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大阪市立科学館プラネタリウム「土星~白い氷が彩る世界」感想


大阪市立科学館のプラネタリウム上映、「土星~白い氷が彩る世界」を見てきた。
肥後橋付近に行って、次の予定まで時間があるとき、安く時間をつぶせる手段なのでいい。もちろん、内容も面白いが。

チケットを買う


地下1階のチケットカウンターでチケットを買う。このとき、見る時間を指定することができる。当日であれば早めにチケットを買っておいても大丈夫なので、中之島近辺のミュージアムめぐりをするときは参考にしよう。
ちなみに、常設展を見ずにプラネタリウムだけを見るのも可能である。
この日は遠足に来た小学生が多かった。

上映序盤は大坂の夜空


そんな感じでプラネタリウムの上映が始まった。
のんびり話を聞いていたら、スマホをプラネタリウムの暗闇の中で使い続けていた人が退場させられていた。潔い。
ちょっとおっかないが、きちんと注意をした方が利用者全体のためにはなると思う。

さそり座やへびつかい座の話をのんびり聞いていた。へびつかい座を見ると、藤村シシンさんのゲームさんぽを思い出すなあ。
アスクレピオスを「へびつかい」と呼び始めたのが誰かは知らないけど、いいネーミングだ。

大阪の今日の夜空について話したあとに、土星の話に移る。
学芸員の方の「土星はかわいい、ペットにしたい」という発言をギャグとして受け取ればいいのか本気として受け取ればいいのかわからなかった。
ファンシーグッズやテキスタイルで、宇宙モチーフとしてよく使われるのはわかる。それ意外の惑星だと、ただの玉だからなあ。


土星とその衛星は氷の星

土星はガスの惑星であり、美しい輪の部分は氷でできているらしい。
氷の層の厚みは20m程度……と、突然スケールが小さくなることに驚いた。宇宙って何万kmの単位だからなあ。
これだけ薄い層が地球から見られるのも不思議だ。

次に、土星の衛星を紹介する。
タイタンを始めとする土星の衛星は、氷でできているものばかりだ。
土星の輪はところどころ何もないところがあるけれど、そこは衛星の軌道なんだそうだ。
土星の輪も氷だし、衛星も氷でできているし、「土」というより「氷」の星である。
土星の衛星は氷でできていることから海を持つものも多く、生命発生に必要な物質も揃っているので、生命がいるのではと調査されている。
いたとしても人間とは違う存在だろうが、地球の生命がどこから来たのか考える上で重要な研究だろう。

ブラックホールの話はミュージアムショップの本で


銀河系の話をしているうちに、話題がブラックホールに飛びかけたが、今日の本題ではないので省略された。
その代わりに、学芸員の方の書いたブラックホールについての書籍がプラネタリウムで紹介された。
プラネタリウムの大画面に本の表紙が表示されるのは不思議な気分だ。背景が宇宙で本が天文学的なサイズになったようだ。
でも、知りたい人には情報のありかを教えるのはいいことだも思う。ミュージアムショップで買えるらしいし。ミュージアムグッズが売れれば成果として発表できるしな……。100円らしい。安い。

この記事を書くために大阪市立科学館のオンラインショップを見たが、思った以上にいろんなミニブックが売られていて面白い。メディアで取り上げられた科学者をネタにしたり、ダジャレタイトルだったり。今回はさっさと帰ってしまったが、今度はちゃんとミュージアムショップを見てみたい。

次の予定へのつなぎに観覧したけれど、安定したクオリティで、ふらっと入るわりに濃度が高い体験ができるのがいい。


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