太陽の光と熱でゆっくり回る羽は心許ないのに、その頼りなさが私を救う。

白くひらひらしたワンピースをはためかせて女の子が通りすぎ、ご主人様を待ってるワンコと目が合って、昼顔が静かに咲いていた。

両手を精一杯伸ばしてつかもうとして何もつかめない手のひらに
何でもあると空が言った。
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