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■7月10日 力ずくで掴みとれ

今日は一日原稿を書いていました。今日締切だったんです。でも、まだ2本の原稿がまったくの手つかずのままだったんです。

2本なら1日で書ける。謎の自信を胸に迎えた締切日。まさか、片方の原稿があんなに書きづらいとは思いもせず。書いても書いても終わらなくて、午前中だけで書き終わる予定でしたのに、何とか編集さんに送ったときにはもう夕方になっていました。

その段階で、あと1本まるまる残っています。でも、編集さんは夕方で退勤です。……はい、メールを送りました。「夕方以降にもう1本は送ります」と、夕方と言われる時刻に(をい)

2本目を書き始めた段階で、集中力が限界を迎えていたこともあり、書き終えたのは午前1時でした。…締切日、とうに過ぎてるやん(滝汗)

というわけで、締切守れなかった報告でした(涙)

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昨日、歌会に参加したと書きました。それからずっと、短歌を作っています。まずは量をつくると良いと言われ、それを愚直に実践することにしたのです。当面の目標は300首ですが、今月中に100首作ろうと思っています。

私の基本属性は「猪突猛進なゴリラ」です。「力こそパワー」でごりごり押していくタイプなのです。それを今発揮せずいつ発揮する? という奇妙な意気込みで短歌の道に踏み込みました。

昨日も書いたように、先週1首提出したときには三十一文字に収めるだけで這這の体でした。リズムが身体にまったく馴染んでいないため、どうやってもはみ出すわ、足りないわ、瓦解するわだったんです。

でも、道理が通っていなくても、語彙がおかしくてもいいから、とにかく作り続けてみようと思い、隙間の時間にあれこれとこねくり回していたんです。もちろん、三十一文字になったりならなかったり。でも、なんとかぎゅうぎゅうと押し込めるイメージで作り続けました。

そしたら。

ある瞬間にスイッチの入った感覚を持ったんです。「あ、私、こういうことを思ってたんだ」と。そして、「それらをどうにかカタチにして外に出したかったんだ」と。

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初めは、何を詠めばいいのか分かりませんでした。なので、目に付くものを片っ端から…とは思っても、「目に付くもの」自体が少ないわ、マクロ過ぎだわで、なかなか詠めなかったのです。

もちろん、今もそう簡単に三十一文字に収められるわけではありません。3句めの語が思いつかない! 8・6・6な上の句になってる! とかザラにあります(笑)

でも、何て言うんでしょ…その箱には手を突っ込むための穴が一つ空いていて。中には大小さまざまなビニールボールが入ってる。大きすぎるボールを掴むと、穴につかえて手を抜き出すことはできないけど、適正な大きさのを掴めば、すんっと抜ける。

で、この間までは手を突っ込んでは、大きすぎるボールを掴んでしまい、手を抜くことができずにうんうんうなっていた。でも、ようやく適正に近い大きさのボールを選べることが多くなった。そんな感じ。

その感覚がすんと降りてきてから、一気に10首くらいつくりました。もちろん、粗削りです。粗削りなのはわかるけど、どこをどう変えればいいのかは分からない。そんなレベル(笑)でも、1首詠むのに3日くらいかかった初めの一歩を思えば、ものっそい進化です。それが素直にうれしくて。

まだまだ自分に詠めるもの、詠みたいものは見つけられていません。それでも、何かしらの取っ掛かりを自分の力で掴み取ったという事実そのものがうれしくて仕方ないのです。

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今日もここまで読んでいただき
ありがとうございます。
今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。

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