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マーケ長


はじめまして!東京iPhoneメンターのえりかです。(受講生時代は13期)

今回は、
「マーケ長として、Geekの入り口を俯瞰して得たもの、学んだもの」
というテーマに基づいて、今の立場から発信していきたいと思います!


ちょうど一年前の今日(6/1)、ご縁がありメンターとしてGeekSalonに関わるようになりました。当時の私はとんでもなくポンコツでしたが、この一年色々なポジションや経験をさせていただき、レベル100ぐらいに上がったのでは?と思えるまでに至りました。
特に今年に入ってからマーケ長として携わらせていただき、自分からチャンスを掴むことができる機会が倍増し、成長度合いが指数関数的に伸びたので、そのことも踏まえのんびり書いていきたいと思います。


●マーケ長になった人、
●GeekSalonにある3領域の中で自分のやりたい分野を模索中の人、
●マーケ長に興味がある人、
●マーケに対して食わず嫌いの人、

など幅広くの方に、私の微量な思いが届けばいいなと思って書きます!

それ以外にも、他の領域に転用できる考え方を1メンターとして発信していきます。​


0.0はじめに

はじめにマーケ長に限らず全領域において、
「メンターとして意識して欲しい&身につけるべきであろう考え方やスタンス」を書きます。

・言語化する能力(ブレイクダウン)
・得られた学びの抽象度をあげること
  →事実から深掘り、「なんで?」を繰り返して探る
・定量的に物事を考え / 捉え / 発信する力
・要素分解する力(大分類→小分類→...)WBS構造

これらの能力はどの領域でも身につくと思いますが、このnoteでは私がマーケ長としての側面から得られたことを書いていきます。

0.マーケ長の仕事

まずはざっとマーケ長の業務内容について。
マーケ長として、みる分野は大きく分けて主に3つ。
・マーケチーム
・説明会
・体験会
他にもやることをあげたらキリがないですが、とりあえず今回は特に思いいれがあるマーケチームから得られたものを中心に書いていきます。

そもそもマーケは他の領域(コンテンツやHR)に比べ、
一番数値がすぐに反映されやすく、達成・未達成が一目瞭然な分野なので、無機質に数字ばかり追いかけている領域、と思っている人は多いと思います。

なので、マーケ長は数字を誰よりも追い求めて、もはや数値の虜になっているポジションなのでは?と誤解されがちです。

もちろんその一面もあるのですが、特にマーケ長という観点に絞ると、
・マーケリーダー中心のマネジメント、
・実際の現場まで踏み入れた足りていない部分の補完、
・PDCAが回せるような仕組み作り、
・モチベーションを加速させるようなシステム作り、
・次Qにむけた文化仕込みなど、
足下の業務から少し先を見据えた部分まで、とりあえず数値だけに依存していない幅広いところも見ています。後述する、人間的な部分も大いに感じることができるポジションだと私は思っています。

そのような意外と数値以外にも幅広いことに手を出しているマーケ長をやっていて私自身が身についたこと・得られたことをこれから書いていきます。

1.得た知見・伝えたいこと


【数値は嘘をつかない!定量的に細かく判断できる人になろう!】
指標って本当に大事です。2019年からメンターやっている人はわかるように、KPIを完走数→リリース数にした瞬間にwebコースでリリースブームが起きて他のコースもその波に乗りましたよね!
合宿のワークでいつかやったことがあると思いますが、以下目標を決める&提示する際に重要だと思う点について

・人間の先入観は目標次第で勝手に変わる(天井次第)
・報告は定量的根拠で示すことが基本。
・議事録がチームの効率を左右する


<人間の先入観は目標次第で勝手に変わる>
マーケの目標数値について0Qと1Qで振り返ってみると
0Q:目標よりも上か下(2択)で結果を判断&周りのチームを意識させてなかった
→初速がチームによってバラバラ
1Q:天気GAS(mrk_leaderに流れる)で5択で結果を表示&GASで全チームの数値結果を流す
→0Qよりも1Qの初速は倍増以上。
(変数が他にもあるので一概に指標を多くした結果かはわからないが)

具体的に1Q初速結果を書いておきます。
1週目エントリー:37.3
2週目エントリー:141.3

他の変数としては、マーケリーダーフライングインストール(リーダーとしてのマインド面と、業務内容について、合宿の日の細かいタイムスケジュールなども共有した気が)が大きかったです。

多くのチームは曇りにならないように頑張ろうという感じであの指標を使っていたはずです。指標は細かくすればするほど自チームの立ち位置を意識できる気がします。という知見。

<報告は定量的根拠で示すことが基本>
次に、定量把握二つ目です。
例えばTwitterDM効果あるよ!(定性的)ではなく、何時間かけて○人にDMしたら返事きたのが○人で、cvは○人だった(そのうち入会は○人まであるとなおよし)っていう定量的見方をしましょう。これができるようになればコスパ良い施策だけを選定できて(コスパ悪いと定量判断したものは切る)、本来目指すべき「最短で目標達成」ができるようになるはず。

2Q以降の、説明会KPI+チーム経由KPIを追う場合のブレイクダウンの仕方の例も書いておくと、
まず、全体KPIから説明会とチーム経由に数値を分解。

説明会は一人当たり何入会すれば良いか。

前のQから個人ごとの入会率がわかるので、何人説明会を行えば個人入会数をそれぞれ達成できるか逆算

そこから1週間に何回説明会シフトに入れば良いか逆算。そのシフト数はその人にとって現実的なものか?これがクリアできれば問題ないし、ここで非現実的な結果が出たら、他の施策でその分補うor入会率をあげる施策を速攻実践する、など次のアクションを考える

って感じで定量的根拠を元にどんどんブレイクダウンしていくんです。
「こういう報告ができるようになる=自分の思考が上がる+ FBの質も高まる」という好循環を自分から生み出していきましょう!
もし定量根拠なしで報告したら、数値的根拠を固めてきてね、というFBしかもらえないと思いますが、このように定量的報告をすれば、その数値は妥当か?とさらに一歩踏み込んだFBをもらえます。

合宿でよくやるやつですが、
「入会数 = エントリー数×着席率×入会率」
の方程式をプレーヤーも全員理解してるリテラシー風土作りなども大事ですよね。
目標より達していなかったら、いつまでにその穴を埋めるのか、数値計算を全体KPIから常に逆算するってことも全員できるとめっちゃ強い。要はリーダーに依存しすぎない環境が組織として良い状態。


それと、全体KPIを決めるQはじめの時に関して、
KGIの東京リリース500を達成するためにそこから逆算してやります。
カリキュラムシートに詳細がのっているので、それを見ながら(マーケインターンもエントリー積んでくれることを考慮し)、最大限モチベが高まるような数値を設定しましょう。
天井を決めるとそれ以上頑張らなくなるので、もっともパフォーマンス高まる目標数になるようにしましょう。(頑張ればぎり達成できる+目標数値は低すぎてもぬるま湯でよくないし、目標数値高すぎてもモチベ的に続かないし、良い加減が重要です)
・70点の人に80点を目指させるより90点を目指させた方が結果良くなる
・40点の人に80点を目指させるのは現実味がなくモチベ下がるだけ
と同じです。

モチベの目安としては、0Qの140がギリギリだったこともあり
140×次Qメンター数(マーケチーム入らない人も含む)/(0Qメンター数28人)
を一つの指標に、あとはKGIとの兼ね合いで決めると最適解ですおそらく。


<議事録がチームの効率を左右する>
①見た目でパッと読みやすく!
・数値ベースで現状を把握できるように
・現状と目標(理想)との差異=>好調なのか不調なのか?
・不調の場合=>どうすれば目標に追いつける?どこが課題?
・NAは「誰が」「何を」「いつまでに」

②これってどこに書いてある?と言われない議事録に!
こういう省けるコミュニケーションコストはリーダーがキャパる原因になります。せっかくMtgでNAを決めても、「どこに書いてあったか忘れたのでもう一度教えて!」「期限を見落としててやり忘れました!」などは議事録の見た目に左右すると私は思ってます。

③Mtgでのタイムスケジュールは緻密に。
Mtgではアイデアを一から考える場ではなく、あらかじめ議事録に準備してきたもの(みんなにアイデア求めるなど)を発散させたりFBし合いその後のアクションを決めるために話をすり合わせる場、もっと欲を言えばその時間中にアクションまでできて数値を積むことができるのが効率良い生産性あるMtgだと思います。そういうMtgは議事録と事前準備次第。
共有する時間とアイデアを発散させる時間を分けて効率よいMtgをしましょう。
ただ話し合って終わりではなく、今日のMtgでは〇〇が新しく得られた!Mtg終わった瞬間からNAが実行できる状態、とチームメンバー全員が思えるような構成を意識してください。


【初速が大事!】
何事もそうですが、マーケチームも説明会も初速がよいとスタンダード(これはできて当たり前という閾値のような)が高くなり自分にも周りにもよい影響を与えます。
コンテンツなどは3ヶ月後にリリースという結果が出るのに対してマーケは動いた分だけ初速を爆発させることができる分野なので、最初を意識して取り組んでほしいです!

KPI達成に向けて1Qで最後頑張ったこと一覧です。この部分を最初から頑張ればもっとコスパ良い説はあります笑 こういうのも初速を生み出すために意識できると良さそうという意味で書きます。
・NPS高い人に2コース目リファ
→Exの体験会に誘う・2ヶ月目あたりから2コース目の訴求をしてみる・デザイン/ビデオコース
・マーケインターン生の空いてる枠など交渉
・オンラインイベント後アンケートで興味度回収
・あたため・追っかけの徹底

話それますが、追っかけもただ追いかけるのではなく、どうやったら返信くるかなどを念頭に一個ずつの行動が今やっている通りでいいのか?と思いながらやっていくとより精度高まると思います。(これはマーケだけでなくなんでもそう)
それと、一つ一つ蓄積していくことが大事です。追っかけをやろう!と思っても、まず文章がないから作らないといけない、どうすればいい文章になるんだろう、、などなど時には再考することも大事ですが、あまり時間を使わなくていい部分でもあります。こういうところを迷わずできるような整備って大切です。
ついでに、
<今後やった方が良さそうなこと>
・説明会申込者にGeekSalonに対する興味度をLINEで事前に聞く
・LINE文面ABテストで最適解見つける
・GASなどで着席・入会率も意識させる
・新メンターがどこに何があるかわからない現象&DMで飛ばされる質問をquestion_Mrkに蓄積
・他にも、効率よくなる仕組みを自動化
・マーケリーダーに声かける場面やかけた内容も蓄積していいのかな、
→この場面でこう困ってた、こう返信したら解決したなど、


【このポジションで意識して欲しいこと】
・全体を把握すること
・他地域の吸い上げでより質の高いものをみんなに普及
・理想と現状から課題を洗い出し、要素分解する
・FBを能動的に聞く

<前者二つについて。>
私は、福岡・京都・東京の全マーケチームのチャンネルに入って、スレッドの中身まで全部みてました笑 ここまでしなくてもいいと思うけど、他地域でいい文面ややり方などを東京メンターに周知させるためにある程度必要かなって思ってます!マーケ長が多いならみんなでみる領域を分割してみるといいかと思います。

それと、全体像が見えた瞬間に業務効率が一気に上がったのでここまで頑張ってほしいです(多分テキパキとできるようになりキャパらなくなります)
そのためには今やってる業務を全体からみてどの立ち位置か、課題感は何でいつまでにどうやって解決するのかの筋道で物事を考えられると強いはず。
常に今の状態でいいのか?を意識する+プレーヤーに施策の妥当性検討と、よく使う文面作成などで時間を奪わせない→ここを効率よくやってもらうように縁の下で操作しておくのが大事。

ちなみに、マインドの面で私が意識していることは
・とにかく良いところ・変化を見つけて褒める
・プレーヤーとして私も動くようにする
・下の立場の人には自分の弱い部分絶対見せない

これはあくまで私のやり方なので全く真似しなくて大丈夫です!w
1つ目
特に注意する時、注意の内容から始めるのではなく、
〇〇やってくれててめちゃ嬉しい→からのさらに〇〇(本来注意したいこと)をやって欲しいな〜
これはアメリカ式褒め方で、やってて効果あると勝手に思っている。

2つ目
元メンター大城さんに、統括として意識していたことを聞いた時。
「ただみんなに指示するだけじゃなくて、自分からキックオフとかGSDCとか(マーケだったら説明会とか?エントリーとか?)をプレーヤーの立場として出るかな。やっぱりこの人俺らに指示出しするだけで何も動いてないじゃんって下の立場の人に思われたら、その人たちの士気も下がるし、指示も聞いてくれなくなるからね〜〜〜」
と言っていました。これは本当になるほどって思ったし、私がよくみる映画のマイインターンでも、社長が1プレーヤーとして細部までみているところが好きなので自分もこうしたいなって思いやっています。

3つ目
これは昔から私の性格上こうで、下の立場の人に「やばい時間ない、、テストやばくて動けない、、」みたいな何かを理由にした弱みを見せてしまうと、この人についていっても本当に大丈夫かな?って思われたり、単純に頼りない先輩の指示とかって聞きたいって思わないかなーと。これは賛否両論ありそうなのであくまで参考に。


<理想と現状から課題を洗い出し、要素分解する>
これは、KPIの本から学んだのですが、
「課題から洗い出すのではなく、理想状態から定義せよ」という考え方があります。
私も今まで課題を見つけてはそれを解決するということを幾度となく繰り返してきましたが、これって時には効率が悪いようです。
この本に書いてあった効率的なissue探しとは、理想状態から定義して、現状との差を把握しそこから課題を特定する。するといくつかの課題は、同じ理想状態に基づくものであるとわかり、束ねることができる。(大元のissueが同じとわかる)
ここに要素分解も加えられると最強で、
ある領域を種類ごとに分ける→大分類
大分類をさらに具体に落とし込む→小分類
小分類の中でのそれぞれの理想状態を定義
現状を洗い出した上で理想状態に対するギャップを把握
issueを特定し優先順位づけしたNAに落とし込む

ちなみにこの要素分解って何に対しても使えると思ってて、FBなどで深掘りしたいけど自分苦手だな〜と思う人にはぜひ実践して欲しいところです!
例)説明会入会率を60%にしたい
現状とのギャップを把握するとともに、そもそも入会率って要素に分けると何が関係してるかな?→説明会の話し方以外にも事前のメッセ、事後メッセなども関係してると気づく→具体に落とし込む
という感じで掲げた理想状態に含まれる語自体の要素から特定してみるというのも良い方法だと思います


<FBを能動的に聞く>
Mtgで、こーたさんや地域代表に報告する時、だいたい猛烈なFBを受けるため、ただ受動的に話を聞きがちです。
けど、統括である以上、リーダーたちにFBをする立場でもあります。
この、統括がするFB自体が足元の質をあげることに直結していると思います。
なので、自分にFBしてくれる人たちは、こういう視点を持って、ここにフォーカスし、こういう角度からFBしてくるのか、と自分が同じ内容を報告された時に同じ質のFBをできるようにするための吸収する場だと思って、聞くようにしましょう。
これができると、ここから得られた「学び」を抽象度高く考えることができ、他の課題に対しても転用できたり、ひいては他領域でも応用を効かせることができると思います。



【伝える力】
・履行強度が高まるような伝え方を
・結論ファースト、枠組みを意識

<履行強度が高まるような伝え方を>
他の領域長に比べて全体に対してアナウンスをする機会が何かと多いポジション。常に、どうやったらNAを履行してくれるんだろう?どうしたら文章を読んでくれるんだろう?って毎回考えていました。

自明の結論に至りましたが、
人に動いてもらうためには「短く・簡潔に・期限」を意識して伝えましょう。
短く→要点だけを伝える(太文字を乱用しすぎないなど)
簡潔に→【タイトル】をわかりやすく(見出しで何についてか提示)
期限→何をいつまでにやればいいのか。終わらせたことをどう伝えてもらうか(スタンプははじめに押しておく)

スレッドにメンションしておけば、突く時スレッドにコメントをした時に、該当者に連絡が届きます。
細かいけど、こういう些細なことが大事です。


<結論ファースト、枠組みを意識>
伝えたいことは何点あるのか?、これから話す内容で重要なこと・把握すべきことは何なのか?を先に知らされた方が聞き手としてもそこに意識を向けてくれるようになると思います。
FBする時も同様です。ある報告されたことに対して、思ったことを一気に言うよりも、「ここでの課題の要素は〇〇と××だよね、この分類に分けてそれぞれFBしていくね、」と伝えられると双方ともに頭が整理されて話しやすい・聞きやすい体制が作れると思います。



2.マーケ長として身についたもの&得られたもの

このポジションに就いてよかったことについて書きます笑
マーケ長になって苦しくなった時とかに読んでもらえればと思います笑
もしかしたら最初に読んでおくと、私よりも最短で身に付けられるかもです。

①数字の1にこだわる姿勢
②全体像を把握する力
③140、みたいな象徴的な数値
④感謝の心
⑤ざっくり言うと、達成感とわかりやすい 成功体験
⑥GRIT力


・数字の1にこだわる姿勢

マーケ長としてGeekの入り口部分を全体像から把握するようになったことで「数字の1にこだわる姿勢」が身についたように思います。
今回は、この”1”について2つの観点から書きます。

まず、入会という”1”について。そもそもこの入会数1を考えるにあたり登場してくるのがKPIです。KPIという目標に向かって全力で追い求めてる人もいれば、中には数字に囚われたくないからとあまり意識していない人もいるかと思います。
もしこれを読んだ人の中に後者のような人がいたとしたら、この記事を読む過程でこれから私が熱く語るであろう”1”の重みを実感していただけたらと思っています。
よく言われている、「KPI未達は死」という意識づけは落単現象と同じ(1度落単すると、他の教科もどうでも良くなり落単オンパレード的な)で組織のスタンダードが決まる重要なものだと私は考えているので、ぜひ”1”の重みを理解し大切にしてくれる人が1人でも増えたら嬉しいです。

話が若干外れましたが、次にマーケのKPIの意義について私なりの解釈を書きます。
マーケが追っているKPIは「全チームで○入会」と単純明快な分、
・「やり切った」or「やりきれなかった」の二択しかない。
・みんなが抱えている業務の中で最も「やり切った」か「やりきれなかった」という思いが強く出る
と私はマーケ長になった一番最初の時に思いました。

初めは責任が重すぎる気がしてこの思考の呪縛から解かれたいと思っていたけど、逆にマーケ分野でみんなの「やり切った」という感情を作ってしまえば、他の領域でもこの成功体験やスタンダードを活かせてGeek全体にプラスになるはずだ!と考えるようになり、何がなんでも達成しようとこだわる姿勢にいつしかなってました。
この後にも数値的な部分を書くと思いますが、KPI未達は死という意識づけはマーケに関わっている人が一番強く身に付きます多分。
99点と100点って頭では違うってわかってても、実際は99点でも満足する人が大半です。こういう言語化するのは難しいけど99点ではなく100点をとるという細かい部分においてのスタンスが身につくのがマーケ長で、そのスタンスをみんなにも身に付けてもらうのもマーケ長としてできることだと思っています。

=====

次に、受講生という”1”について。みんなが何気なく関わっている受講生、その人がGeekを受講するに至るまでに、どれぐらいの人のパスが関わっていると思いますか?

例えば、Geek卒業生の紹介で入ってきてくれた人に焦点を当てるなら、
そもそもその卒業生に成功体験を届けたメンターの人たちがまずいて、卒業生がGeekに高い満足度を得たことで友達をリファラルして、その友達が説明会や体験会に申し込んでくれた後、LINE@で対応してくれるSAさん、LINE@で温度感上げ作業をしているメンター、満足度高い話をしてくれる説明会メンター、数回に及ぶ地道な追っかけ作業、そして入会。
そういった全員の力が繋がって最終的に1人の人をGeekの受講生にしたんだな、って事実をこの立場になって身にしみてわかるようになりました。

今までも頭の中ではこの事実はわかっていたけれど実際に行動に反映させられるようになったのは、マーケ長になってからでした。正直今までだったらアラートの受講生がいたら、とりあえず進捗はGSDCで発表として形になるぐらいまで頑張ってもらえればいいかな、というスタンスだったと思います(本当によくないですが)が、今年になってマーケ長として私の中で感じる数値の重みが今まで感じてたものの10倍ぐらい増しになり、絶対最後まで諦めさせないし諦めない、最後リリースしてやり切ったっていう成功体験まで必ず繋げてみせる、って思いが強まりました。

という数の重みのお話でした。


・全体像を把握する力

コンテンツ長、HR長、コンテンツマーケと意見交換する機会が増えたため全体的な自分の立ち位置や、業務と業務の繋がりを強く把握できる+優秀なみんなの考えとかを吸収できる環境にあり、一連の流れを把握する力が少し身につきました。

目の前の業務をただ忙しなくこなしていると自分は何をやってるんだろう、と迷走してしまうことがあるかもしれません。そういう時は全体からの立ち位置を把握するよう立ち止まってみてください。立ち止まって初めて、マーケコンテンツHRの繋がりが見えて、ここがうまく行くためには、ここができてないといけない、ここがこう繋がってるから私は今これをやっているんだ、と落とし込めるようになると思います。
イメージつかない人は、以下について考えてみて下さい。
>>マーケがうまくいくと。。受講生が増える
>>受講生が増えると。。メンターが担当できる受講生が増えるので、コンテンツ領域においてPDCAを多く回すことができる。。結果としてメンターとしての質が上がりより良いコンテンツを届けられるようになる
>>満足度高く卒業できる受講生数が増えると。。母数が多い中からより質の高いメンターを採用できる。(=マーケでうまくいかないと、母数が少なくなりそこから質の高いメンターを抽出するのは困難、メンターの質が下がると育成コストがかかり組織としてのスタンダードや効率面に支障が出る)

この落とし込み作業ができるようになると、どこが自分を困らせてる変数なのか、それを改善する長期施策、など様々なアイデアが出てきます。またこのような鳥の目を持つと、KGIからの逆算がKPIに繋がるという逆算思考で考えられるようになり、今よりももっと質の高い行動を生み出せるのではないかなと思います。


・140、みたいな象徴的な数値

ここは作文です。読みたい人だけ読んでください。
多分、私がマーケ長やって一番よかったなって思ってる部分を秩序なくツラツラ書きます。

マーケ長として、0Qの1番最初に私に与えられたKPIは「全体で140入会」でした。実は最初の1週間、みんなの前では頑張ろう!いけるぞ〜!!!と言っていたものの、140って本当にいける数字なのかな、、私よりも勢いがある人がやった方がよかったのでは、、と勝手に1人でナイーブになっていました。が、とりあえず腹括ってやるしかないよな〜とやるからには最後まで全力で頑張ろうと思い、この辺りから毎日頭の片隅に140って数字が常にあるようになりました笑

0Qは特にチームマネジメントも試行錯誤でした。順調なチームとそうでないチーム、何が悪いとかではなく差が生じてしまう現状に追い込まれてしまうリーダーもいました。中には泣きながら相談してくれたリーダーもいて、そんな最後まで諦めないで頑張ってくれているその姿勢が本当に嬉しくて、その子よりも大泣きしてしまう問題児さを発揮してしまった時もあったりしました懐かしいなあ

特にキツかったのが、0Qラスト1週間前。
この時点で残り入会数22、つまり1日3入会(=ほぼ全員即入会レベル?)か、すでに10回近く追っかけしているAB読み109人の中の1/5が入らなきゃ厳しい数字、、という追い込まれた状況に陥ってました。当時書いてた日記が毎日数字の計算で溢れていました笑 こういう場面に数多くぶつかったからこそ、"1"の重みやKPIにこだわる姿勢が身に付いたのかなって思います。

紆余曲折があったからか、0Qのラスト3日前に目標を達成した時は、かなり発狂レベルで嬉しく、マーケ長やってよかったなって本当に思えたし、0Qで達成した140という数字は今後も追い込まれたときに、あのときできたから大丈夫って思わせてくれるであろう私にとっては思い入れ深い数値になりました!
みんなのおかげで私の中に一つ成功体験が生まれました!みんなありがとう!


・感謝の心

やっぱり、マーケ長と言う立場上、人に頼みにくいお願い事も時には頼まなくてはいけない場面が多々あります。
毎回みんなが協力してくれるたびに感謝の気持ちは忘れないで働こうって思えます。特に私が印象に残ってるエピソードをちょっとだけ書きます。
0Qのラスト10日前あたり、明日からサバゲーでみんなテンションが好調している中、最後追っかけを押し切るために、お願いしにくい状況で、LINE@の張り付きをお願いしなくてはいけない場面がありました。言いにくくて申し訳なさそうにお願いしたら、みんな嫌な顔一つせず速攻で動いてくれて、しかもマニュアルまでその場で作ってくれて、なんだか嬉しすぎて泣きそうになりました。そういった何気ないところでみんなの温かさをたくさん感じることができるポジションだと思います。
みんながカウントダウン盛り上げてくれる、1を喜んでくれる、こういう些細なところにいつもたくさん救われてます!


・ざっくり言うと、達成感とわかりやすい 成功体験

全部の領域にそれぞれいい点がたくさんあります。コンテンツやHRはそれぞれのコースごとの完走率・リリース率・コースごとの採用数、、など追うべき指標が多いから色々な数字を同じ気持ちで均等に見る能力が身につくマルチタスク性が身につく一方、マーケは、マーケチームに限っては一つの数字だけを3ヶ月追うので、複雑ではない分本当に思いいれは強くなります。

例えば、
HR→こちらがいくら採用候補をあげても、相手次第なところあり
コンテンツ→受講生の状況で止むを得ない離脱とか、Appleの申請が厳しすぎて結局リリースできないなどの外的要因による変数が多い
確かにマーケも説明会した人の状況などの外的要因もありますが、入会率が低かったらこっちで改善するし、エントリーもアクションはこちらがする、変数を握ってるのがこちらの方が多いのが特徴。だからやった分だけ結果に反映されやすく、他の領域に比べてわかりやすい 成功体験と、最後やり切った時に得られる達成感が大きいところがマーケのいいところだと思います。


・GRIT力

数字の”1”を大切に、KPIは何がなんでも達成するという目標が、実際に成果に結びついたことで、最後まで諦めなければ必ず結果はついてくるんだなあと私なりの成功体験が積めて、粘り強さが増しました。
マーケ長半年ぐらいやってたら、ゴリゴリマンになれること間違いなし。

多分見た目がヘラヘラしてるし、立派なことは他の人に比べて言えないから、ほんと?って思われてしまうだろうけど、多分Geekの今いるメンターの中ではGRIT力に関して伸び率が一番あるんじゃないかなって自負したくなるほど(多分実際は私よりすごい人たくさんいるけど)マーケやGeekの枠を超えたところでも粘り強くなりました!


3.おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
かなり、自分ベースのよくわからない文章になってしまったところもありますが、
少しでも多くの人が、目の前の受講生の1の重みや、入会の1の重みを感じてくれたら私的には本望です。
そしてこれからマーケ長ポジションをやる人には、ぜひ周りをたくさん巻き込んで自分自身も素敵なレベルアップを図ってくれたら嬉しいです!


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