私の考える「理想の人生」とは

私は今年2022年に63歳になりました。今まで歩んだ人生を振り返るといい人生だったと胸を張れますが、あの時こうしていればもうちょっと違った人生を経験できたかも、とも感じます。

今や世界情勢や社会環境が大きく異なるので次世代以降が私の人生をそのまま辿ることはしづらいだろうしまたお勧めもしませんが、経験だけは豊富なジジイが若い人の役に立てるとすれば、自分の経験をありのまま話して参考にしてもらうか(反面教師もあり)、年寄りから見て現在を生きる人にアドバイスすることだと思うので、私が今20代だったら、と言う仮定で63歳の私が今思う「理想の人生とは」どんなものかを書いてみようと思います。

仕事中心の生活や人生はつまらない。が、かと言って仕事を辞めたらもっとつまらない

TVやYouTubeに数億円以上の資産を築いたいわゆる成功者が登場して日常生活を披露していますが、家族はおらず独身で日がな一日モニターの前に座ってトレードしている、感じの方をよく見かけます。

その人が幸福かどうかを他人が邪推するものではないですが、平均的な幸せな人生を送っているとは思えないですね。仮に日本中がそんな人ばかりになったときどんな国になるのかを想像すれば、あまりそう言う特殊な成功者を誰も彼もが目指すべきではないように思います。

かと言って、最低時給に近い働き方を高齢になっても続けるのも(その仕事が好きで満足してるなら何も申しませんが)若い人たちにとって夢のある働き方のようには見えません。

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また、金融ではなく実業での別の成功者が言うには、墓場にお金は持って行けないので持ち金は全部経験に換える、とか言っているのをたまに聞きます。成功者が次の成功者を産むために敢えて自分を曝け出す姿にはある種、感銘を受けますね。金融で成功した人と実業で成功した人は考え方や行動に差があるように見受けられます。

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以上から私から提案したいのは

①失敗してもリカバリーできる若いうちに大きなリスクを取っていろんな経験をしておくべき

「年収300万でFIREする方法」なんて言う本が出回ってますが、要点は「最初の数年は年収の半分を投資してずっと今の年収をキープしよう」ということを言っているだけで、年取っても爪に火を灯すような人生を若いうちに決定づけるなんて、そんな人生楽しいですかね? 時間がいくらでもある若いうちは無茶なことをしてその後の人生の肥やしにすればいいんです。

一言余計なことを言っておくと、人と違った経験をしているとその体験をお金に換えることができたりします。

②自分の努力の成果を他人に奪われないこと。また後々果実を生まない無駄な努力はしないこと。全部自分の果実として収獲できるものに的を絞って集中して努力すべし。

これが会社員生活を長く過ごして得た真理です。あの努力は株主や上司に搾取し尽くされて搾りかすがちょろっと入ってきたと言う印象しかないです。

逆に、後々のためになる努力をし続けても生きているうちに使いきれないようなお金を稼いでも無駄でしょう。努力の成果は人に取られないようにしつつ努力はほどほどに、です。

③頭や体が動いて意欲があるうちは、好きなことならどんなに細々したことでも、たとえお金にならなくても、続けるべし。

典型的な昭和のオヤジだった亡父のことを思い出します。仕事人生はすべてカイシャに捧げ、引退後に趣味を始めるもうまくいかず、何をしたらいいのかわからないまま認知症になって介護されてこの世を去りました。

身近に見ていたのでそんな人生だけは歩みたくない、と強く思いました。まずは「仕事=会社でするもの」と言う昭和の常識を壊して起業しました。そして生きている間は引退せずずっと細々でいいので仕事を続けるつもりでおります。またそう言う仕事を選び続けてきたつもりです。

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以上、だらだら書き綴りましたが、これらの考え方を集約した結果が「マルチインカム指向」になりました。大胆に言い換えれば「月10万稼げる仕事や収入源をいくつも持つ」てな感じでしょうか。

以後、具体的な取り組みについて話を進めていこうと思います。

(追記)家族や住まいにも言及したかったのですが長くなったので次回以降にします。

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