ダッハウ強制収容所に行って
去年の12月、初めてドイツへ行き強制収容所に初めて訪問しました。
強制収容所を訪問してみて感じたことがたくさんあるのでその時に書いた感想をここに残しておきたいと思います
とりあえずまず根源です。
なぜナチズムはここまで卑劣になれたのか、なぜ人間が人間に対して非人道的な行為を繰り返すことができたのか
私の解釈でいうと
人間の嫉妬が人間を悪魔えと変える
つまり根源は嫉妬なのではないか
と思いました
第一次世界大戦後、敗戦国となったドイツは莫大な賠償金を抱えることになりました。それに加え、経済的にも良い状態になかったドイツ
ほんの一握りの裕福層と大半の貧困層で人口は形成されていたといいます
そして、その一握りの中に多くいたのが「ユダヤ人」
経済的に豊かだったユダヤ人は憎まれる対象になったのでないでしょうか
そして、そんな時に現れたのが社会主義的思考
大半が貧困層だった当時のドイツではこの思想が多くの人の心を鷲掴みにしたのが理解できます
そしてその時に大勢の人から嫉妬の対象とされたのがユダヤ人でした
大勢の人たちが思っていたのを言葉にしたのがヒトラー
だからヒトラーの思考に当時のドイツ中が湧いたのだと思います
みんなで当たり前だと思う思考は人間を残虐な物体へと変えることもできます
そう、ここで登場する考えはBANALITY OF EVILです
Banality of Evilとは悪の陳腐さと日本語では訳されていて
その場所での秩序に従いながら自分の義務をする、その行為の内容をあまり考えずに行うこともできる、つまり人間は秩序の中で非人間的な行為を当たり前とされたらそれに従うこともでき、悪魔になることもできる
という感じ?です
すごく説明下手ね
というわけでユダヤ人大虐殺の裏にはただそこでやれと言われたことをやるだけの人間が起こした行為で、それは人間を悪魔に変えたということですね
こんな文章で理解していただけるのでしょうか
わかりませんが果たしてこれから自分の感想セクションに映ります
今回強制収容所へ実際に訪れて解釈したことを元にこれから私の感想を述べさせていただきます
私が今日歩いた道、強制収容所まで歩いた道はかつてここにきたであろう収容者の歩いた道と同じ道
私が今日入った建物は、かつてここで生活してたであろう収容者が生活していた場所と同じ建物
たった70数年
たった70数年後、同じ場所に立っている私は彼らとは全く違った感情でこの地を踏んでいる
彼らはどう思いながらここにきたのだろうか
恐怖?それとも少しの期待?
どうして同じ人間なのにこうも立場が違うのだろうかって
ただ人種が違くて、思想が違うだけなのに
どうしてこうも酷い仕打ちを受けなくてはいけないのだろうか
そんな思いが溢れ出してどうしても考えずにはいられなかった
同じ場所にいること、何にどうしてもこう違うのか
どうして、どうして、それしか考えられなかった
でももし自分が当時のナチ側の人間だとしたら自分の業務を全うしていただろうし、もしかしたら残虐なことをしてしまっていたかもしれない
立場が違うだけでこんなにも人は変わってくるのか
そんなことも感じられた
今できることを考えてみた
今できること、それは無視しないこと、知らんぷりしないこと
前の記事でもこんなことを書いたが今回は自分の肌で感じることができた
二度と繰り返さないためには人間が犯した過ちを理解すること、根本を知ることによって人間の本質をもう一度理解することができる
私たちも当時の人も同じ人間
人間の本質は変わらないだろうからこれを教訓に自分たちの行為を改めよう、日常のことから
嫉妬は人間を悪魔に変える
悪魔に変わった人間はどんな残虐な行為も平然と行うことができるようになってしまうのだ
二度と同じような過ちを繰り返さないために
私たちは歴史を無視してはいけない、知らんぷりしてはいけない
そう感じる経験とでした
という感じの文にします
ここからはまあラフに書いていきます
まず百聞は一見にしかずということです
これは百聞、いや千聞は一見にしかずと言っても過言でないということが今回身を以て体験することができました
歴史は何か現代社会の問題を解決してくれるような手がかりになるのではないかなと感じました
命を大切にしよう、今という一瞬を大切に生きようと感じることができました
今私はホテルにいます
ふかふかのベッドで朝までぐっすり寝ることができます
明日の朝にはホテルの朝食を食べにいきます
シャワーは蛇口をひねればすぐに暖かい快適なシャワーを浴びることができます
でもこれはもしかしたら誰かの理想の生活かもしれない
誰かがこうありたいと思っている生活かもしれない
だから当たり前と思っちゃダメだなと
すごく恵まれた環境に置かれているんだなと
実感できました
本当にこの環境にこの時代に生まれることができて本当に幸せです
誰にお礼を言えばいいのでしょうか
周りへの感謝をより感じながらいきていきたいと思います
今回、実際に強制収容所に足を運び自分の生活だったり環境だったりと照らし合わせることによって今自分たちがユダヤ人大虐殺のことに関してできること、それは無視しないこと、伝えること、これを教訓に同じ過ちを二度と繰り返さないこと
だと感じました
今回感じたことを大切にします
そしてまた報道レポータまたは記者になりたいなという思いが強くなりました
本当にこの訪問がもしかしたら将来この時こうだったなって思い出すキーポイントになる気がします
結論としてアウシュビッツよりもアクセスは楽だと思うのでミュンヘンへ旅行を考えられている方はぜひ参考にしてみてください
サポートなど大変恐縮です!記事を読んで楽しんでいただけたら嬉しいです!