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es koyama

腐草為蛍

6月某日。休日。朝7時に炊飯器とヨーグルトメーカーのアラームが数秒の時差で鳴る。起きる時間は決まっている方がいい。

窓を開けるとからりとした晴天。今日も夕立ちがあるのかしら。クッションカバー洗おうかな。少し先のことばかり考えて、今日やるべきことを組み立てようとしている。

「とりあえずこれをやって」
「冷蔵庫を買い換えるのはもう少し待って」
「早く結婚しないと…」

とるべき態度を保留にされているなぁ。前回の日記でも書いたけれど、3年先、5年先、10年先の計画が立てられなくて今日の私は何をしていいのか分からず、思考停止しているみたいだ。

あるいは想像力の欠如か。
何でお米炊いたんだっけって呆然としていさえする。

気を取り直して。チョコレートを食べよう。取り出したのは兵庫のメゾン、es koyamaのspirit of cacao、マンディアンです。中之条のみんなと一緒に食べようと思って大切に取っておいたけれど、もう賞味期限が切れちゃうし。いいや。

「クリオロ種とフォラステロ種の高貴なDNAを受け継ぐメキシコ産カカオ。その香り高く繊細な風味を生かしたチョコレート(カカオ分66%)にアーモンドやヘーゼルナッツ、アプリコット、いちじくを贅沢に散りばめました」

何にもできない1日があることを受け入れないと。明日が無いなら今日も永遠に来ない。空白の日と、フルーツやナッツの詰め込まれたマンディアンの差を埋めるものは。うんぬん。

*****

FILM

結局、午後は市内の美術館へ行くことにしました。展示室にいる時間より時間をかけて、カフェのテラス席でこの日記を書いています。美術を見るのもしんどい日もある。

あれもこれも賞味期限が切れちゃうね。何百年も受け継がれる美術作品に比べて生活にあるものは期限が短いものばかりだ。はやく新しい冷蔵庫を買わなくちゃ。

CHOCOLATLE

PATISSIER es KOYAMA

INFORMATION


nakanojo kraft project
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◆クラフトチョコレート取扱場所◆
中之条ガーデンズ
tsumuji
SO.ラボ
MARUOKA
木下商店




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