【875点で合格】ITパスポート試験を受けた2つの理由とこれから
こんにちは。インタビューライターの三谷恵里佳です。
2024年7月にITパスポート試験を受験し、無事に合格しました。
文系出身でIT企業に勤めているわけではない私が、なぜITパスポート試験を受けたのか?
振り返りを兼ねて、受験した理由と今後の展望をnoteにまとめました。
ITパスポート試験を受けた2つの理由
ITパスポート試験を受けた理由・目的は大きく2つあります。
理由1:「IT分野に強い」と示すための証明を得たい
2019年に開業して以来、IT関係のインタビュー・記事執筆を数多く経験してきました(SaaS製品の導入事例やエンジニア向けの採用PR記事など)。
その中で、「IT分野のインタビュー・執筆ができる人材」は需要が高く重宝されやすいと感じています。
「IT分野に強い」ことを武器にできれば、自分の付加価値を高められる。
そのためには過去の経験だけでは足りず、何らかの客観的な証明が必要と考えました。
理由2:体系的なIT知識を身につけたい
IT分野の記事を執筆する中で断片的に知識を得ていきましたが、全体像が分からない状態でした。その結果、インタビューの中で派生した内容を理解しきれず、的外れな質問をしてしまったこともあります。
体系的に学ぶ必要性を感じる中で、ITパスポート試験の勉強がちょうど良い機会になると捉えました。
目標スコアは「全分野で8割以上」
ITパスポート試験の内容は3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)に分かれています。
合格基準は以下の両方を満たすこと。
・総合評価点が600点以上(1,000点満点)
・分野別評価点がそれぞれ300点以上(各1,000点満点)
合格するだけなら6割でOKですし、苦手分野があっても問題ありません。
ですが、しっかりと知識を身につけ、「ITの基本知識を有している」と自信を持って示すためには、分野の偏りなく高い水準で理解する必要がある。
そう考え、「全ての分野で8割以上」を目標に設定しました。
勉強方法(市販テキストで独学)
独学で約1か月半、市販のテキストを使って勉強しました。
試験直前期にはYoutube動画で重要用語や最新の傾向をチェック。
仕事が忙しく日中に勉強の時間が取れなかったため、子どもを寝かしつけた後などに少しずつ進めました。
勉強時間は正確には把握していませんが、トータル30〜40時間くらいかなと。法律系と比べると明解な内容なので、細切れでの勉強がしやすかったです。
高得点で一発合格!受験を通して得られたもの
実際の試験結果(得点)はこちら。
総合評価点が1,000点満点中875点。分野別でもそれぞれ8割を超えることができました。
今回の試験勉強を通して、これまで点と点だった知識がつながり、IT分野への理解を深められました。
クライアントワークに活かす観点では、「ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP)」の各工程や「プロジェクトマネジメント」について学べたことが特に有用でした。以前より具体的なイメージを持ってインタビューや執筆に臨めるようになったと実感しています。
あと、豆知識を得られたのも面白かったです!たとえば『Bluetooth』の名称の由来とか(10世紀のデンマーク王・ハーラル1世のニックネームだそう)。
いろいろな技術の背景や役割を知ることで、ITをより身近に感じられるようになったのも嬉しい収穫でした。
ITパスポート試験は簡単?
「ITパスポート試験は簡単」
「誰でも受かる試験だから価値がない」
こういった意見をしばしば目にします。
たしかに、「合格する」という意味では比較的「簡単」な試験かもしれません。
その一方で出題範囲は幅広く、経営戦略から新しい技術に至るまで総合的に学べる良質な試験だと感じました。
(「合格」は簡単でも「学ぶ内容」は簡単ではない)
興味のある方は前向きに受験を検討してはいかがでしょうか。
学んだIT知識をどう活かすか
ITパスポートは「資格」ではなく「知識の証明」です。
合格そのもの以上に、「試験勉強を通して知識を身につける」「身につけた知識を実務で活かす」ことが重要だと私は思います。
今後は、IT分野の「取材•執筆経験」と「たしかな基礎知識」を強みにして、新たな仕事や出会いにつなげていきたい。
また、ITの知識・理解を土台に、より質の高いサービスを提供していきたいと考えています。
(インタビュー・執筆はもちろん、企画・提案やコミュニケーションも含めて)
IT分野は変化のスピードが速いので、常にアンテナを張って新しい情報をキャッチしていかなければなりません。今回学んだ知識を維持しつつ、アップデートを続けていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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