見出し画像

それって大事?2

学校でいじめられていたのなんて、いったい何十年前だよってくらいに前なのに、未だに人生に影響を及ぼしてる。
いじめられた経験が承認欲求につながっていた。

とにかく、いじめられないように行動する。逆に力関係が上になることで、その場を掌握しようとする。
いじめられた人が逆にいじめる側になるみたいな。

いじめなくても、いじめられる人はこういう人っていう枠に、はまらないように行動する。

私の場合は、とにかく、静かにおとなしく、目立たない、がテーマでした。
そして、成績を上げて、いじめられる隙を作らない。
人を楽しませるエンターティナー的な働きもできなければ、容姿も劣る、運動神経の悪い私は、成績を上げるしか、いじめられない安定位置を確保できない、と思っていました。そんな私が目立つと後ろ指を指される、とも。

それは大人になっても無意識に続きます。
自分は安定位置にいないといけない、と心の底で思っているから、人当たりのよく、イヤと言わずに引き受け、売り上げトップの自分で居続けようとする。
とにかくスゴイって言われ続けなきゃ落ち着かない。

ずっと自己価値が低いままだったから、です。
苦しくてたまらなかった。
自分が思う自分の能力以上のことをやり続けないと、人にバカにされる。
自分の地位が堕ちてしまう、と思っていたから、必死にもがいていたのです。

中学生時代にいじめられていたという方に、どうして自分を取り戻したかを聞きました。

学校一可愛い子と付き合うことになって、自信がついたら気にならなくなった。
こんな可愛い子と付き合える俺はイケてる。

私は、成績で自分を高めた。
彼は、可愛い彼女で自分を高めた。

何かで自分を満たして、前に進める。
周りが羨む状況になって、自分は人の下ではなかったと自信を取り戻した。

ただ何かで埋めて自分を取り戻したとすると、ずっと埋めていないと気が済まなくなってしまう。

可愛い彼女と常に付き合っていないとイケてない。
1グラムでも太ったらイケてない。

常にその状態を保つことばかりにこだわり、その状態が保てないことが一瞬でもあると、暴れたくなるくらいに自分を責めてしまう。

彼女に振られたとしたら、彼女を見返したくなる。いかに自分がイケてるのかを彼女に誇示したくなる。
本当は、自己価値が低くて、自分はダサいって思っているから。
ダサくて振られたとは認めたくないから。

ダサい、イケてるとかの基準なんて人それぞれだし、自分で勝手にダサいイケてるにこだわって、自分の価値を測ってるだけ。
彼女は、そんなこと何とも思ってなくて、そんなこだわりは意味不明だったとしても、本人にとっては一大事。

自分しかこだわっていないことに気づかず、自分で自分の首を絞めてしまう。
そのこだわりで、自己価値を保てると思っているから。苦しかったとしても、やめられない。

ただ、こだわりは実力を身につけさせてくれます。
成績を上げようと努力をするから、それなりのものが身につく。
人の顔色ばかり伺ってきた私は、おかげさまで人の心の動きに敏感です。

大事に持っていたこだわりは、決して無駄じゃなく、自分の才能を教えてくれ、実力を身につけさせてくれます。

でも、自分がやりたいから、じゃなく、人からどう見えるか?の目線で無意識的に行動しているから、モヤモヤと虚しくなったり、苦しくなったりすると思う。

人からイケていると言われる自分って、本当の自分の好みとは正反対だったり、してね。

自分が何にこだわっているか、どういう状態にいないといけないって思っているか、それに気づくだけでも、かなり大きいと思います。

「しっかりしているようで、めっちゃ抜けてるよね」
そんな風に言われたくなくて、人に責任ある仕事を任せてもらえるように、しっかりしなきゃって思っていた私は、どこかにいなくなりました。
今や、難なくクリアしてしまう人に任せて、私は私の役割を果たそう、と変わりました。
肩の力が抜けた感じです。

Spiritual Anatomy®のプラクティショナーとして活動中です。東京、神奈川で対面セッションを行っています。セッションのお問い合わせは、下記までお願いいたします。
pcsession@cocorocollege.com

#spiritual_anatomy #スピリチュアルアナトミー #カウンセラー #心理 #セラピスト #自己肯定 #メンタル #セラピー #潜在意識 #自己ビリーフ #思い込み #こだわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?