ世代にになるというわけです。

それでは、次世代の若者たちに馬鹿にされないようにするためには、どんなITリテラシーが必要になってくるのか考えてみたいと思います。

将来必要になるリテラシー

ここからは私個人が考えるITリテラシーについて書いていこうと思います。
正直全て理解するのは大変ですが、この手のITリテラシーが無さ過ぎると将来周りに迷惑をかけるんじゃないかなと思うんです。

私もまだまだ分かってないことばかりですが、無知を自覚して勉強しています。まず前述したプログラミングと生成AIという視点から見ると以下のような能力が必要になるかもしれません。

  • プログラミング(コーディングスキル)

  • プロンプトエンジニアリング(生成AI利用)

  • アルゴリズム

正直、大規模言語処理(LLM)が台頭し、生成AIであるChatGPTが有名になり過ぎたため、プログラミングの技術はそれほど必要にならないのではないかとも思いますが、義務教育のレベルによっては、優秀層の若者は文系理系に関わらずそれなりにプログラムが書ける人材として社会に出てくるかもしれません。

他にどんなITリテラシーが必要になるのでしょうか。ヒントになるのは経産省がやっているIPAの資格です。

これを見てもいったい何の資格なんだ?と思われるかもしれませんね。私も初めは???でしたし、今でも中身はさっぱりわかりません。でも、ここで重要になってくるキーワードもいくつか見つかります。

  • データベース

  • セキュリティ

  • ネットワーク

特にデータベース並びにデータ構造というのは上記のアルゴリズムやプログラミングと密接に関係するため、絶対に学ぶべき内容だと思います。Excelでセルを結合してはいけないと言われていますが、その理由もまさにデータ構造の観点から説明できます。

また「アルゴリズムとデータ構造」という本がたくさん出版されているように、切っても切れない関係であることがわかります。データベースまではいかなくとも、データ構造は理解しておいた方が良いでしょう。

セキュリティもまたITリテラシーとして学んでおいた方が良い項目だと思います。もちろん専門レベルまでは必要ないと思いますが、セキュリティについては全ての社会人が働く上で考えておかなければならないため、出世して偉くなっても頓珍漢なことを言っていたら恥ずかしくなってしまいますよね。

将来の若手社員から、あの人は何もセキュリティを理解していないなんて言われたくはないですもんね。

最後にネットワークですが、これは人によりけりかなと思います。正直、ネットワークの知識を持っていると、インターネットの不具合があった時や回線を立ち上げるときなどに怖気ずくことなく対処できるのでとても有利にはなりますが、正直知らなくても誰にも迷惑は掛からないと思います。

というよりは、インターネットが普及しすぎて、ネットワークについて意識しなくても生活できるレベルに整えられたという側面もあると思いますが。

その他:ITリテラシーではないけれど…

ITリテラシーからは少しずれますが、これらのトレンドに関連して知っておいた方が良い領域があります。

例えば、ソフトの領域では、統計学です。最近流行りのビッグデータを扱ったり、そうでなくてもデータ処理をしていく上では知らなければならない学問です。これも文系理系関わらずデータを扱う上では必要になってくるでしょう。

また、機械学習についても基礎的な考え方は知っておいて損はないと思います。要はAIが機械の中でどのようなプロセスで結果を出しているのかを理解しておくということです。

多くの方はまるでAIが人間に置き換わった新しい知能だと信じている方もいるでしょう。しかし、その思考プロセスは同じようなところもあれば、違うところもあります。人間とAIの違いを理解しておくことで、AIの正しい利用ができると思います。

一方で、ハードよりの知識としては半導体です。コンピューターを支える素子に使われている半導体は、産業のコメとも呼ばれるほど重宝されています。私は学部時代この分野の専攻でしたが、経験上大学で学ぶような難しいことは知らなくても十分だと思います。簡単な原理をふわっと理解していれば十分ではないでしょうか。

最後に

今回は将来必要になるであろうITリテラシーについて書いてきました。
最後にもう一度まとめると、今後以下の知識とスキルが大事になってくるかもしれません。

  • プログラミング(コーディングスキル)

  • プロンプトエンジニアリング(生成AI利用)

  • アルゴリズム

  • データベース

  • セキュリティ

  • (ネットワーク)

この記事を書いていていろいろ思ったことがあります。それは、この激動の時代の中で、果たしてこの予想がどこまで当たっているのかということです。

今時点ではどれも必要だろうと考えていますが、正直10年後全て生成AIの力によって、難しいことは何も考えなくても良くなってるかもしれません。

また最近ではノーコードと呼ばれる、プログラミングができなくてもソフトウェアやシステムを作れる仕組みも整ってきています。すると、もはや義務教育とされているプログラミングができなくてもアイデア一つで面白いプロダクトを作れるようになるかもしれません。

そう考えるとリテラシーとしてどこまで知っておくべきかというのは時代とともに変わっていくのではないかなとも思います。

これから先、どのような技術革新が待っているかもわかりませんが、時代の流れに身を任せて生きていくしかないですね。

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