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表現の豊かさを得る、「本の書き写し」のススメ
本の文章を 書き写したことはありますか?
恐らく あまりやったことがないと思います。
かくいう私も、最近始めました。
私が書き写しているのは、夏生さえりさんの「揺れる心の真ん中で」という本です。
表現のやわらかさがとっても好き。
そのうえ さえりさんにサインしていただいた、大切な本なんです。
本を書き写すといいですよ と教えてくださったのも、さえりさんです。
書き写していると、「ここでは こんな表現を使うのか…!」と随所に発見があって面白いです。
文字一つひとつだけでなく、句読点の位置にまで著者のこだわりが感じられて、センスにしびれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720947704565-wYOglwL1iP.jpg?width=1200)
本を書き写すこと。
それは、「書道」と同じこと。
なぜなら、お手本を見ながら書くことで、上手く書けるようになるからです。
小学校などで書道を習ったことがありますよね。
その時、横にお手本を置きながら書いたと思います。
お手本をじっくり見て、どうしたら上手く書けるか 試行錯誤したのではないでしょうか。
本の書き写しも同じです。
文章を見て覚えて、ノートに写す。
私だったらこの次こう書くけど どうかな?と思いながら本を見る…
「この次は、どうやって書くんだろう?」
その自分なりの想像が、上手くなるコツです。
自分の予想とお手本の違いが とても勉強になります。
例を書きますね。
例えば、さえりさんの著書の中には
「自分の心と 『向かい合う』 」とあります。
普通であれば、自分の心と「向き合う」と書くかと思います。
それをさえりさんは、「向かい合う」と書く。
より丁寧に向き合っている感じが伝わってきますよね。
そうした少しのちがい・細やかな配慮が、文章をより魅力的にするのではないでしょうか。
文章の奥に見え隠れする 試行錯誤の工夫は、自分なりの想いも乗っかって、深みのあるメッセージとして 読み手に伝わると思います。
自分の好きな文章を探して 写してみる。
よかったら ぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます! 嬉しいです♪