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社会人2年目の朝礼スピーチ

久しぶりにnoteを覗いてみると、途中まで書いてそのまま下書きに保存していた文章がいくつか出てきた。

以前読んだ本の感想だったり、誰かから言われた一言の考察だったりと雑多な内容のなかに、社会人2年目のときに書いた朝礼スピーチの原稿を見つけた。

新卒で入った会社は月イチで全社朝礼があり、若手社員が持ち回りで司会を担当していた。司会は冒頭で簡単なスピーチをすることが慣例で、自分の番が回ってきた時に用意したスピーチ原稿だった。

特筆すべき内容があるわけでもないのだが、当時社会人2年目の自分はこんなことを考えていたんだなぁと思うと面白い。

以下、全文。

7/22(月)メディア朝礼 スピーチメモ
4月から2年目になりまして、よく思い出す出来事がございます。去年の12月も末の話ですが、最後の仕事をバタバタと終えて、地元福岡行きの新幹線に乗りまして、東海地方を走っていた頃でしょうか。ふと窓の外に目をやると、一面にものすごい雪景色が広がっていて、とてもびっくりしました。一方で、それ以上に驚いたのが、そんな大雪がそこで降っている/降る予定だったことを自分が全く知らなかった事実でした。その場で調べてみますと、2~3日前から数年に一度の大雪が降るとニュースが騒いでいました。そんなことも知らずにいつも通りの電車でいつも通りの時間に出社している一方で、その地方の人たちが「電車が動かない」だとか「災害がこわい」だとか全く別の事を考えていると思うと、自分の当たり前が決して他人の当たり前ではないと思うに至ります。2年目でまだまだ勉強の身ですが、自分が行っていることや考えていること、その環境が当たり前でも例外でもなくて、数あるうちの1つという意識が大事と常々感じます。ドラえもんという影響力のあるビッグキャラクターを預かる身としては、驕らずへりくだらず、曇りなき目で仕事に従事できればと思っております。

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