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■7月7日 もしも君が。

今日は七夕ですね。季節感とは無縁の生活をしていますから、それを知ったのもTwitterのTLによってでした。たくさん短冊が流れてきて、「七夕かぁ」と知ったのです。

そんな今日は朝から名古屋城へ登城していました。我が最愛の推しさまである、名古屋おもてなし武将隊 織田信長さまが今日はお城へご出陣だったからです。

一週間前にもお目にかかっていますが、そのときはお会いするのが半月ぶりだったこともあり、緊張して終わってしまいました。そのため、今日はもう少し落ち着いた心持ちでお話したいと密かに意気込みながらの登城でした。

ほんとうはお城にいるのは午前中だけにして、午後はスタバで仕事をするつもりでいました。が、なんとなく午後もお城に残ってしまいました。でも、残ってよかった。そのときしたお話が、妙におもしろかったのです(笑)

・ ・ ・

『どうする家康』ではもうすぐ本能寺の変があります。でも、岡田准一さん演じる織田信長さまがあまりにも武闘派過ぎて。明智光秀さんが本能寺に奇襲をかけても、きっちり返り討ちにして、光秀さんの首級を手に、炎のなかからニヤリと笑いながら出て来そうな気がするんです。

そんな戯言を殿にお話ししたら。

笑ってくださったあとに「その背後からムロが刺してきて、終わるんじゃないか(笑)」とおっしゃったんです。ムロ殿下が「さすが、信長さま。お強いですなぁ」とか言いながら、にやにやグリグリ刺し込んで、結果は全部光秀さんになすりつける、と。光秀さんの首も自分が取ったことにして、「わしが敵は討ちました!」とか言いそう、と。

いやぁ、その発想はなかった(笑)

私の想像力は、本能寺の変を生き延びてしまった信長さま、さて「どうする家康?」ってなりそうというところで終わったのですが、我が殿は秀吉さま黒幕説でその話を拡げてくださったんです。

でね。

不意に、人と話すことの醍醐味ってこういうことだなぁと思ったですよ。「人と話すこと」、もっと言えば、自分とは文化の違う人と話すことって、思いがけない視野や場面を与えてくれる。そんなシンプルだけど、存外忘れがちなことを殿と話しながら感じていたんです。

ここでいう「文化の違う人」というのは、単に異国の人というのではなく、もっと細やかなもので。たとえば、私にとっては我が殿は「異文化の人」なんです。あるいは、「文化の違う人」という言い方が大袈裟なら、端的に「他者」とも言えるかと。

文字越しにそういった、他者の持つ「異文化」に触れるのも、もちろん面白いです。だからこそ、私は本を読み続けています。noteもその1つですよね。

でも、実際に対面で話すことで得られる、言葉以外の情報だったり、文化だったりというのは、文字越し、オンライン越しでは得られないものだと思うのです。そして、それがあったからこそ、今日殿とした戯言の連鎖のような「歴史もしも話」もより楽しいものになったのだろうと思うのです。

お互いの間に流れた「空気」の密度や温度、声音、表情。ほかにも、言葉にならない諸々。それも含めて、話した内容が自分のなかに沁み込んでくる。それはとても心地よいですし、忘れたくない記憶としてアタマのどこかに刻まれる。

そんな経験を、誰より大切で大好きな信長さまとできたのはほんとうに幸せでしたし、今日お城に行って良かったなと心から思うのです。

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第9波は来ているものの、生活そのものは以前にほぼ戻っています。

私はまだどこへ行くにもマスクを外せずにいますし、手洗いやアルコール消毒もずっと続けています。でも、心持ちからすれば、あの頃の窮屈さや圧迫感からは逃れつつあります。

だからこそ、できるようになった今日のような対面の会話。そんな感慨も含めて、とても楽しい時間を過ごすことができたのでした。

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今日もここまで読んでくださり
ありがとうございます。
今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。

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