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ダンシングホームレス、西篤近さん / 行動力のある人って?


朝からぶち上がったツイート(あとで出てきます)と記事を読んだ。


実は、とても踊ることが好き。どれくらい好きかと聞かれれば、一年間オーストラリアにいて一番楽しかったのが道で一人で踊ること、ってくらい。だれか見てたかもしれない、でもそんなことはどうでもよいと思えるほど、好き。外国に来ると上っ面が取れるのかかなり自由度が上がる。本来の自分に近くなる。毎日踊ってるの、超楽しかった。街並みはめちゃくちゃ外国なのに日本でも聞いてた自分の好きな曲かけて適当に踊れる世界観、劇ヤバ。ちなみにダンスは習ってもないし、ただやりたかったから踊ってたってだけ。...我ながら、割とヤバいね??

自分語りはこの辺にして。この記事は、ホームレスのダンサー集団、「新人Hソケリッサ」の映画が公開されるにあたっての監督インタビュー。それにちなんでか、NHKの不可避研究中という番組で西篤近さんという方が特集されたっぽい。この人のTwitterアカウントから動画を遡れたので、見たのだけれど。

え...すごい。なんだこの奇妙だけど何か惹かれる動きは。ちょっと怖い、たぶん既存の観念が頭の上のほうでウヨウヨしてるからだとおもう。知ってる、この怖さ、奇妙さ。乗り換えるとクセになっちゃうやつだ...。
この人の経歴も個人的には興味深かった。今はこうして"ホームレスダンサー"として踊っているが、それまでは国公立大に行き、中退して自衛隊に入り、東日本大震災で被災地の活動に当たったが、上司と部下の間で上手くやれず、辞めてダンサーとしての活動をスタートさせた、とあった。この人が話してたり踊っていたらする動画を見ると、うわあやべえ〜〜っていうあの脳みそが震える感じがする。沸き立つ感じ。野生の勘が戻るような。生きてるんですよね、我々。そうだ、思い出した、生きる意味って、「自分が感じたことを自分のやり方で表現すること」だったな、って。どこに利があるかわからないルールに従って、自分の感覚をないものと見做したり、殺したりすることではない。なんなら、死んでってると思います、自分で自分を。そうしてあるところまで行くと、振り切れるんだなあ。また自分の考えをペラペラしちゃったけど。それが一番感じたことでした。西さんについては動画内の彼の言葉とダンス以外は他人が発したものなので(いや、実はその媒体さえも誰かの意思で発信されているわけだが)、気になった方は直接見てほしいな、と思っております。あくまで、わたしのテンションの上がりようを表現しているだけです。笑

なんだろ、人ってひっくり返る瞬間がある人はあると思うんですよ、人生のどっかのタイミングで。で、そのひっくり返りというのは「常識という18歳までに身に付けた偏見のコレクション(アインシュタイン®︎)」の質と量が中庸から外れていれば外れているだけリターンが大きいと思っていて。大人になるまでに重りをつけてトレーニングしていた人ほど、手放して楽になれる感覚かな。老荘思想みたいな話をしています。その「ひっくり返り」をどこの思想家や哲学者や宗教家を引っ張り出せば、名前と定義を付けられるんでしょうけど、ちょっとまだしっくり来る自分の中で汎用性のある言葉が見つかっていないので適当に「ひっくり返り」と呼んでます。まあ、そんなわけで、わたしはこの人の18までに植え付けられた常識がめちゃくちゃ強かったんだな、ってことと、そのとてつもない恐怖を乗り越えたことにもう尊敬の念を抱かすにいられないわけです。そしてこの振付師さんアオキさんに対しても。これを撮ろうとするのはキツイけど楽しいだろうな。いや〜すごい。

最近「行動力」のある人について考えてました。たぶんだけど、二種類しかいない。あとプラスワン。"好奇心型"と"復讐心型"。あ、わたしのいう行動力とは「自分が本当にやりたいことをやる」という意味です。社会に流されている人は、わたし含めて言い方悪いけど「奴隷」だと思ってるので「労働力」とでも言おうかな。広告やら教育やらを作る行動力のある人にやりたいと思い込まされています。とあと、別次元プラスワンで"不干渉型"。完全に任せて、世界に抗うことをやめ、自分の内側をまっさらな状態に戻す(いや、違う色で塗り潰す?)人たち。わかりにくいから例あげとくね。
まず "好奇心型"、これは科学者とか音楽家とかに多いかも。本当にヤバい発見をする人間はみんな自分の好奇心で動いてる気がする。「正規の教育を受けて、好奇心を失わない子どもがいたら、それは奇跡だ」なんてアインシュタインは言ってますけど。このタイプは親がかなりレベチなマインドの持ち主で好きなことを自由にやってきた子か、そもそも社会でいう障害者かなんらかのハンデの持ち主で、普通学級でそこそこやってける人間には少ない。不思議な星の元に生まれてきたとしかいいようがない。天才。
つぎに、"復讐心型"。この人たちは小さい頃とても大変なことや惨めに感じることがあってその経験を思考に思考を重ねて社会を変えていこうとしてらっしゃる方。ごめんなさい、復讐心ってすごいネガティヴに聞こえたら。でもそのエネルギーたるや、ものすごいんです。過去の取り返せない自分の人生を意味のあったものにしたいという感覚かな。実業家が圧倒的に多いイメージ。もちろん、普通に働いててのこのマインドの方もいる。割と過激なことも言ったりやったりして世間的にはエンターテインメント性もあるかも。
そして行動力(というか意思力?)がない人たち、"労働力型"。言わずと知れた、普通の人。世間。なんだかんだいろいろあるけれど、周りと同じ人生を歩むことに安心を感じ幸せを感じる人。不満はあるかもしれないが、突き破るほどでもない。でもこの人たちがいないと社会は回らない。この中には優劣と善悪が刷り込まれ、恐怖心により動く。「〜しないと、仲間外れになる」「〜しなければならない」復讐心型の人たちはこの型の人を恨めしく思って育ってきたので、お互い見下したり軽蔑しあっている。(めっちゃdisな文章で笑う)
そしてラスト"不干渉型"。ここに来るのは世間でのこのいがみ合いや争いに疲弊してしまった人たち。レベルが上がると悟る、と言ったりする。世界を変えるよりも外界に対する自分の反応を変えようとする。山や島などの自然に暮らしてたりホームレスだったり。余計な上下関係や善悪正邪がない。すべてにやさしい。

で、わたしがnoteで話してるのは主にこの不干渉型の話なんだけれど、最近めちゃくちゃ復讐心型と不干渉型が増えてる感覚があるのね。わかる?完全に、とは言わずとも、自分の中での比率が変わりつつあるのを感じます。時代の流れかもしれないね、だってNHKがこれ取り上げるくらいなんだから。ま、わたしがそうだからその情報ばかり目に入りやすくなった、というGoogleのアルゴリズムによる錯覚の可能性もある。でもテレビでも増えた気がするよ〜

というわけで。熱量に任せて書きました。何か感じても感じなくても呼んでくれただけで嬉しいです。ありがとう。また一緒にあそぼ〜ね〜〜!!


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