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Yumiko SAIMURA Piccola Pasticceria Italia

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雷乃収声

9月某日。上司に当られて結構気持ちが参っている夜。Yumiko SAIMURAさんのチョコを開けました。

こちらは才村由美子さんとアンジェリーナ・チェルッロさんによるイタリアのメゾン。ブランドロゴはイタリアと日本の地形が描かれています。毎年サロショで何かしら購入しているお気に入りのメゾンなのですけど、意外とこのタブレットは初めていただくような気がします。砂糖はブラウンシュガーを使用。全然くどくなくて果実味が引き立っている。

食感がなめらかで優しくて気持ちまで解けるようです。お皿はnakanojo kraftメンバーのおふたりからいただいたもの。無造作に割ったチョコに似合うのでお気に入りです。

私たちのチョコレートはどうなったかな。西岳さんへ連絡をすると、ちょうど製造場所でみんなといるということで、高崎から中之条をつないでのオンラインミーティングが始まりました。数日前から新しいカカオの試食を重ね、使用する2、3種類に絞りつつ、味決めと並行してモールドの制作も検討していきます。

この日、西岳さんが画面越しに見せてくれたのは、石と小枝を象ったリアルサイズの原型。これはこれで面白いのですが…

「タブレットはないの?」

堪らずひとこと。だいちくんとちあきさんが一瞬凍り付きます。ここではチョコレート好き代表として、てのひらサイズでパキパキ割って食べるチョコレートが欲しいという意見は率直に伝えなければと思いました。とりあえず無名のプロジェクトなので、まずは広く伝えたい、そのためには気軽に手に取って買ってもらう必要もあります。

時間がないことは分かっていたのですが…また困らせちゃうかな、と心配したのも、つかの間。西岳さんはわりとあっさりと首を縦に振ってこう言います。「わかっている。実は試してみたい型の構想がある」

それが木、石に続いての、水の型でした。

「サイズは?そこのチョコ測って。」
ユミコサイムラさんのタブレット他、いくつか測って教えます。これくらいでちょうど40gのサイズになるように…調子に乗って注文するけれど、まぁ、そういう調整は彼には造作もないことでしょう。

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FILM

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水の発想は、川や温泉から。中之条から程近い四万温泉には飲泉箇所がいくつかあります。そこの温泉を利用してチョコが作れないか?とも話しています。

CHOCOLATE

yumikoSAIMURA PiccolaPasticceria

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