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つらいとき、目にはみえないものが私を支えてくれる

目には見えないものと表現すると、スピリチュアルな話と勘違いされそうですが、今回はそういう話とは少しだけ違います。

前回のnoteでも更新したように、おひとりさまの私は今までにもまして、ひとりの時間が長くなっています。

これは自分から選んでいるのか、たまたま体調的にそうなっているのかはわかりませんが、母と過ごす時間が自動的に減り、その分、仕事に対して、自分の会社に対しては、ひたすら思考を巡らせています。

とはいえ、24時間たたかえますかという表現のように、私のメンタルはいつもバラ色で明るいわけではありません。突発的に不安になっては、今、自分がいる空間がすごく閉鎖的のように思えて、でもそれが夜となると外にでていくわけにもいかず、倒れそうになるときがあるのです。

そんなとき、私を支えてくれるのは「友達」とか「知人」とかではなく、毎日一緒に寝ているぬいぐるみ(私は本気で家族と思っていますが)や植物、部屋全体になんだか日々支えてもらっている気がしてならないのです。

たとえば風水上、夜は窓を開けない方がいい(?)という話を聞きますが、体調が悪いときは少し窓を開けて、外から通行人の話が聴こえるだけで心の雑音がとれるし、風がす~っと入ってきてくれただけで落ち着くときも何度もあります。

彼らの声なんて本当は聞こえないかもしれないけど、それでも大切にしていたい


小さな寝言が聴こえてきそうです。

私は精神的につらくなったとき、家族と変わらないぐらい大切にしているぬいぐるみを思いきり抱き締めます。だから彼らは愛情の証といいながらも、かなりボロボロ。本気で修理を考えるほど、限界の中、いつも私を助けてくれます。

私は彼らの声が聴こえるわけではないですが、それでもつらいときは一緒にいてくれるぬくもりとあたたかみがあります。

父が亡くなる前、病気と向き合っていた頃、私は何度も父をハグして心臓の音を聞いていました。手のぬくもりも体のぬくもりも今でもはっきりと覚えています。

その当時のスマホのメモには「パパの心臓がちゃんと聞こえているこの時間を大切にしよう」と記していました。

私がつらいよと言いながら抱きしめるぬいぐるみたちにも私からしてみると心臓の音が聞こえるのです。そして誰よりもそばにいてくれて助けてくれる。心のざわざわが落ち着いてくると、次は植物が話しかけてきてくれます。

これは実際には声は聞こえていないし、もしかしたら、幼少期にリカちゃん人形で遊んでいた癖が大人になっても抜けないのかもしれないけれど、植物をじっくり観察しているうちに気づかない間に新芽をだしている子がいたり、誰よりもたくましく育っている子がいたり、私にサプライズプレゼントを送ってくれるのが植物なのです。

風にも「色」があって、なにか動くかもしれないなと思うときは青い風が吹きます。しかも吹くというより部屋を通り抜けるような感覚を覚えます。窓から玄関、玄関から窓へとふわ~っと。

ここからは少しスピリチュアルな話ですが、きっと龍神さまなのでしょうね。私には強い能力はないので、そのお姿は一切わからないまま、いつも「あれ?」と思っていますが……。

近くにいる人よりも、ちょっと遠くにいる人が見守ってくれている


大切な後輩からいただいた1枚の写真。

目にみえないものが一番かと聞かれたら、その答えはNO。もちろん「人」も大切で、私たちは人と人との関わり合いの上で日々を生きています。

ただ近くにいる人しかわからないこともあれば、ちょっと遠くにいて客観的に見てくれている人が一番わかっていることもあるのです。

たとえば私の場合、Self0の運営はチームで運営しているものの、現場を動かしている実働部隊は私のみ。梱包から発送までをひとりで担っていますが、最近は注文もとても集中していて、少しお時間をいただく状況になっています。

お待たせしてしまっているのは事実なのですが、これでも毎日コンスタントにヤマト運輸さんには発送に行っていて、いつの間にか営業所の方達にも顔を覚えてもらい、ちょっと疲れているときやしんどそうなときは、皆さんそっと声をかけてくれます。

深い関わり合いではないけれど、私のコミュニティの中では中心となるような、そういうちょっと遠くにいても、ちゃんと見てくれている人たちとの交流を大切にしています。

つまり目にみえないものに偏り過ぎず、だけど、人にも依存することなく、ニュートラルな私でいられるのは、目にみえないものとみえるものの両方があってこそなのです。そして、さまざまな人が遠くからあたたかく見守ってくれているとわかる瞬間が必ず訪れるから。

ポカホンタスが風に対して色を感じるあの感性は、私自身もこれからも大切にしていきたいと思うし、そういう感性だからこそ負担が増えてしまう部分と長所になる部分も表裏一体だとも思います。

つらいとき、助けを求めているのに助けてもらえないのではなく、きっとその声は聞こえないけれど、私たちはたぶん自分が思っている以上の何倍もの応援をしてもらって(目に見えるものからも見えないものからも)日々、夢を追いかけられているのでしょう。

***

風水や占いは、どちらかといえば信じるタイプですが、唯一、信じていないというか(否定するつもりも一切ないのですが)私にとって支えになっているのは、家族でもあるぬいぐるみ。

そんな私の部屋はアトリエと表現しながら、ミニマリストさんとは相反する、植物やさまざまなキャラクターが集う不思議な空間なのですが、時間があれば、ゆっくりしたいと思う、そしてゆっくりするだけではなく、きちんと心とからだが充電できる不思議なおうちや居場所に囲まれて、毎日を一生懸命走っています。

今回の記事も、一緒にこの世界を懸命に生きるどこかの誰かにとって小さなきっかけとなりますように。

Self0もたくましく成長中なので、皆さん、ぜひぜひ遊びにきてくださいね♩

今日一日を大切に。
太陽の恵みに感謝。

Self0|ERICA YAMAGUCHI(atelier ERICA inc.)

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