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発達に特性がある子の子育て

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発達に特性があるお子さんと関わるときに役立つ記事をまとめています。
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記事一覧

子育てが「つらい」「しんどい」ときに身につけたい〇〇力

子育てが「つらい」「しんどい」ときに身につけたい〇〇力

ラジオから聞こえてきた「〇〇力」。

ラジオで本の紹介をしていたので、
図書館でさっそく借りてきました。
(読んだら欲しくなったので、買うつもり)

⁡〇〇力とは「受援力」。

📍「受援力」が身につくと


・抱えていた心配ごとが軽くなり、ストレスが減る
・ストレスが減り、心身ともに健康になる
・信頼を示すことで、思いやりのある心地よい人間関係が築ける
・相手とつながりが生まれ、そこから新しい

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発達に特性がある子の子育てに、オススメの本「ことば」編

発達に特性がある子の子育てに、オススメの本「ことば」編

障害児入所施設で私が働いていたとき
言語聴覚士の資格をもつ先輩から、教えてもらった本。

自分で買って、今も見返しています。
発達に特性がある子の子育てをサポートするときだけでなく、
私の子育ての土台となっている本です。

📖心をことばにのせて
 中川信子 ぶどう社 1990

🌟おすすめポイント1
「子育ての本質が書かれている」 


初版が発行されたのが1990年。
私が持っているの

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家で生活してる子が使えるサービスもある「福祉型障害児入所施設」

家で生活してる子が使えるサービスもある「福祉型障害児入所施設」

福祉型障害児入所施設は、
入所している子どもたちだけの
施設ではありません。

家で、家族と生活している
障害がある子が利用できる

「短期入所」「日中一時支援」のサービスもあります。

📍「短期入所」って、なに?

家で生活している子が、1泊などで宿泊ができる。
たとえば、お母さんが入院するあいだ他に子どもを見られる人がいない場合に利用できます。

入院の他には、冠婚葬祭、レスパイト(休息)

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子どもの「トイレットペーパー」問題

子どもの「トイレットペーパー」問題

子どもがトイレットペーパーを使いすぎて
詰まらせたり、
逆に短く切って使っていて
拭ききれてなかったりすることがあります。

そんな子への対応方法 2選です。

①お子さんがトイレに行くときに
できるだけ毎回ついていって、
トイレットペーパーの「ちょうどいい長さ」を伝えます。

たとえば、

🧻「ぐるぐるぐる」と、3回とったら切ってね
🧻ドア/カベに届くまで引っ張って、切ってね

と、その子に

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逆効果に気をつけたい「子どもの褒め方」

逆効果に気をつけたい「子どもの褒め方」

インスタライブで「子どもの褒め方」について質問をいただきました。

「子どもの褒め方」をパターン別に考えてみました。

📍年齢が小さい子

小さい子は褒められた経験が少ないぶん、
大人は笑顔で
わかりやすく褒めるのがおすすめ。

📍年齢が大きい子、
 弟や妹など年下の子といる子


年齢が小さい子と同じような
褒め方や接し方をするより、
少し大人扱いをする、
プライドをくすぐるような大人の

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家では「療育」を、がんばらなくていい

家では「療育」を、がんばらなくていい

なぜなら、
お母さんも、子どもも、
十分がんばっているからです。

とはいえ、

「子どものために、うちでも療育をしたい」

と考えているお母さんも、いると思います。

療育は、

・生活のなかで行える
・勉強のように課題を行う

など、いろんな内容のものがあります。

療育は、うちでは、がんばらなくていい。

子どもはもちろん、
お母さんもがんばりすぎないでほしい


と、強く強く、思い

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「うちの子、反抗期かも」発達に特性がある10代との関わり方

「うちの子、反抗期かも」発達に特性がある10代との関わり方

「最近、子どもの口調が強い」
「子どもの口数が前より減って、何を考えてるかわからない」

お母さんお父さんへ
反抗的な態度をとることもあります。

子どもの口調が強くなったり、
反対に、口数が減って、
お母さんお父さんと話す時間が少なくなったり
することがあります。

反抗期かもしれない
発達に特性がある10代の子との関わり方、
3選です。

❶意図的な「スルー」「無視」が有効なことがある

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「習い事を、休みたい」と、 発達に特性がある子が言ったときの対応方法

「習い事を、休みたい」と、 発達に特性がある子が言ったときの対応方法

私の考えは、

まず、お母さんが、
①〜③の中から、決めます。

①絶対、行かせる
②行かせても、休ませても、どっちでもいい
③休ませる

①「絶対、行かせる」と、お母さんが決めたら

「行くの?どうするの?」という質問には、
「行かなくてもいい」と言う意味が含まれていると
受け取る子もいます。

②お母さんは「行かせても、休ませても、どっちでもいい」とき


子どもと相談して決めてもいいし、

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発達に特性がある子を「病院に連れて行く」ときに、気をつけたいこと

発達に特性がある子を「病院に連れて行く」ときに、気をつけたいこと

発達に特性がある子のなかには、
通院する回数が多い子がいます。

体調不良やケガをしたときのほかにも、
小児科や精神科に定期通院している子もいます。

発達に特性がある子を病院に連れて行くときに
気をつけたい2つのポイントです。

①基本的には、「事前に」通院することを伝える


スケジュール表や日課表を使っている子には
「病院」「通院」の予定を示しておくことを
オススメします。

子どもに

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「すぐ怒る子」への対応の秘訣

「すぐ怒る子」への対応の秘訣

・すぐ怒る
・思った通りにいかないと、大声を出す。
 暴力的になる
子がいます。

子どもの歳が大きくなるにつれて
その子の体も大きくなります。

体の大きな子を制止するのは、
大人でも、とても大変。

📍ルールを決めて、トラブルを減らす


年齢や発達の特性上、
感情のコントロールが難しい子がいます。

子ども本人の努力だけで
改善が難しいときは、
「枠組み」「ルール」を作ることが有効

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発達に特性がある子の、子育てが楽しくなる教室「とまとま」

発達に特性がある子の、子育てが楽しくなる教室「とまとま」

療育や子育ての情報は、
今、たくさんあります。

でも、発達に特性がある子の子育ての悩みは、
子どものことだけではありません。

夫婦関係や将来のことなど、多岐にわたります。

オンライン教室「とまとま」では、
子どもへの対応を学べるだけでなく、
生活全体を見直すことができます。

オンライン教室「とまとま」に参加すると、こんなことが期待できます

こんな方のための、特別なオンライン教室です

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自閉スペクトラム症の診断がある子のカラダを、触ってもいい?

自閉スペクトラム症の診断がある子のカラダを、触ってもいい?

私の答えは、

「大丈夫」です。

たとえば、マッサージをすると
喜んでくれるお子さんであれば、

マッサージなど、
年齢に応じて、触れ合うといい
です。

もしも、道路を一緒に歩いていて
飛び出すのが危ないから
手をつなぎたいときは、

優しくフワッと握るよりも、
グッとしっかり手を握った方が

感覚過敏がある子でも大丈夫

ということもあります。

試してみてください。


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発達に特性がある子が「性に興味をもつと心配」

発達に特性がある子が「性に興味をもつと心配」

子どもへの性教育は、必要
だと私は確信しています。
もちろん「発達に特性がある子への性教育」も。

なぜなら、

たとえば、

大人が性の話をすることで

「子どもが性に興味をもってしまう」
と心配をするお母さんお父さんもいる
かもしれません。

性教育を、たいして受けてきていない私たち大人は、
「性教育は、ハードルが高い」と感じると思います。

でも、
性教育は、発達に特性がある子にも必要

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「この子に、どうなってほしい?」と聞かれても困る

「この子に、どうなってほしい?」と聞かれても困る

発達に特性がある子のお母さんお父さんが
お子さんが通っている療育施設や放課後等デイサービス、入所している施設の職員から

「ニーズ」や「子どもがどうなってほしいか」
と質問されることがあります。

「今が大変」だったり、
「子どもがどう成長していくのか、わからない」
なかで

「どうなってほしいか」を、言葉にするのは難しい
かもしれません。

「ニーズ」や「子どもがどうなってほしいか」
と聞かれた

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