映画「心の傷を癒すということ」感想
目に見えず、いつ自分に忍び寄るとも分からない恐怖。26年前に起きた阪神淡路大震災は、神戸の人たちに大きな「心の傷」を与え、いまだ癒えぬ傷を抱える方々もいる。主人公・安和隆(以下、安先生)のモデルとなった精神科医・安克昌さんは、震災が与えた心の傷に向き合い、現場で人々の心に寄り添い続けた。そんな彼の物語は、新型コロナウィルスという目に見えない恐怖が支配する今の日本社会において、「心のケア」の大切さを教えてくれる。
映画の魅力①安先生の人柄と人生精神科医の安先生のもとには、様々